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“円谷プロの特撮”を見た米軍人「これは本物の戦場か?」——映画における特撮技術の歴史を評論家が解説

「全部CGにしてしまうと逆に嘘くさくなりやすいです」

スタッフ:
 『シン・ゴジラ』の撮影のときに東映の巨大プールはあったのですか。

堺:
 もうないです。

立川:
 時代劇はCGだと難しいのですか。

堺:
 地道に電車とかが写っていれば消していると思いますよ。

梨衣名:
 そっか、昔は電車がないから。

堺:
 時代劇でいうと、『のぼうの城』という映画はスペシャルエフェクトとVFXの塊ですよね。あれは特撮映画ですよ。

画像は『のぼうの城 通常版』Amazonより。

堺:
 たとえば『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は、背景はVFXでいろいろな背景を足していますが、前の車は全部本物なんですよ。車がひっくり返るのも仕掛けでSFXです。全部CGにしてしまうと逆に嘘くさくなりやすいです。

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』画像はAmazonより。

松崎:
 最近観た映画で、スモークを全部CGでやっている日本映画があって、それは現場が作ればいいなと思うんです。砂埃とかはCGでだと、すごくわかりやすいんですよね。

堺:
 煙とか水や砂はめんどくさいんですよね。

松崎:
 『シャイニング』を観ればわかると思うのですが、バーのシーンでスモークを焚いていて、奥行きが広く見えるんです。日本映画だと『三月のライオン』はスモークを焚いているんです。全然焚かなくていいところでも焚いているんです。

 狭い場所なんだけど、狭くないように見せているんですね。雨もフィルムの場合、雨の粒が小さいと写らないんです。黒澤明監督は、モノクロ映画では薄く墨汁を混ぜて、ライトを当てると反射して写るということをやっていたといわれています。

スタッフ:
 雨もVFXで降らすのは難しいんですね。

堺:
 炎とか水は難しいですね。

松崎:
 今は爆破シーンを都内で撮れないというのもあります。だから『ゴジラ』のセットでの爆発シーンは今は撮れないんです。

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