日本人が北朝鮮で現地民とボウリング対決した結果、ブチギレられた挙句ぼったくられた話
北朝鮮の遊園地――「もう完全に廃墟なんだよね(笑)」
ニポポ:
それで、遊園地に連れて行ってくれたんですよ。まあこの、面白味のなさそうな……(笑)。
安:
遊園地……じゃないですよ、これ(笑)。まあ……入り口ですからね。
ニポポ:
ここに受付の人がいてさ。「久しぶりのお客さんだ!」みたいな感じだったの。でも同行してるボウリングのオヤジが、負けたイライラをまだ引きずってるから、僕に意地悪するのよ。受付の人が愛想いい感じで「いらっしゃい」ってニコニコしてるんだけどさ、ボウリングのオヤジが「こいつイルボン(日本人)です」なんてことを言うと、表情がムッスーとするんです。それをあっちこっちでやるんですよ!
安:
陰湿なんですね(笑)。
ニポポ:
遊園地がもう完全に廃墟なんだよね(笑)。これはね……動いていない。このツタの絡み具合とかヤバいですからね(笑)。
安:
ヤバいですね。これ絶対ツタが引っかかるでしょ。
ニポポ:
そうそう。本当は動くんだろうけどね。
安:
でも動かすとなると、たぶん住民5世帯分くらいの電気を使うんじゃ……。
ニポポ:
電気がないから全部動かないっていうね。ちなみに北朝鮮って夏と冬、どっちが電力足りないんですか?
安:
そこは……ちょっとわからないです。
ニポポ:
僕が行ったのは冬の時期なんですけれども、寒すぎましたね。それで、暖房使うでしょ? その暖房の電力のせいでブレーカーがバンバン落ちる(笑)。
安:
落ちますね。でもその余熱で電気が復旧するのを待つっていうのはありますね。
ニポポ:
なるほどね。復旧も結構早かったりしてね。
ニポポ:
こんな感じでね……電気がないから乗れないんですよ(笑)。こんな遊園地に来たいって言ってたんじゃねえんだよな……。
安:
これ、どういう乗り物なんですか、これは。
ニポポ:
多分バイキングみたいなゆら~ゆら~みたいなね。やりたいんだけど、動かないよね。
安:
1人の為に動かさないと思いますよ。
ニポポ:
確かにそうなのよ。じゃあ次の画像も行ってみましょうか。はい、カバーがかかっていて楽しみ方が全然分からないという。
安:
諦めの笑顔(笑)。
ニポポ:
実際は動画撮ってもらったりとか、色々してくれたんだけど、もう完全に馬鹿にしにきてるんだよね。
安:
本当にこれ、ジワジワくる(笑)。
関連記事
シリーズ第一章
盗聴・監視は当たり前、旅客1人にお付3人の安心安全(?)な北朝鮮の旅に行ったらやっぱり色々ぶっ飛んでた
シリーズ第二章
北朝鮮へ実際に行ってみたら日本で報道されてる以上に生活水準が高かった件
シリーズ第三章
北朝鮮に行ったら「喜び組」と遊べたが「ハニートラップ」にかかりそうになった話
シリーズ第四章
「北朝鮮の若い人は合コンして楽しんでる」元・朝鮮総連の職員に人民の暮らしについて色々と聞いてみた
シリーズ第五章
日本人が北朝鮮で現地民とボウリング対決した結果、ブチギレられた挙句ぼったくられた話