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芸能界引退ももちが過去に破った、AKBにまつわるアイドル界のタブーとは⁈

 芸能活動15年。現カントリー・ガールズで元Berryz工房の“ももち”こと嗣永桃子(24)が、2017年6月を目処に芸能界を引退し、幼児教育の道へ進むことを発表。11月20日の『久田将義×吉田豪のタブーなワイドショー』では、彼女が持つ“高すぎるプロ意識”を過去の取材内容を交えて2人が語った。


“ももち”はとても真面目でちゃんとした人

吉田:
 ふつうに教育実習とか行ったりとかしてて、元々そっちに興味がある人だったんですよ。
 その後に“ももちキャラ”で芸能界とかバラエティでブレイクして。ハロプロであんなにバラエティで結果出した人ってあまり居ないんですけど、そういない人が芸能界を諦めるっていう。

久田:
 なるほど。

吉田:
 とても真面目でちゃんとした人なんですよ。

久田:
 あっ、要するに。

吉田:
 “ももち”っていうキャラを真面目にちゃんとやってるんですよ。

久田:
 真面目にやっているから、ああいうキャラ。なるほどなるほど。

吉田:
 だから全くブレのない、隙のないキャラを演じきることが出来るんです。

久田:
 プロですね。

吉田:
 昔から嗣永プロって言われてて、小学生の頃からプロのアイドルを演じきってきた人なんです。芸能界に向いてるのは間違いないんですけど、まあ惜しいですよ。

久田:
 なるほど。

吉田:
 すごいちゃんとした人ですからね。

久田:
 こういう真面目な人だったら、教育の分野でもちゃんとするんでしょうね。

アイドル鎖国状態にももちが投じた“禁じ手”とは!?

吉田:
 バラエティで成功したきっかけっていうのが、めちゃイケの「AKB以外だらけの大運動会」という企画があって、PASSPO☆だ何だといろんなグループがいる中。叩かれる覚悟で1人暴走して、極楽の加藤さんにボコボコに蹴られたりしながら、一切痛みを感じさせない。

久田:
 どういうこと? (笑)。

吉田:
 要はまゆゆとかが蹴られたら、ふざけんな! ってなるじゃないですか。でも、ももちはそうならない様に、加藤浩次と完璧なプロレスみたいなのをやったんですよ。

久田:
 なるほどなるほど、すばらしいですね。

吉田:
 で、一度本人を取材した時に色々と聞いたんですよ。あれはどこまで台本が決まってたのかって。そしたら、何も決まってなくて、全て自分が腹くくってやった事だって言ってました。
 そもそも当時ってAKBとハロプロの間にものすごい溝があって、AKBっていう名前も出しちゃいけない時期だったんですよ。

 名前も出せないから手で4とか8とか出して話したりするような時期で。そんな中で突然「会いたかった会いたかったももちにー」ってAKBの曲を歌って、蹴られるところから番組が始まるんです。あれは台本? って聞いたら、あれも事務所的に絶対歌っちゃいけないんだけど、腹くくって一歩踏み出したと。

久田:
 すごいですね。

吉田:
 すごいんですよ。

久田:
 ちょっと前の話だよね、AKBって名前出せない時期ってあったじゃない。

吉田:
 もっと鎖国状態だったときに自分で道を切り開いた人で。

久田:
 真面目すぎてアナーキーな方ですね。

吉田:
 それで一発ウケた瞬間に一気に方向性変えて、ももちをバラエティに売り込み始めた事務所もすごい。

久田:
 僕もちょっとしか見たことないんで、面白いなっていうぐらいのざっくりとした感想しかないんだけど。

吉田:
 天才の1人ですよ。天才の1人がこういう形で芸能界から居なくなっちゃうのは本当に惜しいですね。

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