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【真似しないで】トリカブトを丸かじり! リアルサバイバーの体を張った“春の食べられる野草講座”が危険すぎる「この一株で二人殺せます」

アブラナ――生では食べず下茹でを……。

カメ五郎:
 アブラナの仲間です。先ほど紹介しました黄色い花は、このアブラナの花の仲間です。アブラナ自体が昔から人と親しんできた山菜でして……。ただ多摩川はアブラナといっても、様々な葉っぱの種類があります。結構、交雑しちゃうんですよね。要は、ハーフになっちゃいます。

 こうやって普通にアブラナらしい形をしているやつもいますが、自分の顔より大きくなる葉っぱのやつもいます。小松菜みたいに丸くなっちゃった葉っぱもいます。こういう変異種が結構多いです。これは生では食べず下茹でしたほうがいいですね。いろいろな形がありますが、全部アブラナの仲間です。

 こちらはカラシナという植物です。

 これはアブラナの仲間で、他にもいろいろいます。紫の花を咲かせるオオアラセイトウというものと、産毛が生えているカキネガラシというものです。これらのアブラナ系統は全部食べることができます。ただ、美味しいか美味しくないかというのは、好みが分かれるところです。

ヤブカンゾウ――油で炒めるとポテト感覚で食べられます

コジマ店員:
 なんか強そう!

カメ五郎:
 とてもかわいらしいですね。基本は新芽を食べます。ですが、根っこに球根がつきます。これがジャガイモみたいな感じで食べられますので、芋の代用にできます。この時期にしか取れません。夏になるとしぼんでしまうので、数株だけいただいて油で炒めるとポテト感覚で食べられます。

ニリンソウとトリカブト――「一株で二人殺せます」

カメ五郎:
 ニリンソウという植物です。こちらもクセがなく、さっぱりとしていて美味しい山菜です。白くてかわいらしいキレイな花を咲かせます。こちらはどちらかと言うと日陰を好むタイプかな。日当たりの強くない林の中の湿った地面とかによく生えています。

 ただ気をつけていただきたいのが、似ている毒草があるので、それを誤って採取していただきたくないです。それが次です。

コジマ店員:
 名前、聞いたことある。これやばいやつですよね。本当に死ぬんですよ。

カメ五郎:
 比較のために持ってきました。

左側がニリンソウ、右側がトリカブト。

ピクピクン☆:
 トリカブトは手で持ったらダメなんですか。

カメ五郎:
 持ってもいいけれど、かじらないでください。

生徒の前で危険性を伝えるためにトリカブトをかじってみせる、カメ五郎さん。

※カメ五郎さんは特殊な訓練をつんでいる為、決して真似をしないでください。

一同:
 うわぁああ!

口内の苦味に耐えられず、トリカブトを吐き出すカメ五郎さん。

カメ五郎:
 
根っこが一番毒があるので、この一株で頑張れば二人殺せます。舌がピリピリしてくるから、ふざけてもやらないほうがいいです。

 同じ種類でも生息域によって毒の強さが変わります。だから場合によっては、全く毒のないトリカブトがあってもおかしくないです。数十秒で死亡するとありますが、どちらかと言うとトリカブトの毒で死亡するというよりも、麻痺による呼吸困難とか心臓麻痺で死ぬだけです。

 北に行くほど毒が強くなります。だから北海道とかのほうは毒が強いです。逆に西日本、九州になってくると、毒がほとんどないトリカブト。だからと言って、九州にあるトリカブトを北海道に植えると、毒が強くなります。

ピクピクン☆:
 場所によって変わるんだ!

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