シュメール人すごすぎ! 5000年前に発達しすぎた天文学と医療技術を備えたメソポタミア文明の基礎を作った謎に包まれた民族を解説
今回紹介する、最強のメラさん投稿の『【ゆっくり歴史解説】歴史上人物「シュメール人」』という動画では、メソポタミア南部に世界最古の文明を築いた「シュメール人」について解説を行っていきます。
謎多き古代メソポタミアのシュメール人
魔理沙:
シュメール人は、今から5000年前の紀元前3000年代に活躍した人々だ。シュメール人は、チグリス川とユーフラテス川の間のメソポタミアと呼ばれる地域に突如現れた民族だ。
シュメール人が現れるまで、メソポタミアではウバイド人という民族が農耕や狩猟などを営み生活していたんだが、紀元前3800年頃、シュメール人がメソポタミアに突如現れると、メソポタミアはものすごい勢いで発展していった。
シュメール人は美術、建築、宗教、社会規範、慣習、医学、教育などを今まで以上に発展させると、さらには楔形文字という文字までもを開発し、さらにウル、ウルク、ラガシュなどといった高度な都市国家までもを建設し、メソポタミアの地の文明力を飛躍させたんだ。
霊夢:
シュメール人というのはとてもすごい人たちということなのね。
魔理沙:
そういうことだ。シュメール人が作ったものとしては、60進法などが有名だな。今日、私たちが60秒を1分といい、60分を1時間というのは、シュメール人たちの影響がでかいわけだ。
霊夢:
へえ。でもどうして60なんていう微妙な数字なのかしらね?
魔理沙:
マジレスすると、60には約数が多いので割り算に便利だったから60を使用したと言われている。ウバイド人が住んでいたメソポタミアに突如現れ、文明を発展させるだけ発展させ、突如消えていったそんなシュメール人は一体どこから来たのだろうか。
考古学者のゼカリア・シッチン氏によると、私たちが今いるこの太陽系には10番目の惑星として、「ニビル」という惑星があるそうだ。
惑星ニビルは公転周期3600年の惑星で、「アヌンナキ」という知的生命体がとてもすごい文明を構築して生活しているそうだ。そこに住んでいるアヌンナキという神々が地球にシュメール人を作り出したと言っている。
霊夢:
えっと……つまり、なに?
魔理沙:
惑星ニビルに住んでいるアヌンナキという神々が作り出した存在が、シュメール人かもしれないということ。
霊夢:
はあ……。
魔理沙:
まあそんな惑星ニビルだが、シュメール人とても深い関わりがあるんだ。シュメール人は自分たちのことを「混ざり合わされたもの」と称しており、アヌンナキという神々によって作られたと主張しているんだ。
霊夢:
アヌンナキという神に創られた根拠が、このシュメール人の主張ということ?
魔理沙:
そうだ。惑星ニビルに超高度文明を築き上げているアヌンナキが地球にやってきたとき、地球に埋蔵してある金を発掘するための労働力として、アヌンナキによって作り出されたのがシュメール人だという話もある。
これはシュメール人たちによって作られた粘土板なのだが、このたくさんあるブツブツの一番でかいやつが太陽だ。そしてその周りには11個の惑星があり、シュメール人たちは左上の惑星をニビルと呼んでいたそうだ。
そしてシュメール人は3600年ごとに地球に接近し、災いをもたらす存在がいるということを、粘土板に記しているそうだ。
シュメール人たちは、自然災害や自然現象などは神様の起こしているものだと考えており、そしてその神様の意向は天体に示されるということで、天文学の発展にとても力を注いでいたんだ。
天王星や海王星は美しい青色をしており、その惑星の内部には水がある。これは1986年にボイジャー2号が観測したことで初めて知られた天王星と海王星の事実で、それまでは知られてないはずのことなんだ。
しかし、シュメール人たちは天王星と海王星の存在をこの時すでに観測しており、さらに表面は青く包まれ、内部には水があるということすらもすでに知り得ていたんだ。
つまりシュメール人は1986年になってようやくわかった新事実ですら、とうの昔5000年前にすでに分かっていたかもしれないということだ。川の氾濫の周期を探るためという事情のせいもあってか、シュメール人たちは天文学の発展に力を入れたわけだが、その結果できあがったのがあの太陰暦だ。
