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スマホのモバイルバッテリーは7割程度しか充電できないってマジ……? 「容量表記を信じるな」と語る元量販店スタッフがバッテリーの選び方を伝授

 今回紹介する、りーろんさんが投稿した『元量販店スタッフが教える、モバイルバッテリーゆっくり解説。基本編。容量のウソとマコト、正しい見方』という動画では、音声読み上げソフトを使用してモバイルバッテリーの容量の裏側を解説していきます。

投稿者メッセージ(動画説明文より)

元家電量販店スマホコーナースタッフが教える、モバイルバッテリーの見極め方。今回は第1弾として「モバイルバッテリーとはなんなのか」。「容量の見方」を解説していきます。


基本的なスマホなら5000mAh=1回分を参考に

魔理沙:
 モバイルバッテリーの正式名称はリチウム二次電池。複数ある二次電池のうちのひとつだ。二次電池というのは通称「蓄電池」ともいって、要は繰り返し充電して使い回せる電池のことだ。今回の説明では便宜上、リチウム電池で通させてもらう。スマートフォンを動かすためにも同じリチウム電池が入ってるんだけど、それを単独で持ち運びできるようにしているようなもんだ。

 このモバイルバッテリーを用いれば、スマホやハンディファン、その他いろいろな電子機器を充電できるようになる。

霊夢:
 ちなみに買うとしたら、どこで買うの? ネットとか家電量販店かしら?

魔理沙:
 そのふたつが主だと思う。でも最近は100円ショップやコンビニでも売ってるから、緊急でお世話になった人も多いんじゃないかな?

霊夢:
 それだけ買える場所があるとどこで買えばいいのかわからなくなるわね。どこがいいのかしら。

魔理沙:
 元量販店スタッフとしてはお店で買ってねって言いたいけど、正直スペックさえ見られれば、どこで買っても変わらないと思う。というわけで、ここからはモバイルバッテリーを選ぶのに必要 なスペックの見方を説明していく。 モバイルバッテリーを買う場合、気にする必要があるのは、容量、出力、本体サイズ、付属物、メーカー。大まかにはこの5つ。動画時間の関係で、今回は「容量」の話で終わらせる。

 改めてモバイルバッテリーにおける容量の見方を説明していく。まず最初に投稿者が売り場で容量を説明するときによく使っていた決まり文句を伝える。「基本的なスマホに対して使うなら、容量5000mAh=1回分というのを参考にして選んでください」。

霊夢:
 ミリアンペアアワー?

魔理沙:
 1時間に何アンペア充電できるかを示す数値だ。ただスマホによって容量が違うから、5000あれば確実に1回分充電できるわけじゃないし、パッケージに書かれている容量表記にも問題がある

霊夢:
 このバッテリーは容量7000あるのに、2.5回分充電できるって書いてあるわね。さっき言ってたことと、書いてあることが違うけど、どういうこと?

魔理沙:
 ここに書いてあることはウソだ。厳密にいえばウソじゃないんだが、いま一般的に出回っている端末を考えれば嘘になる確率のほうが極めて高い。ここに載せたのが、auから出た今年の秋冬モデルのアンドロイド。それと選ぶ人が多いであろうiPhoneの容量一覧だ。ここに書いてある端末だと、どれも2.5回分も充電できないだろうな。

実際に充電できる容量は記載数値の7割程度

魔理沙:
 ここからがめんどくさい部分なんだ。まずはっきり言うが、モバイルバッテリーの表記とスマホの容量表記はまったく別物だ。まず前提としてスマホの充電の時に用いられる出力電圧は5Vであることを説明しておく。

霊夢:
 出力電圧? なんのこと?

魔理沙:
 スマホを充電するときに、いつも使っている充電器の出力が5Vだっていう意味だ。このパワーを充電器が持っていないと、出力不足で使い物にならないんだ。ここからが問題だ。モバイルバッテリーの中に電気を蓄える際に使われている電力は3.6Vだ。

霊夢:
 そのままだと充電不良が起きるってこと?

魔理沙:
 そういうことだ。どうして普段使われている電力より低い値で蓄電しているのかはわからないが、この流れは投稿者が売り場で販売していたモバイルバッテリーすべてに共通していた。

霊夢:
 購入者に優しくないわね。

魔理沙:
 もともと低い出力で保持しているものを、スマホ用に置き換えるため、モバブ内で高い出力に昇圧している。3.6Vを5Vに昇圧して、普段家で使っているAC充電器と条件をそろえている。

霊夢:
 こういう手順を踏まないと、使い物にならないってことね。

魔理沙:
 つまりこの容量7000mAhのモバイルバッテリーの実質的な容量は4900mAhになる。これが本当にスマホ充電で使える容量だ。

霊夢:
 さっきの話を踏まえて、この表のスマホを使っていると、結構容量が必要そうね。

魔理沙:
 これを見てわかる人はわかると思うが、新機種のアンドロイドはだいたいバッテリー容量も大きくなっている。ただ普通の人が買うであろうiphone12や12miniは容量が3000もいかない。俗にフラッグシップモデルとも呼ばれる中型サイズのスマホの平均容量は、おおよそ3000mAhくらいだろう。

 端末の巨大化に伴ってバッテリー容量もこれからどんどん大きくなっていくだろうし、5Gの導入でその傾向や進化の速度も、より一層早くなっていくと思っている。だからこそ自分のスマホをしっかり確認して自分の使い方に合った容量のバッテリーを選んで欲しいんだ。

 あくまでパッケージに書かれている回数は信じず、バッテリーと自分のスマホの容量を照らし合わせて考えるようにしてほしいと、この動画では伝えたい。

自分のスマホ容量を把握して適したバッテリーを買う

霊夢:
 ところで自分のスマホの容量って、どうすればわかるの?

魔理沙:
 使っている端末の公式サイトや、販売キャリアの特設ページに書いてある。要は買ったところで調べろってことだな。ただ古いスマホだとHPが消えていることも想定できるから、そういうときは昔のレビュー記事とかを見ることもあるな。わからなかったら、まわりの詳しい人とかショップの販売員に聞けばいいんじゃないかな。

 ちなみにネットで出自不明なメーカーからバッテリーを買うのはあまりおすすめしない。容量10000mAhのモバイルバッテリーとスペックには書いてあるのに、中身が8000mAhしかなかったってことがあったらしい。しかも大手通販サイトで行われていたから、完全容量詐欺だ。

霊夢:
 ということはネットでバッテリーを買うのは控えたほうがいいかしら。

魔理沙:
 有名なメーカーから買う分には支障がないと思う。連絡先がしっかりしてるからな。カスタマーサービスが不明瞭、対応がずさん、そんなメーカーもたまにあるから、そういうところは注意だな。

霊夢:
 最後にまとめをお願い。

魔理沙:
 容量表記を信じるな。7割の数字で判断しよう。マイスマホの容量を把握して、適したバッテリーを買おう。わからなかったらこれだけ覚えよう。5000mAh=1回分。こんなところで容量編は以上にしたいと思う。

 容量が大きめのバッテリーを使った際に、「あれ、充電回数が思ったより少ない?」と思われた方も多いのではないでしょうか。まずは自分のスマートフォンの容量を知り、適切な容量のバッテリーを選ぶことが大事なようです。ふたりの解説をノーカットで楽しみたい方はぜひ動画をご視聴ください。

▼動画をノーカットで楽しみたい方は
こちらから視聴できます▼

元量販店スタッフが教える、モバイルバッテリーゆっくり解説。基本編。容量のウソとマコト、正しい見方

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