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史上最強軍団「スパルタ」の戦い方を徹底解剖 強さの理由は地の利を活かす無敵の陣形“ファランクス”にあった!?

 今回紹介するのは、いつかやる社長さんが投稿した『【ゆっくり解説】世界の奇人・変人・偉人紹介【レオニダス王】』という動画。再生数は120万回を超え、歴史カテゴリで過去最高1位を記録しました。

 音声読み上げソフトを使用して、ベルサユスタのふたりのキャラクターが、映画『300』でも取り上げられた、ギリシア時代に実際に行われた「レオニダス王のテルモピュライの戦い」について解説を行います。

『300〈スリーハンドレッド〉』
(画像はAmazonより)

【ゆっくり解説】世界の奇人・変人・偉人紹介【レオニダス王】


映画『300』でも語られた、スパルタの王 レオニダスとは?

ユスタ:
 (スパルタのレオニダス王は)数千の兵で20万の敵と互角に渡り合った王様よ。まずこのレオニダスを一言で言うなら、史上最強の脳筋戦士ってところかしら

ベルサ:
 強かったの?

ユスタ:
 強いなんてもんじゃないわ、最強よ。この人を知る上でまず知らなきゃいけないのが都市国家スパルタについて。

 スパルタはギリシアの中にあった一つの都市の事よ。都市と言っても名前だけで中身は国と大差はなかったわ。このスパルタはその名の通り、スパルタ教育などの語源になった国よ。

ベルサ:
 喧嘩したり、遅刻したら退学だったの?

ユスタ:
 規律を乱したものや訓練中の怪我した者、病気になった者は全て殺されたわ。最強の軍隊を作るためよ。当時スパルタでは住民の10倍の奴隷を抱えていたの。そんな奴隷が結託して反乱でもされたらひとたまりもない。

 そこでスパルタはある方法を見つけるの。住民一人が奴隷10人分の強さになればいい。なぜかこれがまかり通ってしまい、スパルタはギリシア最強の軍隊へとなっていくの。

 この最強スパルタを統治するレオニダス王は紀元前400年代中頃、先王クレオメネスの三男として生まれるの。本来ならば王位は兄が継ぐはずだったのだけど幼くして死んだ為に繰り上がりで王になったわ。

 都市国家スパルタで行われていた兵士を鍛える厳しい訓練に「筋肉ですべて解決できる」「俺、絶対殺されるやん」といったコメントが寄せられました。

20万人対7000人の戦争。その結果は……

ユスタ:
 そんなレオニダスが有名になったのは、この時代に行われていたペルシア戦争があったからよ。ペルシアの王、クセルクセスがギリシアの領土を侵略しに来た為に起こった戦争よ。レオニダスはこの戦争でギリシア連合軍の指揮官として戦うのだけど、この戦争は最初から結果は決まっていたようなものだったの。

ベルサ:
 え? なんで?

ユスタ:
 ペルシアはこの侵略を確実にするために、恐ろしい数の兵を動員してきたからよ。

ベルサ:
 何人くらいいたの? 50人?

ユスタ:
 陸上部隊だけでも20万人と言われているわ。対するギリシアはほとんど軍を組織できなかったの。この年、スパルタではカルネイア祭、他の諸都市ではオリンピア祭が行われていたからね。当時のこの祭りはとても神聖なもので、戦争より優先しなくてはいけなかったの。その為、連合軍は全部で7000人しか集まらなかったわ。

ベルサ:
 20万対7000! 何しに来たん?

ユスタ:
 スパルタに至っては300人しか来れなかったそうよ。レオニダスはこの戦争に行くべきかどうか悩んだわ。そこで当時信じられていたデルポイの神託を聞きに行くの。神託の結果は【王が死ぬか、国が滅ぶか】だった。

 この神託を聞いたレオニダスは国を守る為に死を覚悟し戦争に参加するわ。出陣の前に残していく妻に「良き夫と結婚し、良き子を産め」と言い残してね。

 祭事の時期を狙って攻めてきたクセルクセスの戦略に対して「今でこそ祭り=遊びって印象だけど、昔はどの国でも大事ことだから」「タイミングが悪いんじゃなくて、多分クセルクセスがその時期見計らって攻めてきたんじゃないの?」といった考察をするコメントが寄せられました。

