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謎の秘密結社『フリーメイソン』に接触した経験を潜入ライターが語る「本名から職業まで筒抜け」「入会試験は4か国語が合わさった言語で出題」

フリーメイソンの凄まじい調査力

角:
 3年前くらいに、フリーメイソンの人が「メンバーの中に詐欺をやっている人がいるから、それを告発したい」というインタビュー取材をしたんですよ。

ニポポ:
 ほう。

角:
 でも、その人が身バレをするのを怖がっているのか、メールアドレスも何回も変えるし、何より待ち合わせ場所が工場の裏なんですよ(笑)。

ニポポ:
 危ないですね。

角: 
 「工場からどこに行くの?」と、こちらもドキドキしながら行ったら、普通に喫茶店に移動して(笑)。

ニポポ:
 意外と馴染みやすいところへ連れてってくれるという(笑)。

 僕も同じような経験があるのですが、そこからの話の内容はちょっと怖かったですね。

角:
 どんな話をしたんですか?

ニポポ:
 フリーメイソンに入りたいんだったら、紹介者が2人いないといけなくて。自分ともう1人紹介して、その2人が紹介者として立ててあげるから、後は君の頑張り次第だと。

 活動に参加する時はちゃんと参加して、ということをやるんだけど、その時にはもう、僕の素性が知られていたという。

角:
 すごい!

ニポポ:
 僕、本名を公開してないのですが、それももう知っていた。さらに、当時僕は探偵会社に勤務してたんだけど、会ってメイソンの話をしてくれた次に、「なぜ君は探偵会社にいるの?」と言われて(笑)。

角:
 凄い調査能力だということですよね。

ニポポ:
 本当に。その調査部隊が若い人なんですが、熱意と腕前が凄くて。僕レベルのTwitterの発信でも引っかけてしまうくらい凄い。だから僕の「フリーメイソンに行った」というのも、言葉を濁して言ったのにしっかりチェックしていて。

角:
 すごい。 AIみたい(笑)。

ニポポ:
 僕もバレた時不思議だなと思ったんだけど、その後、会合に普通に行くと、もうみんなにバレているという。フリーメイソンのメンバーが集まる家に、「スパイが入り込んでいるぞ」という、正規メンバーにしかわからないシグナルが出るところがあって、それを鳴らされました。そこから僕のところには、まったく人が近づいて来ない。

角:
 すごい。

ニポポ:
 すごく寂しかった(笑)。

角:
 まさかのぼっちというオチ。

ニポポ:
 ぼっちにされた。いつもはみんながいろんな話してくれたりするのが、全然ダメになってしまって。

角: 
 フリーメイソン、いじめ問題。

ニポポ:
 本当ですよ。


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