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【衆院選2017】各政党の政権公約を一挙公開。各公約に対するユーザーの反応も合わせて掲載

日本のこころ:赤尾由美(比例東京ブロック)

 ニコニコ生放送をご覧のみなさまこんばんは。日本のこころ、比例の東京ブロックに立候補いたしました赤尾由美と申します。本来であれば、他の党のように広報担当の先生ですとか、あるいは政策に携わっている先生が政策をご説明するんだと思うんですけれども、みなさんご承知の通り日本のこころは、中野正志代表たったおひとりの党で、大変人手不足でございます。

 なので一党員で一立候補者である私が、一昨日中野先生の秘書に「由美さん、火曜日にニコ生があるのでこの原稿を読んできてくれる?」というふうに原稿を渡されまして読むことになりました。いろいろ不手際があると思いますが、どうぞみなさん優しい目で見守ってください。私、本当は火曜日というのは趣味でやってるクラシックバレエのお稽古があったんですけれども、それを休んで、こちらへやってまいりましたので、どうぞ、いろいろ優しい目で見守っていただければと思います。

 それでは、日本のこころの公約をご説明いたします。今回の総選挙は、私たち日本のこころにとって最後の戦いになるかもしれません。ですので、次世代に残したいメッセージというのがありまして、それは4つ重点項目として掲げております。こちらがそうなんですけれども。

 最初の「自主憲法の制定を」というところからご説明申し上げます。日本のこころは、平成22年、7年前結党しました。前身である「たちあがれ日本」当時から、自主憲法草案の作成作業を続けてきました。現行憲法の全条文を検討し、今年ついに日本国憲法草案として完成させました。それがこちらの冊子になります。ちょこちょこと部分を改正したのではなく、まるっと全部変えたんですね。そして冊子としてひとつの形にしています。

 この平成29年4月という文字がありますけれども、4月にこちらの草案が完成しております。こちらの中身はいろいろあるんですけれども、まず、少しご説明しますと、憲法とは本来国民自身がどのような国をつくるのか、そしてその国の形の基本となる法体系であります。私どもはそうした考えに立ち、日本の歴史や伝統文化を基礎に置きつつ、現在の日本をめぐる新たな情勢に対応することを目指しました。

 具体的には「天皇は日本国の元首であり常に国民とともにある」と規定するとともに、軍隊を保持することや国家緊急権を規定するといったような日本のこころに沿った国家を守ることができる内容になっています。本来は、もう私、これ前文から読みたいぐらいなんですけれども、今日は、まず前文の1行目、本当に最初の最初に何が書いてあるのかというのをちょっとご紹介いたします。

 「日本国は、古来、天皇が、しろしめす国であり、国民は、ひとりひとりを大切にする和の精神をもって、その悠久の歴史を紡いできた」。こういった前文から始まっています。天皇が「しろしめす国」という言葉、しろしめすというちょっと聞きなれない言葉なんですけども、これはしらすという言葉の尊敬語でして、要するに天皇がお知りになっているっていう意味なんですね。

 じゃあ天皇はいったい何をお知りになっているのかっていうことは、我々国民の心でありそして神様の心もお知りになり、そしてよい世の中を作ろうと自らが範を示しになって、そして日本の平和を、そして世界の平和を祈ってらっしゃる。そうしたこともすべて含んだことを「天皇がしろしめす国」というふうに表しています。この言葉は古事記に出てくる古い言葉なんですけれども、日本の心、そして日本の国柄を表した本当に素晴らしい前文の1行目だというふうに思います。

 そして序文の第1条は、日本国の形として日本国は天皇を日本国および、日本国民統合の象徴とする立憲君主国家であるというふうにしていますので、どういう日本の国の形かということも説明しております。そして先ほど説明のあったように、10条のところに天皇は日本国の元首であり、常に国民とともにあるというようなことがきっちりと示されています。この日本国憲法を全部自主憲法として制定しているというのは、わが党だけです。ということで、これはたいへん特徴のあることだと思います。

 そして、次に政策の2つ目として、敵基地攻撃能力の保有をということで、先ほど自民党さんも公明党さんもおっしゃっていた今、目の前の危機、要するに北朝鮮の問題等にどういうふうに向かうかということだと思います。北朝鮮の脅威に対して国防力を徹底的の増強する政策です。敵基地攻撃能力を保有するとともに、ミサイル迎撃能力のあるTHAAD、陸上型イージスの即刻配備を求めます。

 北朝鮮によって繰り返されるミサイル発射は、日本にとってきわめて深刻な脅威です。9月3日には、北朝鮮は6回目の核実験に踏み切りました。大陸間弾道ミサイルICBMに搭載する水爆の実験に完全に成功したと主張していますが、これは朝鮮半島の非核化を求める国連安全保障理事会の決議を踏みにじるとんでもない暴挙です。

 今、国民のみなさまの生命と安心な暮らしが根底から覆されようとしています。わが国にとって戦後最大級の国難であることは間違いありません。この国難を打開するために徹底した国防力の強化によって、北朝鮮の暴挙を断念させることが絶対的に必要です。そのためには北朝鮮が攻撃しようとしたときに、先制して発射基地を攻撃しようとすることが必要かつ効果的です。つまり早急に敵基地の位置情報の把握。