ペルシア軍を次々と撃破

ユスタ:
 そして紀元前480年8月、ギリシアのテルモピュライで両軍が向かい合った。これがレオニダスの一世一代の大戦、テルモピュライの戦いよ。

 戦いの当初、クセルクセスは兵力差から相手は戦わずに撤退すると思い、4日間軍を動かさずにいた。対するレオニダス率いるギリシア連合も撤退せずに残り続けた。

 あまりにも動かないギリシアに痺れを切らしたペルシアは、遂に大規模攻撃を開始するわ。一波目に2万もの軍を真正面からぶつけた。

ベルサ:
 やばいじゃん。もう終わっちゃうよ。

ユスタ:
 2万のペルシアの攻撃は休むことなく丸一日続いたの。でもスパルタはこれを撃破

ベルサ:
 いやいやいや無理だって絶対に。

 圧倒的な数の差をものともしないスパルタに「まじかよ! (°д°)」「「撃破」だから全員ぶっ殺したんだよな……」といったコメントが寄せられました。

ユスタ:
 スパルタ軍が布陣した場所が良かったの。布陣した場所は山に囲まれたせまい峠だったの。そこに敵を誘導してファランクスと呼ばれる隊形を作り撃破していったのよ。

 ファランクスは盾と槍を持った兵が密集し攻撃しながら、隣の人間を守る隊形の事。スパルタはこの戦闘がとても得意だったの。

ベルサ:
 脳筋や、完全なる脳筋やで。

ユスタ:
 スパルタの強さを恐れたクセルクセスは次にペルシアの最強部隊である不死隊を出すの。この不死隊は1万人で構成され、一人死んでも一人補充される事から不死隊と呼ばれたわ。防御を捨てて攻撃にのみ特化した精鋭部隊だったらしいわ。そしてこの不死隊は確かに強かった。スパルタもいつ終わるか分からない攻撃に耐えながら戦ったわ。

 そして血で血を洗う激しい戦闘の勝者はスパルタだった。

 スパルタ相手にはどんな精鋭部隊を投入しても勝てなかったようです。「まさに戦闘民族」「さすが脳筋」と、スパルタを称賛するコメントが寄せられました。

戦闘中に倒れるレオニダス王、しかし……

ユスタ:
 スパルタ軍のファランクスとこの峠はあまりにも強力だった。しかし、ペルシアはこの堅牢な峠の抜け道を見つけてしまう。スパルタの背後に回り込むことに成功してしまうの。囲まれたことを知ったレオニダスは作戦会議を開いた。会議ではほとんどの軍が撤退を進言するもスパルタは徹底抗戦を主張。

 残った連合軍はわずか1200人だった。

ベルサ:
 1200?

ユスタ:
 その後ペルシアはスパルタを完全に包囲するわ。囲まれたスパルタ軍にクセルクセスは投稿をよびかけるもののレオニダスは一言「モーロン・ラベ」と返すの。

 (意味は)「来たりて、取れ」よ。そして死を覚悟したスパルタは堅牢な峠を捨てて広場まで出てきた。クセルクセスはわずか1200の丸裸になった軍に全軍で攻撃を行うの。スパルタはこれを撃退するわ。

ベルサ:
 なんでだ?

ユスタ:
 峠を捨て、ファランクスも使えなくなったスパルタはそれでも強かったのよ。でもスパルタも無傷ではなかった。激戦の最中にレオニダスが凶刃によって戦死してしまう。すると今度はこのレオニダスの遺体を取り合う激しい戦闘が起こる。

死してなお、スパルタを強くしたレオニダス王

ユスタ:
 この戦闘に勝ったのは……。

ベルサ:
 嘘でしょ、まさか。

ユスタ:
 スパルタだった。残ったスパルタは遺体を奪還した後、敵軍を4度撃退しているわ。スパルタは槍が折れれば剣で、剣が折れれば拳で、拳が潰れれば噛み付いて戦ったわ。この戦闘だけでペルシアの被害は2万人を超えたそうよ。次々にやられていくペルシア軍はスパルタとの接近戦を嫌がり一次撤退。

 最後は兵を後退させ、遠くから矢の雨を振らせてスパルタを壊滅させたわ。ペルシアは最後の最後までスパルタの強さに恐怖したのよ。

ベルサ:
 信じられない。

ユスタ:
 このテルモピュライの戦いは負けはしたけど、このレオニダスの魂は残っていた。王を殺されたスパルタは復讐を決意。翌年に起きたプラタイアの戦いでは1万人ものスパルタが動員され30万人いたペルシア全軍をスパルタだけで壊滅させてるわ。

 死んでもなお、軍を強くするレオニダスは、真のスパルタだったということよ。

ベルサ:
 化物や……。

 歴史上の出来事とは思えない、レオニダス王の逸話にコメントでは「今もし、スパルタがあったら世界征服できるのでは」「30倍をひっくり返すとか意味が分からない」といった反応が寄せられました。

 二人のレオニダス王の解説をノーカットで視聴したい方はぜひ動画をご覧になってください。


【ゆっくり解説】世界の奇人・変人・偉人紹介【レオニダス王】


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