猛暑の中、車に「肉」を放置したら焼けるのか？夏の車内の危険性を伝える調理実験の結果がヤバすぎる

2023年8月25日 (金) 11:00

　今回紹介したいのは、ニコニコ動画に投稿された『【異常気象】猛暑の中、車内に肉を放置してみた結果がやばすぎた、、』というホルモンしま田さんの動画です。

投稿者メッセージ（動画説明文より）

みなさんは「夏」と言ったらなんですか？海、花火、祭り、プール、バーベキュー、かき氷、スイカ、甲子園。色々ありますよね！ホルモンしま田の夏の風物詩と言ったら、車内で肉焼く動画です！去年一昨年に続いて、今年も猛暑の危険性がわかる動画を作りました！本当にこの暑さは危険なので、事故などが減って欲しいと切に願います！それでは早速やっていきましょう！

　群馬県前橋市でホルモン屋を営む投稿者のホルモンしま田さん。この日の最高気温は予報では38度。そこで夏の暑い車内の危険性を伝えるため、車で低音調理に挑戦することにしました。画像左から牛もも肉、豚バラ肉、鶏もも肉になります。

　まずは豚バラに生姜とニンニクを効かせた合わせ調味料を入れて真空パックにしました。

　鶏ももは満遍なく塩を振ったらニンニクを加え、牛ももは塩コショウをしたら人参とセロリとニンニクと玉ネギと共に真空に。これでお肉の準備は完了です。

　お肉だけでなく、マジックで黒く塗ったメスティンでお米も炊きます。お米には刻んで炒めたニンニクと鶏がらスープの素とナンプラーを加えました。

　車へ移動。車内の温度は40度。デジタルの温度計はエラーになってしまいました。ダッシュボードに置いたバットの表面温度は60.5度でした。

　午前10時、メスティンは40度、お肉の温度は30.3度のところから実験スタートです。

　10時半の時点でダッシュボードは74.3度になりました。

　実験開始から1時間。11時には車内の温度は50度近くなり、表面温が54.3度になった肉の色が徐々に変わりはじめます。

　メスティンは61.6度で、蓋の方が熱く65.5度です。

　11時半には車内の温度は53度になりました。

車の中は耐えられないですね

　とブッチャー島田さん。

　肉からはドリップや脂がにじみ出てきています。表面温度は66.6度になり、あとは中まで熱が入るのを待つだけ。厚生労働省の定める肉の加熱温度、63度30分を余裕でクリアできそうです。

　ここでブッチャー島田さんから実験の安全性について補足の説明がありました。

　肉は30度から40度くらいの温度は特に菌が繁殖しやすいので、なるべく高温からはじめるため実験開始時間を10時にしたとのこと。事前に気温を調べて暑くなる日を選んだそうです。さらに温度の確認を細かくしたり、車内の熱くなる場所を事前に調査して確認しておいたり、新鮮な肉を使用したりと安全に配慮しています。「しっかり管理をしたうえで行っている実験であり、車の中に肉を放置するような調理を推奨する趣旨ではない」ということですね。