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「完全にキマってます」町山智浩がマリファナまみれのトランプ支持者集会に突撃生中継【全文書き起こし】

学生のトランプ支持者は何を思っているのか?

堀:
 それにしても先ほどのジェシーさんは聡明な方でしたね。

水道橋博士:
 ホントですよ。

町山:
 ジェシー、ありがとう!

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堀:
 町山さん、ありがとうございます! では、いったんスタジオに引き取らさせていただきますね。

(再びスタジオに)

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堀:
 では、ここで再び町山さんが事前にトランプ支持者に話を伺ったVTRを見てみましょうか? では、その模様をどうぞ。

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町山:
 彼は保守的な家庭で育っていつも保守党を支持してきた、と。彼らは皆、ニューヨークの南にあるスタテンアイランドから来た学生で両親が警察官や消防士だそうです。現在、警官による黒人の殺害事件に端を発する『ブラック・ライブズ・マター(黒人の命には価値がある)』運動が起こっているけども、同様に警官の命も大切だろうと言っていますね。また、トランプの税金を下げる政策はビジネスを活性化させる上でも素晴らしいアイデアだとも言っています。そして、オバマのせいで中東に軍隊を送らなければいけなくなっているが、それはもう我々の役目ではない。ヒラリーになってもそれが続くのはバカげているという声も挙がっていますね。OK、サンキュー。以上、現地からのリポートでした。

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堀:
 ありがとうございます。最後にもう一度、町山さんの生中継とつなぐことにしましょうか。

町山:
 どうも町山です。

堀:
 先ほどは素晴らしいリポートありがとうございました!

町山:
 すみません、無茶苦茶で(笑)。こちらは今、トランプ優勢で大盛り上がりの状況です。先ほども、新しくプラウドボーイズに入った若者を通過儀礼として、皆で殴るというような行為をしておりました。

堀:
 それはやめたほうが……(苦笑)。

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町山:
 この大接戦を見ていて僕がショックなのは、1940年からずっと70年以上続いている子ども投票の結果と異なるという点です。学校の小中高生相手にアンケートを取っていて、「どっちの候補に入れるか?」っていうのを実施するわけですが、過去に2回しか外していないほど的中率が高いんです。今回もヒラリーさんが圧勝という結果が出ているんですが、ふたを開けるとそうではなかったという……。

堀:
 ほうほう。

町山:
 両親の会話の内容を聞いている子どもですから、それだけ結果と比例するのが大方なんです。ところが今回はそうではない。
 考えられるに、家の中では子どもがいる手前、トランプと言うのは憚られる。きっとお父さんもお母さんも濁しながら話していたんでしょう。ヒラリーと言ってたけど、内心はトランプという人もいたに違いない。つまり隠れトランプ支持者がものすごくいて、それが子ども投票と現在の投票が重ならない理由なのではないかと。どれだけ隠れトランプがいたんだという話ですね(苦笑)。かなり優勢になっているトランプですから、再びプラウドボーイズに声を聞いてみたいと思いますね。

堀:
 お願いします。

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町山:
 トランプが優勢です。今の気持ちは幸せですか?

男性:
 う~ん、僕はカナダ人だから投票権はないんだけど、カナダは必ずアメリカの影響を受ける国。それゆえ僕はトランプを応援している。

堀:
 カナダもそれに準じて強い国として独立性を保ちたいということでしょうかね。

白人主義のプラウドボーイズになぜ日系人や多様な人種が集うのか?

(また大きな歓声が)

町山:
 トランプがどこかの州を制したのでしょうか? 先ほどからお祭り状態のような雰囲気になってきていますね。一人、ライアン君という日系人のプラウドボーイズがいるので話を聞いてみましょう。

堀:
 おお! それは興味深いですね。

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町山:
 お父さんは日本生まれの日本人のようです。なぜ日系人のあなたが、白人至上主義のプラウドボーイズに入ろうと思ったんですか?

