「子供は2年間返してもらえなかった」獄中で12年を過ごした元女性受刑者が語る、誰からも相手にされない出所後の生活
受刑者の性処理はどうしているの?
土屋:
質問が来ているのですがいいですか。(質問を読む)受刑者はどのようにして性処理をするのでしょうか。教えてください。
西川:
8人部屋とかだったりしたら……。
中野:
男の人は「やりたい」っていうのは聞きますね。男の人は「あたり」って言うんですけれど。
西川:
あたり?
中野:
あたり=いいことが起きたみたいな感じで……(笑)。
星田:
何を言ってるかわからない(笑)。
西川:
スラングが強すぎて(笑)。
星田:
一人エッチのことですか。
中野:
そうです。一人エッチのことをあたりと言います。女の人は「ピンシャリ」。
一同:
(笑)
土屋:
ピン芸人の「ピン」ってこと?
中野:
ピンク色のことじゃないかな。
土屋:
ピンク色の米!?
西川:
それは違うだろ。
中野:
ピンク色の楽しいことです。でもそれをやったら、陰部摩擦罪でまた……。
西川:
あぁ! 陰部摩擦罪!
星田:
陰部は摩擦するもんでしょう!
西川:
じゃ、わからないように……。
土屋:
捕まってるんだから、快楽のことなんかするなってことか。
星田:
よく映画とかで男同士、女同士がペアになって……。
中野:
見たことないですけれどね。昔はあったみたいですけれど。
星田:
結構大きな罰になる?
中野:
1週間くらいですね。
ミクロマンサンライズ!!!:
看守の人とできていたりは?
中野:
結構あったと思う。女の人も男として刑務所に入ってくる人もいるので、その男方の女の子を好きになるというのは、そういうのは結構見かけます。
西川:
それこそLGBTの話になってくると、間の刑務所を作ってあげないといけないですね。
中野:
そうですね。ニューハーフの方はおっぱいが出てますからね。
自分を戒めるのも自分。自分の味方も自分
土屋:
では先生、改めてメッセージをいただきたいと思います。
中野:
罪を犯したことは反省をしないといけないんだけど、次またやり直せるという自信を持って、もう1回頑張ってほしい。だって、立ち直れないことはないから。とりあえず、頑張ろう。
土屋:
先生、ありがとうございました。板野さん、いかがですか。
板野:
勉強になりました。まずは、悪いことはしないように頑張りましょう。
星田:
今回はすごい真面目にというか、犯罪者の権利の前に、被害者のことをもっとしないといけないというのもありますし、本当にこの辺は難しいと思います。今の授業は、中学校とかでやってほしい。反面教師として、授業で見たいなと。
西川:
変な話、「以前、私は犯罪を犯しました」って言うことですからね。
中野:
すごいあとから言われます。言われるけれど、それ以上に「わかってよ」「もっと頑張っていってほしいな」と。自分が今言える立場ではないですけれど、でも自分が頑張れたから、「私だけじゃなくて、あんたも頑張れる」っていうことを、個人的にいろいろお話をさせてもらっています。
ミクロマンサンライズ!!!:
先生の子供の頃の写真があったじゃないですか。子供の頃の夢が「先生になること」って書いてあったじゃないですか。
ミクロマンサンライズ!!!:
いろいろあったと思うんですけれども、きょうの授業だったり、他でもいろいろなところで、いろいろなことを教えられているんですよね。
中野:
はい。
西川:
まわりまわって結局……。
ミクロマンサンライズ!!!:
先生になったんですよね。
中野:
いろいろなことも身についたしね。
ミクロマンサンライズ!!!:
話を聞くと踏みとどまれる人もいっぱいいるでしょうし。勉強になって、よかったなと思います。
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