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「もし明日、あなたがゾンビになったら?」生き残るより“ゾンビとして生きる”ためのライフハックを専門家に聞いてみた【近畿大学総合社会学部 ゾンビ先生(岡本健教授)】

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 「もし、ゾンビ・パンデミックが起こったら……」

 ゾンビ映画をみているとき、一度はそんな妄想をしたことがあるはず。
 そんなとき私たちは決まって「どう生き残るか」を考えがち。
 ショッピングモールに立てこもり、バットを振り回し、知恵を絞って生存者側の主人公になろうとする。

 でも、冷静に考えてみると……。
 人口数千万の都市で、生き残る「主人公」になれる確率が一体どれほどあるの?
 現実的に考えれば、私たちの大半は物語の序盤で早々に噛まれ、虚ろな目で街を彷徨う「その他大勢のゾンビ」になる可能性のほうが圧倒的に高いはず。

 だったら、生存率数パーセントの椅子を取り合うより、「いかにして快適なゾンビライフを送るか」を考えたほうが、よっぽど合理的な気がする。

 そんな「ゾンビ終活」とも言える問いを全力でぶつけに、ニコニコニュース編集部は近畿大学の岡本健教授のもとを訪ねた。
 岡本教授は、著書『ゾンビ学』で知られる国内屈指のゾンビ研究家であり、自らもVTuber「ゾンビ先生」として活動する、まさに質問にうってつけの先生だ。

近畿大学総合社会学部 岡本健教授(ゾンビ先生)

 取材で見えてきたのは、ゾンビライフは絶望ではなく、むしろ現代のしがらみから解放された究極の「自由」かもしれない、という結論だった。

取材・文/トロピカル田畑

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