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「羽生さんは藤井聡太さんのことをどう思ってますか?」子供からの質問に羽生三冠「強いんだな、これが(笑)」

 14歳でプロ棋士になり、最多連勝記録を更新した藤井聡太四段の活躍などで盛り上がりを見せる将棋界。7月29日に開催された「第51回東急百貨店将棋まつり」ではそんな将棋界を代表する棋士羽生善治三冠のインタビューが行われました。

 観戦記者の蝶谷初男さんの司会で「普段着の羽生さん」をテーマに進行した今回のインタビュー。会場の子供から「藤井聡太さんはライバルですか」と質問を受け、苦笑しながらも優しく答える場面も……。

左から、蝶谷初男さん、羽生善治三冠。

羽生さんも夏休みの宿題は「最後にラストスパートで(笑)」

蝶谷:
 羽生さんっていつ休んでるのだろうと思っている将棋仲間も多いのですが、休日はありますか。

羽生:
 1日中予定がない日はないですが、1日中働いているわけでもなくてオンとオフの境界があいまいなんですよ。棋士の特徴として、将棋業界に入るのが早すぎて、この仕事を選んだという感覚がないんです。好きでやっているので、あまり仕事として捉えていないですね。

蝶谷:
 今年は夏休みはありますか。

羽生:
 ないです。基本的に棋士には祝日とか連休は関係なくて、ただカレンダーが赤くなるだけです(笑)。

蝶谷:
 小学校の頃夏休みの過ごし方はどうされてましたか?

羽生:
 今日みたいに将棋祭り三昧ですね。この東急百貨店将棋まつり51回目ですが、僕が初めて来たのが40年前くらいでした。当時の会場は日本橋でしたね。夏休みは他にも将棋大会が多くて忙しかったです。関東近県の大会はだいたい行っていたので(笑)。

蝶谷:
 夏休みの宿題はどうされてたんですか。

羽生:
 もちろん、最後にラストスパートですよ(笑)。

蝶谷:
 将棋の神様みたいな人ですが、こういう話を聞くと安心しますね(笑)。

将棋ソフトが絶対的に正しい保証はない

蝶谷:
 みなさん知りたがっているところだと思いますが、羽生さんはコンピュータを使って将棋の研究をしていますか。

羽生:
 20年くらい前から棋譜のデータベースとしては日常的に使っていました。ソフトは分析などで、最近使うようになりましたね。全体的な流れとしては、ソフトを活用していく方向に行くことは間違いないですね。ただ、絶対的に正しい保証はないので、ひとつの意見として調べています。

蝶谷:
 アマチュアが棋力向上のためにソフトを使うにあたって、アドバイスはありますか。

羽生:
 最後の局面、特に「詰まない」ことを確信することはプロでも難しいので、そういった場合にソフトを使って詰みが見つからなかったら、99%は詰まないと思っていいです。ただ、ソフトは説明をしてくれないので、理論や理屈は人から教わるしかないです。特に小さいお子さんの場合は実践で人に考え方や発想を教わることが大事ですね。

蝶谷:
 なるほど、参考にしていただければと思います。

子供からの質問「永世叡王は獲れますか」「藤井聡太さんはライバルですか」

蝶谷:
 羽生さんに質問がある方がおられれば、手を上げていただきたいと思います。では、一番前の方。

会場の子供から質問を受ける羽生さん。

子供:
 羽生さんは叡王戦に出るんですが、永世叡王は獲れますか。

蝶谷: 
 ストレートな質問が良いですね(笑)。

羽生:
 獲れますか……分かりません(笑)。

会場:
 (笑)

羽生:
 というのは、叡王戦は今期からタイトル戦になって、永世称号の規定はまだ決まっていないんです。もしかしたら、30回取らないといけないかもしれない(笑)。ただ、頑張ります!

蝶谷: 
 ぜひ、獲れるよう頑張っていただきたいですね。では、他にどなたか羽生さんに質問がある方はいらっしゃいますか。

子供:
 羽生さんは藤井聡太さんのことをどう思ってますか。ライバルですか。

羽生:
 まず、君はどう思ってるかな? 強いと思ってる?

子供:
 たぶん……。

羽生:
 「たぶん」じゃなく強いんだな、これが(笑)。連勝の新記録も作り、活躍している。まだ15歳ですからどこまで成長していくか、私も公式戦で戦うのを楽しみにしています。君も頑張ってね。

蝶谷:
 まだまだ聞きたいこともありますが、そろそろお時間です。ありがとうございました。

羽生:
 ありがとうございました。

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