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マニアのマニアによるマニアのための即売イベントに参加してみた。顔ハメ看板、地獄寺、コンドーム自販機etc…ニッチすぎる祭典を直撃!

『空想地図マニア』

 「誰でも小さい時に一度は迷路を書いてみたりしますよね、それを大人になっても技術を持ってやり続けた結果がこれです(笑)」

 正直、それだけでは語り尽くせていないクオリティですよ! と言いたくなるのが、空想地図マニア・地理人のお二人。なお、街の発展には歴史が大きく影響しているため、今回販売の地図も計画がスタートしたのは1997年ながらも、過去100年ほどの歴史まで考慮されているとのこと。

 ちなみに、地図上のおすすめポイントは、「道路が建設途中で繋がっていない部分」と「土地買収が上手く行かず道がいびつになっているところ」。「空想だからって上手く行っていいってわけじゃないんですよ~」この言葉は深い!

『電気風呂マニア』

 「その人にとっての“ファースト電気風呂”がすべてを決めるんです」

 苦手な人も存在する電気風呂についてこのような独自の理論を展開するのは、銭湯電気保養協会けんちん。ちなみに、けんちん氏の“ファースト電気風呂”はビリビリッ! と強烈な電気タイプだったようだが、驚くほど体調が良くなったためにのめりこむことになったのだとか。

 なお、一般的には“ファースト電気風呂”がハードタイプ(電気が強い)の場合、「苦手」なものとして敬遠されてしまいがちとのこと。木箱に入っている昔ながらの電気風呂は主に関西で楽しめるもので、さらに10年ほど前から新しいものが作られていないのだとか! これは体験しに今すぐ関西へ旅立つしかない!

『シャッターマニア』

 「シャッターは誰にも関心を持たれず、壁になっていくんです」

 このような哲学的な着眼点でシャッターを語ってくれたのは、シヤッター写真家(ヤが大文字である点に注目)。だからこそ、“自分が関心を持たなければ!”との思いが、シャッターマニアへの入り口(たぶんシャッター)になったのだという。

 なお、シャッターの萌ポイントは「錆」「看板(あれば)」「風景への溶け込み具合」とのこと。そんなシヤッター写真家氏、地方のシャッター商店街などに足を運ぶと、寂しさと同時に「これは大変な仕事量になるぞ」との思いが頭をよぎるのだとか!

『同人イベントマニア』

 「自分自身はハルキストではないので、客観的に眺めてポイントをまとめて、ハルキストの友達にチェックしてもらっています」

 そんなまさかのノット・ハルキストという立ち位置ながらも『ハルキになる3つの方法』(村上春樹っぽい文章が書けるようになる本)を手がけるのは、さかさまダイアリー。なんでも分析したり突き詰めたりするのがお好きとのことで、現在おすすめなのは『OLから圧倒的な支持を集めるインフルエンサーっぽい文章が書けるようになる本』。

 本にちょっと目を通すと「当たり前のことを当たり前に言うのが、強い」とのこと! これを参考に、締めの文章を書かせていただきます。“『同人イベントマニア』最高に笑えて、ためになります!”

『コンドーム自販機マニア』

 「明るい家族計画」この定番フレーズも幼き日には、“Hなことを隠す大人の言い訳”に見えていたというニッチな終末

 その後、なんとなく日々眺めていた自宅付近のコンドーム自販機がリニューアルされ、現在ではサガミオリジナル一社しかコンドーム自販機を製造していないということを知り、“このままでは本当になくなっちゃうかも!”という危機感にも似た思いを抱くことに。結果的にこの思いが、マニアへの道をひた走る原動力になったのだとか!

 中でもお気に入りというのが名古屋にあるコンドーム自販機設置のローカルルール。なんと、一台一台に小型の可愛らしい軒先テントのような屋根が取り付けられ、ポップな可愛らしさが演出されているというのだ。ちなみにこのコンドーム自販機用軒先テント、オレンジが主流とのこと!

名古屋のコンドーム自販機をモチーフにしたミニタオル。

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▼マニアフェスタは17日(日)も秋葉原にて開催予定▼

▼16日(土)の会場練り歩き中継はコチラから視聴できます▼

“マニア”が集結するイベントを生中継【マニアフェスタVol2】

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