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グラビアモデルとしても活躍する演歌歌手が「歌ってみた」に降臨! ボカロPとタッグを組みオリジナル曲をリリースする望月琉叶にインタビュー

 2022年春にスタートした「歌ってみた Collection(歌コレ)」。インターネット等で活動する歌い手やクリエイター、ユーザー、企業など「歌ってみた」に関わる全ての方が参加できる投稿祭だ。
 歌コレ公式サイトでは、全部門を横断するランキングTOP100、ニコニコ動画で歌い手デビューしてから2年以内のルーキーランキング、2名以上で歌唱するグループ部門、ボカロPが優勝者を決定するボカロP部門などさまざまな部門が展開されている。

 本記事では、そんな歌コレで初音ミクの声マネをして注目を集めた望月琉叶さんのインタビューをお送りします。
 望月さんは“日本レコード大賞新人賞”を受賞し、演歌歌手としても活動、ニコニコ超パーティーへの出演のほか、10月からはボカロPとタッグを組んで5曲連続でオリジナル曲をリリースするなど、注目度が急上昇しています。
 “演歌”、“アイドル”、“グラビア”とマルチに活躍する望月琉叶さんの動画投稿のきっかけや、影響を受けたアーティスト、今後リリースされるオリジナル楽曲への意気込みを語るインタビューを、ぜひお楽しみください。

目に見える形で「初音ミクと望月琉叶のコラボ」が実現できた

――「【レコ大新人賞歌手】ロミオとシンデレラ【歌ってみた】」の選曲理由や、思い入れをお聞かせください。

望月:
 中学生の時に周りの友達がみんな聞いていたので、私も聞いてみたところ、すごく良い曲でそこからずっとハマっています。カラオケで歌う度にすごく喜ばれる1曲で、今でもずっと大好きな曲です。

――収録する際にこだわった点や聴いてほしいポイント、苦労した点などがありましたらお聞かせください。

望月:
 私のアイデンティティの演歌とのコラボを意識し、妖艶に歌いました。望月琉叶らしさを出すために自分なりに沢山練習して、レコーディングに挑んだ曲です。皆さんに、沢山聞いて頂けたら嬉しいです!

――同日投稿の「【レコ大新人賞歌手】裏表ラバーズ【歌ってみた】」は“演歌歌手”の望月琉叶と“初音ミクものまね”の望月琉叶のコラボ作品となっています。サムネイルはどのように制作されましたか?

望月:
 昔から初音ミクちゃんが大好きだったので、ミクちゃんのコスプレをして撮影に挑ませて頂きました! サムネイルに関しては、目に見える形で「初音ミクと望月琉叶のコラボ」が実現できたのではないかと思っております! 
 この曲はミクちゃんの声真似をしながら歌っている部分と、演歌調で歌っている部分が混ざっている作品です。この曲も制作にあたり、猛練習してきました! ちなみに、自宅で収録しています。この作品ができて嬉しい気持ちでいっぱいです!

――グラビアの写真集なども発売されていますが、これまでもお仕事や趣味などでコスプレされる機会は多かったのでしょうか?

望月:
 私は、「民族ハッピー組」というアイドルグループでも活動しています。その活動の中で、イベント等でコスプレをさせて頂く機会が結構あります! 昔は結構男装したりもしてました 。

グラビアとしても活動 中山雅文/講談社

――プロフィールを拝見すると、高校時代から初音ミクのモノマネをされていたとのことですが、当時はどのような曲でモノマネをされていましたか?

望月:
 裏音ラバーズ、メルト等です! 友達とカラオケに行った際に、よくモノマネを披露しています!

――「裏表ラバーズ」では普通に歌うパートと“声真似”パート、両方あることで収録の際に苦戦したことや、工夫したことなどはありますか?

望月:
 演歌調で歌わないといけない部分が、ミクちゃんの声真似になりそうになったりしました。でも、頭をフル回転させてそうならないように頑張って収録しました。

――動画についたコメントで、いちばん印象に残ったのはどんなものでしたか?

望月:
 うぽつ「動画アップおめでとう!」という意味で、沢山の方に祝福されている気持ちになり、とても嬉しかったです!

――また、歌コレで初めてニコニコ動画に「歌ってみた」動画を投稿されているかと思います。動画を投稿しようと思ったきっかけを教えてください。

望月:
 昔から初音ミクちゃんが好きだったので、ミクちゃんの曲を歌いたいな! と思い、投稿を始めました。

「この5曲を大切に、そしてヒットさせていきたい」

――演歌歌手として日本レコード大賞新人賞を獲得されていますが、アイドルとしてもご活動されていたかと思います。ご自身の中で、アイドルから演歌歌手として活動が変化するに伴って、どのような心境の変化があったのでしょうか?

