「習字をする時間を将棋にあてたい」軍曹こと永瀬拓矢七段のストイックな一面を女流棋士が明かす
2月24日(土)にニコニコ生放送にて「第43期棋王戦 五番勝負 第2局 渡辺明棋王 vs 永瀬拓矢七段」が放送され、解説に広瀬章人八段、聞き手として山口恵梨子女流二段が登場した。
タイトル戦前日に行われた検分での揮毫の様子が紹介された場面では、広瀬八段と山口女流二段が両対局者の書道に関するエピソードを明かした。
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タイトル戦をきっかけに猛勉強
渡辺棋王の揮毫に対して山口女流二段は「すごく達筆ですね」と称賛。棋王と交流が深い広瀬八段は「(渡辺棋王は)竜王戦の挑戦者の時に失敗して、1年間(書道の)勉強をして、すごくうまくなって、それから伸びないと本人が言っていました(笑)」と明かした。
一方、挑戦者の永瀬七段の揮毫に対して広瀬八段は「根性とか不倒とかそういう言葉が好きなんですね」と、山口女流二段は「絶対に倒れなさそう(な字)ですね」とコメントした。
山口女流二段によると、「永瀬七段の名言があって、『僕は習字をする時間を将棋にあてたい。習字を勉強する時間があったら将棋の勉強をする』とおっしゃっていました」と将棋界の軍曹と呼ばれる永瀬七段のストイックな一面を明かした。
視聴者からは「棋王もタイトル取ってから字を習って今があるんだし大丈夫」「このまま変わらないでほしい」「たしかに倒れそうにない」などの多くのコメントが寄せられた。
この日の第二局では永瀬七段が勝利し、シリーズ成績を1勝1敗とした。次回の対局は3月11日、その様子はニコニコ生放送にて放送予定。
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