理系が「超精密なパンプキンパイ」のレシピを解説! 熱圧着で“半田ごて”を取り出す理系っぷりも披露
今回紹介したいのは、ラムダ技術部さんが投稿した『【理系】超精密なパンプキンパイを作ろう』という動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
ハロウィンにあやかって、カボチャをふんだんに使ったパンプキンパイの作り方をできる限り精密にお伝えします。 数式や図を用いた指示や個体差を考慮した柔軟な分量表記を行うことで初心者に優しいレシピを目指しました。
12月22日は二十四節気の一つ『冬至(とうじ)』ということで、カボチャを食べる風習にちなみパンプキンパイの作り方をご紹介します。ただし理系のラムダさんはできるだけ精密に作るとのこと。
個体差の大きいカボチャを使用することから、柔軟に対応できるようレシピはカボチャ1グラムに対する分量となっています。
今回使用するカボチャは146.28g。1gに対して500Jの熱を与えるので、加熱時間は2分2秒となりました。1秒単位でオーブンを設定できず加熱時間が2分になり、2秒不足していることをお詫びするという徹底ぶりです。
柔らかくなったカボチャは、ラムダさんの料理動画ではお馴染みの乳鉢ですり潰します。
砂糖の量は1g当たり0.050gで算出。
砂糖の量が目視で確認できなくなるくらいまで混ぜたら、バター8gを加えました。
次は卵黄を入れるのですが、表面に塗る分を数ml採取しておきます。この時使用したのは駒込ピペットです。
残りの卵黄はカボチャとマージします。
牛乳を加えて柔らかさを調整するのですが、ここでも駒込ピペットが登場。
最初に5mlを加えたあとは、割り箸の突き刺さる長さを計測して1mlずつ牛乳を加えて様子をみます。割り箸の正確な数値を知りたいという方は動画でご確認ください。
カボチャが良い柔らかさになったところでパイシートを準備。幾何学的に包める形ならなんでもOKですが、ラムダさんは正方形を選びました。
パイシートに斜めの切れ込みを入れたら、20mm感覚で直径3.3mmの穴を開けます。これは通気口となる重要な穴です。
内容物を詰めたらパイ生地の接合面が開かないように圧着をする必要があります。
そこで「熱圧着が最強」とラムダさんが取り出したのは半田ごて。電子工作ではよく見ますが、料理では見慣れない道具に視聴者から「⁉」の反応が集まります。
未使用で鉛成分が付着していないコテ先を使っているそうです。
ジュッジュッといい音をさせながらパイ生地を圧着していくラムダさん。丁寧な作業にコメント欄が盛り上がっています。
完璧にくっつきました。
採取しておいた卵黄を天面に塗ったら、予熱しておいたオーブンで焼きます。
焼き上がったら攻めたお皿に乗せて切断。
盛り付けてパンプキンパイの完成! このとき断面を主張するといい感じになるそうです。
精密に作られたパイには沢山の「おいしそう」の声が寄せられました。ご紹介した以外にも動画には精密に作るための道具や式が紹介します。より精密なレシピに興味を持たれた方はぜひご覧ください。
視聴者のコメント
・パンプキンπ好きだから助かる
・お菓子と科学は相性が良いと思うよ
・かぼちゃを微分とかいうパワーワード
・ハンダゴテwww
・意外とオシャレなのが草
・おいしそう!
▼動画はこちらから視聴できます▼
―あわせて読みたい―
・これぞ“VIP仕様”のねるねるねるね? 「大人のねるねるねるね」を高級レストラン風に盛り付けてみた!
・“卵焼き器”で作るハロウィンスイーツ! ホワイトチョコクリームが濃厚な「かぼちゃのミルクレープ&モンブラン」のレシピをASMRでご覧あれ