【恋は雨上がりのように】女子高生と恋愛関係になる中年男に「やばいと受け止める倫理観がいい」アニメ好き芸人・ハライチ岩井が第7話の見どころを語る
1位 『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』
岩井:
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』、作家の回がめちゃくちゃよかったんだよな。まだ半分くらいしかやっていないんだけど、脚本家の人の代筆をする。その人の奥さんが亡くなって、一緒に付いてきた娘も亡くなってしまって、一人身になっちゃった人が、作家だから書かないといけないということで、代筆を頼んだ。代筆を頼まれたヴァイオレットが自分の娘が大人になったような感じの姿に見えたんだよね。髪の色も一緒だし、娘と重ねるようになって。
最初はそれが辛くなって、帰ってくれみたいな感じになるんだけれど、最終的に娘が池の上を歩いた、みたいな夢を、ヴァイオレットが無理をして池の上を走るようなことをやってくれて、叶えてあげたみたいなところが、「もっとお父さんと呼んでもらいたかった」みたいな演出がめちゃくちゃ響きましたね。
作画も相変わらず綺麗ですし。ヴァイオレットもびしょびしょになっていたところもよかったし。あれはよかったですよ。あの一瞬で本当に泣いちゃった。いま『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』が一番いいですよ。一話も外していない。
──七話まで放送されています。
岩井:
ヴァイオレットがいつの間にか、代筆が上手くなっているんですよ。一話完結なので、これが全部ヒットしているイメージ。何か賞【※】を取ったもんね。
※賞
本作は京都アニメーションが主催する「第5回京都アニメーション大賞」の大賞受賞作品であり、同賞初の大賞受賞作品でもある。
──『恋は雨上がりのように』は一発目から「超いい!」と、どんどん展開が重なっていくのと同時に、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は一話一話を切り取っても見れる。
岩井:
いや、一話ごとも面白かったんだけど、面白いのが何連チャンするの? っていう感じ。
──コメントで『ぷよぷよ』みたいと(笑)。
岩井:
そうそう、何連鎖するのって(笑)。毎話面白い。さすが京都アニメーション。外さないよね。余裕もって作っているんでしょうね。
──キャラによって表情が変わるときがあるじゃないですか。悔しいというシーンでも、本当に悔しい顔に急にパッと変わるじゃないですか。表情の付け方は、京都アニメーションは上手いですよね。
岩井:
嬉しい表情よりは、悔しい表情が上手い。悲しいとか、そっちの負の感情の表し方がめちゃくちゃ上手い。
──涙の流し方とか。「スタッフ、本当に大丈夫か」っていうコメントが(笑)。京都アニメーションで映画をやるらしいです。
岩井:
映画?
──京都アニメーションの映画って何だろう。
岩井:
『聲の形』をやりましたね。『中二病でも恋がしたい!』は1月にやりましたし。でも本当に映画クオリティだよね。違和感ないもんね。映画のクオリティと差し支えない。あとは、『響け!ユーフォニアム』だね。
──他の作画が崩壊するアニメって、何なんだろうっていう話。
岩井:
京都アニメーションは量産しすぎていないのかな。
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