ライアン:
 ここには、フィリピン人も南アフリカ人もいるんだ。僕たちは西洋人的な文化に適応している。だから出自や人種は関係ないんだ。僕たちは自分たちがなりたいものになるし、アメリカ人にもなれるんだよ。言いたいことを言うことが大切だよ。たしかに日系人にとって、第二次大戦直後はアメリカではあまり良い状況にあったとは言えないと思う。でも、今はだいぶ違う。悲劇は繰り返さない。例えば、付き合っていた女の子と別れたとして、その後、まったく同じ容姿の別人が現れたとしても、同じようには付き合わないだろ? 同じことを繰り返すなんてことは、そうそうあるもんじゃないんだよ。

町山:
 トランプの移民対策に関してはどう思ってる?

ライアン:
 難民や移民を受け入れたイギリスやドイツを見てくれよ? うまくいっていないことが明らかだ。トランプのことをとやかくいう人もいるけど、この国では過去に失敗した人がいつまでも失敗した人という扱いにはならない。過去にドイツは世界大戦で愚かなことをしたけど、今のドイツを見ていつまでも過去を引きずっている人なんてほとんどいない。トランプのこれからに着目するべきだよ。

町山:
 ここに集まったとき、正直なところこの優勢を想像した? 本当はマイノリティであることを自覚して、見守るつもりだったんじゃないのかな?

ライアン:
 そんなことは気にしなかったよ。僕たちは仲間で兄弟なんだ。だからここに来たんだよ(笑)。

町山:
 オッケー、サンキュー! 次は彼に聞いてみましょうか?

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町山:
 この快進撃を予想した?

男性:
 誰も予想していなかったよ! ここまで圧勝だとは思わなかったよ! 今日は興奮して寝れそうにないよ(笑)。

まさかの津田大介氏登場!

町山:
 あ! 津田大介さんを発見しました!

堀:
 津田さんが来ているんですか? あ、ホントだ!

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堀:
 津田さん、何やってんですか!?

津田:
 CSのテレ朝の番組でリポートをしています(笑)。

堀:
 ちょっと! ニコ生もオファーしていたのになんでこっちに出てくれなかったんですか!

津田:
 いや、だから今出てるじゃないですか(笑)。

堀:
 たしかにそうだけど(笑)。

町山:
 ははははは! 津田さんはこの状況をどう見ています?

津田:
 昨日までの「ヒラリーで決まり」みたいな変な雰囲気から一転してこの状況というのは、Brexit(英国のEU離脱に伴う国民投票)を思い出しますよね。こんな形で歴史的瞬間に立ち会いたくなかったです(苦笑)。TPPもなんだかんだでヒラリーさんだったらやる可能性があったと思いますが、トランプさんになったことで立ち消えになる可能性が……一体、今までは何だったんだって思いますよね。

町山:
 負けたヒラリー支持者の不満はどう解消していくんですかね?

津田:
 ツイッターのトレンドになっていますけど、カナダの移民局のサーバーが落ちたらしいですから、リアルに考えているんじゃないですかね。でも、こういうダイナミックなことが起こるのが、良くも悪くもアメリカ的だなぁという感じがしますね。それくらいエスタブリッシュメントに対する憤怒が大きかったということなのかなぁ。

町山:
 保守的な白人女性や主婦層もヒラリーさんを拒否したという結果ですからね。保守層の多い南部で取材したときに、多くの女性たちが旦那さんの意見に耳を傾けているだけの、あまり自らの意見を持たない女性という印象を受けました。それにもかかわらずヒラリーさんにNOと叩きつけたという事実は大きいと思います。白人って全体の約60%しかいなくて、その半分が女性ですから白人男性は約30%しかいないという状況です。その中で果たしてトランプが勝てるのか? と疑問符だったんですけど、多くの白人女性がトランプに票を入れたということも明らかになった。これは驚きですよ。

津田:
 トランプになったらたくさん語ることもあるでしょうね。

町山:
 それはまた別の機会に、ということですかね。この周りは大喜びしている人たちだらけだけど、僕は自分の持ち株をどうしようとか、移民だから排斥されるのかとか、別の意味で寝られませんよ!(笑) 

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堀:
 町山さん、津田さん、ありがとうございます! 一旦こちらに預からせていただきますので、ありがとうございました! 最後に、町山さんユーザーにメッセージをお願い致します!

町山:
 途中で口で言えないような呂律の回らない事態になってしまい大変失礼いたしました!(笑)

堀:
 言っちゃだめですよ!(笑)

町山:
 申し訳ございませんでした!

堀:
 いえいえ、こちらこそありがとうございました!

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