 そして、レーダーサイトの無力化、精密誘導ミサイルによる攻撃といった総合的な敵基地攻撃能力を保有、整備するべきですということをわれわれは2番目の政策として訴えています。まずは、どこに基地があるのという位置を把握する。そしてレーダーの無力化、あるいは来たものを迎撃する。そういった国を守る最低限のことをどんどん強化していかなければ、本当にいつ打ち込まれるかわからない状況ですので、ここは本当に早急に整備すべき問題だと思います。

 先日中野代表が記者会見をしたときに、この説明をされたんですけれども、某新聞社の記者さんがその政策のメリットとデメリットを教えてくださいなんていうことを質問されていたんですよね。私それを横で聞いていまして、デメリットはあるんですかと思ったんですよね。メリットしかないじゃないですか? とにかく日本を攻撃されないように守る、そして敵基地を攻撃する。そこに何のデメリットがあるのかちょっとわからないんですけれども、メリットしかない敵基地攻撃能力、迎撃の能力をぜひぜひ強化していきたいというのが、わが党の本当に大きな2番目の政策になっています。

 そして、3番目の政策は、消費税マイレージ制度の導入をということで、これはちょっと聞きなれないわが党独特の政策でございまして、これは去年の参議院選のときから申し上げていることなんですけれども、消費意欲の喚起と同時に社会保障も目指しているということで特徴があります。飛行機に乗るとみなさんマイルがたまりますね。それと同じように消費税を払うとマイルがたまって、65歳を超えた時に還付される制度を私たちの党は提案しております。

 現在の経済状況では、消費税増税は凍結しなければならないような厳しい状況だと思います。そのうえで個人消費を上向かせ、デフレ脱却をたしかなものにするためには、消費者のマインドを転換する政策が必要です。払う消費税から、ためる消費税へというのが消費税マイレージの特徴ですね。マインドチェンジをしましょうということです。

 これは実質的には減税です。この消費税マイレージ制度の導入を日本のこころは提案しております。これはちゃんと大学の先生がいろいろ緻密な計算をされて制度設計されているものですので、絵空事ではなくてしっかりとした政策として低減できるような内容になっていると思います。

 最後に4番目ですね。これは防災政策の拡充です。こちらのパンフレットには被災者の自立を徹底支援というふうに書いてありますけれども、被災者に限らずとにかく防災という幅広い点でご提案しております。これが4番目の政策です。

 日本は自然災害の多い国です。世界で発生するマグニチュード6以上の地震の2割が日本で発生しています。活火山は110を超え、毎年10個以上の台風が接近しています。そこで災害時に生死を左右するもっとも重要な発生の瞬間というところに視点を入れた災害政策を実行に移していくべきです。中野正志代表は被災地、宮城の出身ですので、この防災に対しては自分のこととして非常に真摯に取り組んでいらっしゃいます。

 そして具体的な政策として、災害リスクの相談診断事業、あるいは防災教育基盤整備事業、あるいは自宅の強化事業、強靭化事業ですね。本当にどういったようなリスクがあるのかということをまずは診断して、防災というのはそもそもどういうふうにやっていくのかということを子どものときから、そして大人にも教育していく。

 そしてあとは個別、具体的にそれぞれ自宅等を最低限のところ命が守られるような強靭化の事業というようなことも具体的に政策として提案させていただいております。これらの政策を実行することで、ひとりでも犠牲者を少なくすることができればという思いで取り組んでまいります。以上がこころ党としての4つの政策でございます。

 最後に国民のみなさん、日本のこころは日本で唯一真正な保守です。真正ど真ん中のまさに保守です。天皇陛下をご尊敬申し上げ、他者を思いやり、自然を愛し、日本のこころを大切にする日本のみなさまの心の声を国政に届けるべく奮戦努力しております。私どもは国会において具体的な提案をすることを大切に考えて行動しております。一昨年の安全保障法案の審議では、自衛隊派遣のときに国会関与を強化するというような付帯決議と、それを確認する安倍内閣の閣議決定を働きかけ、実現させてきました。このような現実主義に基づいた政策を実行していくのが日本のこころです。

 ということで、読めと言われた原稿はこのぐらいなんですけれども、最後ちょっと時間がありますのでアドリブで言わせていただきますと、本来公約というのはみなさんになにしますよかにしますよというようなお約束かもしれないんですけれども、考えてみてください。日本のこころ党は中野正志代表おひとりです。それでなにをみなさんにできるの、お約束できるのということは現実的に非常に難しいと思うんですけれども、じゃあ日本のこころ党の存在意義はなにかというと、まさに党名にあるんですよ。日本のこころを残しましょうというそこが存在意義なんです。

 ですので、日本のこころとは何と問われたら、私は愛と調和と感謝ですというふうに答えているんですよね。愛と調和と感謝の日本のこころを踏まえて、日本の国柄を守っていきましょう。そこにわが党の存在意義があると思うんですね。国土や生命や財産が残っても、日本のこころと日本の国柄が失ったらそれはもう日本ではないんですよね。

 ですので、日本を残しましょう、日本のこころを残しましょうと思いましたら、ぜひ政党名を。まさに政党名そのものがわれわれの存在意義だと思いますので、みなさまの熱い気持ちをわれわれと一緒に体現していただきたいなと思います。つたない説明でしたけれども以上とさせていただきます。ありがとうございました。

(降壇)

 私はじゃあバレエに行かせていただきます(笑)。ありがとうございます。

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