望月:
 今でもアイドルグループの一員として活動してるのですが、演歌で学んだことがアイドルに活きたり、アイドルとして培ったものが演歌に役立ったりと両方なくてはならない活動です。演歌、アイドル共にそれぞれの活動の楽しさ、難しさがありますが今後も両立できるようにがんばります。

「民族ハッピー組」のメンバーとしても活動中

――これまでアイドル、演歌歌手として歌ってきた経験と、動画投稿のための収録で違いはありましたか?

望月:
 もともと子供の頃はボカロ曲ばかり歌ってましたので、逆に歌ってみたの収録の方がすんなりいきましたw

――歌い方や活動方針などで影響を受けているアーティストや歌い手さんがいれば、誰のどんなところに影響を受けているか教えてください。

望月:
 子供の頃は美川憲一さんが大好きで聞いていたので低音をきれいに歌うという事にあこがれていました。今もその影響か低音に関しては評価が高いです。おそらく無意識に影響を受けてるんだと思います。

――10月からはボカロPさん書き下ろしのオリジナル楽曲が5作リリースされます。企画が立ち上がったときの心境をお聞かせください。

望月:
 「今までにやったことのないことを成し遂げられるのではないか!」というワクワクな気持ちでいっぱいでした。
 でも実際に皆さんが話し合いを重ねてくださって話が動きはじめるとピリッと引き締まった気持ちに変化してきました。この5曲を大切にそしてヒットさせていきたいと思います。

――今回、この企画に参加されるボカロPさんは望月さんのご希望もあったのでしょうか?

望月:
 はい。私の好きなボカロPさんの名前は事前にお伝えしていました。日程的に難しく今回は参加いただけなかったボカロPさんもいらっしゃいますが、これを機に今後もご一緒できる機会があればうれしいです。

――1作目のボカロPさんはjon-YAKITORYさんですが、最初に書き下ろしの「MONSTER」を聴いたときの最初の印象を教えてください。

望月:
 背中がゾワゾワしました。演歌って元々は演説歌といって政治活動時に歌う歌で、社会に対する主張などを行っていたようです。この曲(歌詞)を聞いてまさに演説歌、つまり演歌だなと思いました。

――「MONSTER」はどのような歌になっているのでしょうか? 歌詞や曲を聴いてどのように解釈されたかお伺いできますでしょうか。

望月:
 人間として生きているけれど、果たして自分が人間として扱われているのか扱われていないのか不安で不安で。
 でも自分に与えられた場所を自分なりに精一杯生きてる。けどそれが本当に正しいのかわからない。
 自分がどんどん自分ではない他の物になっていってる不安と世間から見た自分をモンスターに例えた曲だと理解しています。

――これから毎月連続で4作もリリースされていきます。オリジナル楽曲を全5曲提供してもらうことに関して、お気持ちをお聞かせください。

望月:
 とても嬉しい気持ちでいっぱいです。今まで見たことのない望月琉叶を沢山見せていきたいと思っています! 宜しくお願い致します!

――今後の活動で挑戦してみたいことや目標などがあればお聞かせください。

望月:
 朝まで生ライブをしてみたいです。声が出なくなるまでファンの方と盛り上がれたらうれしいです。

――ご自身の活動でアピールしたいものがあれば、お願いします!

望月:
 去年は日本レコード大賞新人賞をいただきましたが今年は日本歌手協会の最優秀新人賞をいただく事になりました。みなさんが私に下さる期待を裏切らないように頑張っていきたいと思います。

――最後に、読んでくれた方にメッセージをお願いします。

望月:
 この5曲を通じて今まで望月琉叶を知らなかった方たちにもっともっと私という人間を知ってもらえるように頑張っていきますので、望月琉叶を宜しくお願い致します!

Information

各配信サイトにてストリーミング&ダウンロード COKM 44019
配信中

MONSTER
作詞・作曲・編曲: jon YAKITORY

【プロデューサー:jon YAKITORY(ジョン ヤキトリー)】
ブラックミュージックのビート感とボカロミュージックの融合に挑戦するボカロP。
2020年3月に投稿しバイラルヒットしたシカバネーゼ (feat. Ado) はYouTubeでの再生回数が1,200万再⽣を越える。
⽊村拓哉主演大人気ゲームシリーズ 『LOST JUDGEMENT:裁かれざる記憶』の主題歌に蝸旋(feat. Ado) を書き下ろし、大きな話題を呼んでいる今注目のボカロP。

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