「水素水」をただの水として飲む方法とは？ 理系が“ガチ実験”で水素を除去してみた
今回紹介するのは、ニコニコ動画に投稿された『【ただの水が飲みたい】水素水から水素を除去してみた / 本当に水素は溶けているのか』というラムダ技術部さんの動画です。
投稿者メッセージ（動画説明文より）
水素水から実際に水素を取り除く方法を実験しながら、その過程を詳しく解説しています。さらに、通常の水素水や濃い水素水に関しても検証し、どのような状況で水素が抜けやすいのか、そして水素が生理的に苦手な方が安心して飲むことができるポイントを分かりやすく紹介しています。(説明文はChatGPTを使って生成)
水素水が苦手な人のために、「水素水から水素を除去してただの水にする方法」をお伝えしますという投稿者のラムダさん。また、賞味期限内は最低で0.3ppm入っていることなので、実際にどれくらいの水素が入っているかも計測することにしました。
水素は危険な気体の為プロの力を借りて安全に検証を行うことに。協力をお願いしたのは薬理凶室のレイユール先生とくられ先生で、場所はレイユール先生のラボです。
まずは缶の内容量を測ります。310mlの表記に対し325mlと少し多めに入っていました。
検証用に500mlを計量したのですが泡が立っています。水素がどんどん出て行っていますね。
なんと幸運なことに、何もしなくても水素は抜けてくれるんですね
とラムダさん。
それはそれとして気体を取り出す実験は続けます。ビーカーに水素水を移したら漏斗を被せ、オイルバスに入れて攪拌しながら加熱。すると加熱によって発生した気体が集められて漏斗の上の方に集まりはじめました。直火で加熱しない理由は、万が一水素が大量に発生して漏れ出した場合に引火＆爆発をさせないためです。
結構気体が集まり、シリンジに回収。
回収できたのは6ml。最大の水素濃度0.8ppmで計算した理論値4.48mlより多いです。このことから、二酸化炭素や窒素や酸素も一緒に出てきた可能性が考えられます。
そこで水酸化ナトリウム水溶液に二酸化炭素を吸収させることに。これで1ml減りました。
残りの気体へ反応がわかりやすいよう酸素を加え、火を近付けて爆発するか反応を見ます。すると……
ホケキョ
と辺りに響くウグイスの声。厳重な装備で臨みましたが爆発しません。取り出した気体には水素が含まれていなかったことが判明しました。つまり、加熱する前に水素が逃げていたことになります。
常温程度の水素水は開封して容器に移し替えたりするだけで、大半の水素が逃げるという結果が得られました。
激しくコップに注ぐだけでも水素が抜けますので、水素が苦手な方も安心して水素水を飲むことができます。
しかし安心のために、最低でも1.2ppmという水素濃度が高めの水素水でも調べてみることにしたラムダさん。
すると今回取り出せた気体の量は1ml。加熱殺菌しているので他の気体は含まれていないとは予想していましたが、理論値の6.75mlより実測値がかなり少ないです。
気体の量が少ないので泡にして水素かどうか調べて見ます。
火を点けると気体が燃え上がりました！ ちゃんと水素が含まれています！
水素水には本当に水素が入っていることが判明し、コメント欄には拍手と驚きの反応が集まりました。
ただし、この程度の濃度の場合は直火で加熱しても問題ないそうです。したがって高めの濃度の水素水の場合は、加熱して水素を除去するのが良いという結論になりました。
水素が苦手な方も安心して水素水を飲める方法を提示したラムダさんの検証。興味を持たれた方はぜひ動画をご覧ください。水素3mlの爆発や水素を含まない泡の反応など比較実験の様子や、実験の意図や計算の説明が詳しくあります。
視聴者のコメント
・すごい！
・水素入ってたんだな
・少量とはいえ本当に入っていた事に逆に驚く
・割りといい検証だった
・ちょうど除去方法知りたかったから助かった
・白湯やんけ
▼動画はこちらから視聴できます▼
『【ただの水が飲みたい】水素水から水素を除去してみた / 本当に水素は溶けているのか』
https://www.nicovideo.jp/watch/sm42140289
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