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「焼肉屋で効率よく肉を焼く方法」をプロジェクト管理の知識を使って考案してみた! 焼肉奉行は食べずに指示出しに専念すべきとの結論に

 今回紹介するのは、ニコニコ動画に投稿された『超精密な焼肉マネジメント入門〜焼肉奉行は現場作業をせず指示だけすべき』というラムダ技術部さんの動画です。

投稿者メッセージ(動画説明文より)

焼肉屋さんで肉を焼くとき何枚同時に焼くのが最適なのか迷いますよね。今回は焼肉を焼くという行為を緻密に分解して管理することで最適な焼き方を考察してみました。
PMBOKガイドを参考にプロジェクトマネジメントの考え方も取り入れてみました。
焼肉奉行が現場作業をする時代ももう終わりかもしれません。
ぜひ焼肉奉行を極める際の参考にしてみてください。


 焼肉屋で肉を焼くとき、何枚ずつ焼くか迷います。1枚では焼き上がりを待つことになりがちですし、かといって同時に何枚も焼くと、食べるのが追いつかなくなってしまいます。

 そこで、投稿者のラムダ技術部さんは、理系の知識を使って最適解を考察。誰も待つことがなく、常に焼きたてを食べられる方法を見出しました。

 プロジェクト管理に関するノウハウや手法を体系的にまとめたガイドブック「PMBOKガイド」を参考にします。また検証は、ニコニコ動画にもたくさんの動画を投稿しているホルモンしま田さんの協力を得て行いました。

 まずは、プロのアドバイスを元に、「肉を焼く」という行為の分析を行います。最初に5秒をかけて、肉を七輪の中央から少しはずれたところに置きます。カルビを焼くのに最適な位置なんだそうです。

 表面の色がマンセル値で10R3/4あたりになったら裏返します。焼き時間は約2分でした。

 さらに2分焼いたのち、また裏返します。

 表面の色が、マンセル値で10R3/3あたりになったらもう1度裏返します。時間はおよそ30秒でした。何度も裏返した方が予熱が利用できるので、効率的に熱が伝えられるそうです。

 さらに30秒焼いたら焼き上がりです。

 5秒かけて取り分け、10秒間タレにつけるとよいです。食べるには30秒必要でした。

 工程分析の結果を図にします。

 1人の場合には、30秒ごとに肉を焼けば、食べ終わる頃に次のお肉が焼けることになります。

 3人の場合には、10秒間隔で焼き上がるようにすればいいことになります。図にしてみると、かなり複雑なプロジェクトとなることがわかります。

 実際にやってみます。かなり忙しいプロジェクトとなるので、作業者と管理者を完全に分けることにします。管理者は時計を見ながら「1番のお肉を裏返してください」といった指示を出します。

 このように分担することで作業者は作業に集中でき、ミスを減らすことができます。焼肉奉行を極めるには、現場作業から離れてマネジメントに専念したほうがいいようです。

 実際に実行してみると、楽しい食事というより淡々と作業を進める工場のような風景になってしまいました。「もはや機械」「めっちゃ楽しくなさそうな焼肉で草」といった笑いあふれるコメントが寄せられています。

 「焼肉を待ち時間なく食べられる」との目的は達成できましたが、集中力が必要な疲れる焼肉となってしまったようです。動画は「プロジェクトが終結した暁にはファミチキでも食べて体力を回復しましょう」と締めくくられています。

視聴者コメント

大変すぎィ!
目的と手段が入れ替わってる!!
管理者の負担が大きすぎるw
普通に焼いて食べた方が美味しいことがわかった
このツッコミどころある感じが楽しかった

文/高橋ホイコ


▼動画はこちらから視聴できます▼

『超精密な焼肉マネジメント入門〜焼肉奉行は現場作業をせず指示だけすべき』
https://www.nicovideo.jp/watch/sm42305010

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