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ビットコイン 儲けたあとは 納税だ。“仮想通貨の納税”について公認会計士にいろいろ聞いてみた

仮想通貨は裏金の温床になる可能性

山田:
 可能性はありますよね。

小飼:
 昔の金丸さんでしたっけ、ワリシン【※】を貯めていたのは。

※ワリシン
あおぞら銀行が発行する割引金融債。正式名称「割引あおぞら債券」。かつては、無記名債券で、裏金の運用等に悪用されることもあった。これが明るみに出たのが金丸信の脱税摘発事件。

山田:
 当時のワリシンというのは、無記名制ですから。今の政治資金規正法の中で別に仮想通貨いくらと発表しなくていいんで、もしかしたら、可能性としてありえますね。

小飼:
 獣医学部を作りたいと言っていたのは、どこでしたっけ? 実は、ビットコインをいっぱい持っているかも。

山路:
 加計学園(笑)。

山田:
 すごいな、国税庁頑張るかな(笑)?

山路:
 しかし、「ビットコインをイーサリアムに交換して儲かったんですけど、いくら納税しなきゃいけないんですか」と言われたら、税理士の仕事も、めちゃめちゃ大変になりそうですよね。

山田:
 言われたら本当に困りますよね。要は、ぼくらは、日本のコインチェックとかビットフライヤーで、やっていたらまだわかりますけど、海外でやられたらもう調べられないし、英語じゃない地域だったら、ぼくは読めないから完全にわからないので無理ですよね。

山路:
 今、そういった人が、素直に申告するとは思えないですけどね(笑)。

山田:
 多分、しないでしょう。実際はみんな、うやむやで円に替えたときにしか納税をちゃんとしないんでしょうね。

小飼:
 今の為替レートでも、例えば日本円とか現実の通貨に比べると、総額は取るに足らないですよね。だから、まだ税務署も本腰を入れてないという見方は、できるかもしれないですけれども。

よーしタックスアンサーに聞いてみよう……ちょっと待って!

山田:
 今、「タックスアンサーに聞いてみよう」とコメントに書いている方が、いらっしゃいましたけど、タックスアンサーという国税庁のQ&Aのコーナーがあるんです。そこに回答が載っちゃうと、それは確定しちゃうんで、まだ質問はしないほうがいいかな。より厳しい方向に行くと、すごく嫌なんで、タックスアンサーに載っちゃったら、税務署も絶対対応しなくちゃいけなくなるんですよね。

山路:
 ビットコインとか仮想通貨の規制みたいなものというのは、これから、だいぶ政府が介入しようとしてきてるじゃないですか。山田先生としては、どうあるべきだと思っています?

山田:
 当局が介入するほとんどの理由は、税金だと思うんです。だからVALUもそうだと思うんですけど、実際に金融庁がOKと言っていても国税庁がアウトと言う事例はいっぱいあります。

小飼:
 ありますよね。金融庁がアウトだというふうに言っても、最近は、法に照らし合わせるとおかしいだろうと言って、果敢に訴え返す人が増えてきて、勝訴する例というのも増えてきました。一番でかい事例で言うと、武富士の息子さんの判決【※】ですね。

※武富士の息子さんの判決
消費者金融大手の武富士の創業者、武井保雄元会長の長男で元専務の俊樹氏が、生前贈与を受けた海外資産に約1330億円を課税されたのは不当だとして取り消しを求めた訴訟の上告を最高裁に行った。最高裁は二審・東京高裁判決を破棄、取り消しを命じた一審・東京地裁判決を支持した。

山田:
 相続ですね。ひっくり返りましたね。

山路:
 海外に移した資産についても贈与税を取ろうとしたんだけど、それが認められなくて結局国が法廷利息を上乗せして返還する羽目になった。

山田:
 そこは、まだ法治国家としてちゃんと機能してるという意味では、すごくいい話なんです。

小飼:
 その法の穴は塞がったみたいですけど。

山田:
 結局それで、その後の人たちは全部ダメですからね。

小飼:
 だけど、法というのは遡及適用できないので。

山路:
 丸儲けですよね。

山田:
 だから仮想通貨で儲けようというのも今だけかもしれないし、VALUも今後どうなるか本当にわからないです。

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