話題の記事

とある”混浴温泉”潜入レポ 湯船から顔を出す無数のスケベおじさん、通称「ワニ」の生態に迫る

 潜入ライターとして活躍するニポポ氏が、5月28日放送の「ニポポのニコ論壇時評」にて、埼玉県比企郡吉見町にある混浴温泉「百穴温泉」に潜入したレポートを公開しました。

 潜入アイドルのみづきあかり氏とともに、温泉を満喫するニポポ氏ですが、そこには女性の身体を眺めるために湯船に潜むおじさん、通称「ワニ」が存在していました。

 本記事では、“謎の混浴温泉”潜入シリーズの【後編】として、大浴場の様子や、混浴風呂に入り浸る「ワニ」について、ニポポ氏が体験したエピソードをお届けします。

左からニポポ氏みづきあかり氏

―関連記事―

【ザ・新興宗教】心霊スポット化した山奥の宗教施設に潜入したら500円払って修行体験することになった話「みなさんめちゃくちゃ親切でした」

毎夏恒例のホラー企画『タクシー運転者が案内する心霊スポット巡礼ツアー』の生中継が決定

【ザ・新興宗教】セックス教団『リトル・ペブル同宿会』潜入レポート。教団責任者が唱える″償いのセックス”に密着


入浴する女性を眺める「ワニ」

ニポポ:
 埼玉県比企郡吉見町にある「百穴温泉 春奈」なんですけれども、ここは、東京都内から一番近い混浴温泉ということで、「素人女性さんの裸が見たい」という熱き想いと血潮。これを燃え滾らせる者たちが訪れます。

 で、その人たちは「ワニ」と呼ばれているのです(笑)。

みづき:
 (笑)

ニポポ:
 この「ワニ」と言われる所以は、おじさんたちが水面にバッと入って、顔だけを水面にグッと出し、獲物、つまり入浴する女性をじっと眺めているんですよ。手も足も出すでも、口を開けるでもなく、ただ、ひたすらに眺める。その様子から「ワニ」という。

みづき:
 それは、実際に行ってわかったことでもありますからね。まさにワニ。

ニポポ:
 みなさんが思っている以上にワニだったんですよ(笑)。「俺、アマゾンに来たっけな」と思いました。

みづき:
 本当ですよ。

SNSで拡散されていった「ワニ会」

ニポポ:
 このワニたちのネットワークなんですが、mixiのコミュニティってものがあったでしょ?

みづき:
 はい。

ニポポ:
 そこに混浴マニアの方々が集まって、「来週の土曜日行きます」とか、「今週の日曜一緒に行く方、いらっしゃいませんか?」とか、やり取りをしていました。「彼女を連れて行くので、良かったら見に来てください」とかね。「自分の彼女を見てほしい」「触ってほしい」とか、そんなマニアの人とかも利用していました。

 それが、徐々に雑誌とかにも見つかるようになっていって、知名度をドンドン上げていったという。

みづき:
 2ちゃんねるとかでも掲示板があって、「今週行きます」とか、ありましたね。

ニポポ:
 ググったら「ワニ会」というのが出てきた(笑)。

みづき:
 (笑)

女性が来るまで暇つぶしをするワニたち

ニポポ:
 館内には大広間もあります。普通のワニたちは普段、甲羅干しみたいなことしてますよね。

画像はフリー写真素材ぱくたそより

みづき:
 (笑)。

ニポポ:
 カメとかワニとか、日向ぼっこをしてますよね。それと同じで、ワニは普段、獲物が来るまで大広間で時間を潰しているんですよ。

 そして、女性が来るとなると、もう私たちが考えている以上の速度で移動して、気が付いたらもう湯に浸かっているんですよ。何度行っても、必ず僕たちよりも早くお湯に浸かっている。

みづき:
 (笑)。

ニポポ:
 「これはどういうことだ」と思っていたのですが、後々謎が解けました。

 どういうカラクリかというと、常に大広間の端っこに陣取っている人がいて、そこの人は、廊下を誰が通るか、全部見ることができるんです。そして、その人の動きをチェックしていると、女性が来たというのがわかって、それを知るや否や、すごい速度で動き出す。言うなれば「シャア専用ワニ」(笑)。

 本当に僕らの3倍は速い。すごいなと思って。

みづき:
 手洗い場とか見てたときは、本当に静かな温泉だったのに。

ニポポ:
 まったく、音とかもしないんです。

みづき:
 そう。何もなかったのに、いざ、私が脱衣所に入ろうとしたときに、廊下にバタバタバタバタって(笑)。さっきまで人がいなかったはずなのに、脱いでいる瞬間に緊張が高まるんですよ。「ワニがいる」と。

ニポポ:
 みづきさんの裸を見たいがために、60人ぐらいの男たちが、ワニの大移動のように一斉に動き出す。本当ですよ(笑)。

みづき:
 本当です。1学級以上の人数がいます(笑)。

ニポポ:
 だから、いくら僕が男だとはいえ、脱衣所に入るときに60人がダーって来たら、「おいおい大丈夫か」となるわけで。僕に不安を抱かせちゃいけないから、大半の人は、僕が脱衣所に入る前にはもう、服を脱いでいなければならない。それはもう、すごい速さで。

みづき:
 男と女の脱衣所って薄い壁があるんですけど、脱ぎながら「当たりですかね?」みたいな会話が聞こえるんですよ。「私、値踏みされてる」と思いながら、脱いで。

ニポポ:
 そんな感じでありながらも、女連れの男をもてなそうという思いはある。すごいですよね。

みづき:
 ここで悪い思いさせたらいけないとか、あるんでしょうね。

ニポポ:
 そういう思いをさせたら「なんだ、帰ろうぜ」と言って、女の子を連れて帰っちゃうかもしれない。しかも、仲良くしておけば、女の子の近くにも行ける。ということで、僕、すごくもてなされるんですよ。

みづき:
 いい身体してますねって。

ニポポ:
 (笑)。そこで戦略がスタートしているんだよね。

この記事に関するタグ

「社会」の最新記事

新着ニュース一覧

アクセスランキング