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羽生善治竜王がN高校の入学式に登場。新入生に「初心忘るべからず」とメッセージ

 4月4日(水)にカドカワが創るネットの新しい高校「N高等学校」の入学式が、沖縄伊計本校(沖縄県うるま市)、ニコファーレ(東京・六本木)、8つの通学コースキャンパスにて行われ、その様子がニコニコ生放送にて中継されました。

 祝辞では、将棋界で初めて国民栄誉賞を受賞した羽生善治竜王がVTRで登場。羽生竜王はN高校の新入生に向けて「初心忘るべからず」という言葉を贈りました。

羽生善治竜王

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「初心忘るべからず」

羽生竜王:
 皆様、この度はご入学、まことにおめでとうございます。暮らしていく中で「学ぶ」というのは学校に限らず、いつまでも続いていくものだというふうに思っています。

 私自身の好きな言葉に「初心忘るべからず」という言葉があります。これは必ずしも一番最初の時の気持ち、始めた時の気持ちを忘れないようにという意味だけではなくて、それぞれの節目の時、段階段階の時の気持ちを忘れないようにするということがとても大切だというふうに言われています。

ニコファーレでの入学式に参加した新入生

 今回、皆様が入学されたこの時の気持ち、あるいは学年が上がってもう一つ上がった時の気持ち、あるいは社会に出て社会人になって活動していくとき、それぞれのその時の思い、気持ち、情熱といったものを大切にしてほしいというふうにも思っています。

 また、現在は非常に情報が多い、また変化が激しい時でもあります。
 将棋の世界においても刻々と変わっています。歴史としては現在のルールになってからすでに400年以上経っているのですが、戦術や作戦、戦法みたいなものは10年前と現在とでは大きく違いが出ています。その中でどのようにして、その時代に対応して、変化についていけるかどうかというのは、非常に発想を柔らかくする、柔軟に対応していくということがとても大切なのではないかなというふうに思います。

新しいものを生み出す側に

羽生竜王:
 もちろん人と人との付き合いであったり、それまでの習慣や風習、考え方というのはとても大切なもので、これは変わらない普遍的なものだとも思いますけども、一方で刻々と変わっていってしまうというものもありまして、その中で何を作り出して何を社会に役立てるのかということが問われているんだというふうに思っています。

沖縄伊計本校での入学式に参加した教職員

 現在のネットであったり、あるいは携帯や様々なものの中で情報というものが増えていますが、もちろんその中でそれを見て楽しむというのも一つの大事なアプローチだと思います。
 一方で逆に言うと、その中から新しいものを生み出せる作り出せるという可能性も秘めているのではないかなというふうにも思います。

 これを食材に例えると、たくさんある食材の中からそれを食べてグルメを楽しむのも一つの道ですし、その食材を使って新しい料理、新しいレシピを作るというのも一つの道だと思います。N高校に入られた皆さんは、ぜひぜひその「作る側」に回って、今までになかった美味しいもの、素晴らしいものというのを社会の人たちにたくさん提供していただきたいというふうに思っています。

 これから先の皆様方のご活躍を期待して私のお祝いの言葉に代えたいと思います。おめでとうございました。

羽生竜王の祝辞は経過時間40分頃~

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