今現在の日本の暦は太陽暦だが、昔は太陰暦をもとに生活してたな。太陰暦というのは月の形で今は何時なのかを判断する暦で、新月、上弦の月、満月、下弦の月、月はこの変化の繰り返しで1サイクル。そしてそのサイクルが7日、そしてそのサイクルが4回続くことで1カ月。これで時期を知るというのが太陰暦だ。
霊夢:
昔の人は頑張り屋さんね。
魔理沙:
このシュメール人の作り出した太陰暦は恐ろしく正確で、2万5920年かけて地球の地軸が円をかくという歳差運動の周期ですら、シュメール人は知ってたそうだ。
霊夢:
よくわからないけどすごいことなのね。
魔理沙:
シュメール人の天文学知識をもう少し披露するならば、シュメール人は惑星ニビルが土星にぶつかることで冥王星が誕生して、そしてその後ニビルがティアマトという惑星にぶつかることで月と地球ができたと考えていて、月はもともと地球の一部だったというのは有名な話だな。
この説はまだ確定しきってるわけではないが、シュメール人も5000年前、もうすでに私たちと同じようなことを考えてたわけだ。
霊夢:
でも月と地球が2つに割れた、いわゆるジャイアントインパクト説は46億年以上も前の事でしょ? なんでそんなことシュメール人が知ってんのよ?
魔理沙:
いい質問だ。これもアヌンナキと結びつければ説明がつくわけよ。ゼロから人間を作り出せるくらい超高度な文明を持ったアヌンナキ様達からしたら、46億年前のジャイアントインパクト事件なんて小学校のテキストに載ってるレベルの事柄なはず。
アヌンナキがそれをシュメール人たちに教えたとすれば、シュメール人が知っていても何もおかしくないわけ。
霊夢:
確かにそうね。その他のことも全てアヌンナキが教えてくれたって言えば解決ね。
魔理沙:
他にはシュメール人の粘土板から、195兆9552億という謎の数字が見つかってるんだ。一見、何の意味もない数字だが、なんとこの数字は太陽系の天体の全て公転周期で割り切れる数字なんだ。
霊夢:
どういうこと?
魔理沙:
地球の公転周期でも割り切れるし、火星の公転周期でも割り切れるし、土星の公転周期でも割り切れる数字が、この195兆9552億なんだ。つまりシュメール人は、太陽系の惑星の天体すべての公転周期も理解してたということになるんだ。
霊夢:
アヌンナキに教えてもらったのかしらね。
魔理沙:
ちなみにこの195兆9552億という数字、今では二ネヴァ常数と言われている。
霊夢:
なんかかっこいい。
魔理沙:
他に医学では白内障の手術の仕方を具体的に述べていたり、発掘されたシュメール人の頭蓋骨には脳手術の跡が残っていたりと、医学もかなり進んでいたといわれる。裁判といった概念も既に存在してあり、その精度は陪審員制度で議会も二院制だったりと、今とあまり変わらない感じだったんだ。
学校という概念も存在していて、卒論や就活も存在していたそうだ。
霊夢:
本当に今と変わらないじゃないの。
魔理沙:
こんなすごい文明を築き上げたシュメール人だが、ウル第三王朝を最後に姿を消す。唐突に姿を消したんじゃなくて、当時活動してたセム語系民族とかの文化に吸収されて、シュメール人の民族が自然消滅したという方が正しいと思う。
霊夢:
こんなすごい文明を持っていたのに消えちゃったのね。それはそれで不思議ね。
魔理沙:
可能性としては、シュメール人というのは案外少数民族だったのかもしれんな。だからこそ他民族に数で圧倒され、高度な文明を持っているのにも関わらず、支配されてしまったとか。
それかアヌンナキに渡された役目を果たしたので、惑星ニビルに帰ったとか。まあ消え方も含めてシュメール人、謎だぜ。
霊夢:
なんか、すごいロマンあふれる人たちということはわかったわ。
世界の4大文明のひとつ「メソポタミア文明」。とても高度に発達していたことがわかりました。解説をノーカットでご覧になりたい方はぜひ動画をご視聴ください。
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