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「レッツゴー!陰陽師」を見るまでのタイムを計測!? 令和の時代に現れた『新・豪血寺一族 煩悩解放』のRTAに「こんな高画質で見たことない」の声

 ニコニコ動画に現存する最古の動画であり、「レッツゴー!陰陽師」の名で広く知られている動画、sm9

 陰陽師矢部野彦麿と共に、坊主ダンサーズが歌って踊る映像に弾幕飛び交うこの動画は、繰り返しニコニコ動画訪れる方であれば誰もが1度は目にしていると言っても過言ではないだろう。

 2007年の投稿から現在までに2,100万回以上の再生数を記録し、令和の時代にもふとしたきっかけで注目を集める「レッツゴー!陰陽師」がこの夏、局所的な盛り上がりを見せていた。

 今回はsm9、「レッツゴー!陰陽師」と深い関わりを持つ格闘ゲーム『新・豪血寺一族 煩悩解放』のRTAに挑戦し、注目を集めている動画。

 oresamその2さん投稿の『新・豪血寺一族 -煩悩解放- 『レッツゴー!陰陽師』PV解放RTA 01:04:33』をご紹介する。

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実はオマケのPVだった「レッツゴー!陰陽師」
令和の時代に投稿されたPV解放RTA

 ニコニコ動画に残る最古の動画として広く知られる「レッツゴー!陰陽師」だが、この動画の元ネタがどんな作品で、何のために用意された映像なのか知らないという方も少なくないだろう。

 その正体についてはニコニコ大百科などでも迫ることができるのだが、本稿でも軽く触れておこう。

 「レッツゴー!陰陽師」のネタ元となるのは「豪血寺一族」という格闘ゲームシリーズ。同シリーズは1993年にリリースされたアーケードゲームから続く作品なのだが……。

登場キャラクターが、ほぼ血縁者
ストーリーが大体、一族の長を決める大会など身内の殴り合い
初代は主人公がババアで、ラスボスもババア
ババアが特定の技で若返る
一部作品はやたらとキャッチーな歌詞ありBGMが多い

 と、やたらとこだわりを感じる作品で、「レッツゴー!陰陽師」のようなインパクトのある映像が生まれるのも納得のイロモノ格ゲーシリーズ。

 さて、話を本筋に戻して、件の映像が登場したのはsm9が投稿される1年ほど前、2006年にPS2用ソフトとして発売された『新・豪血寺一族 煩悩解放』

 同作は2003年にリリースされたアーケードゲーム『新豪血寺一族 闘婚 -Matrimelee-』の直接的な続編で、前述のシリーズの特徴に加えてタレントのボビー・オロゴンが登場するなど、らしさ満載の作品だ。

 さて、そんな作品のどのような場面で「レッツゴー!陰陽師」が使用されたのか?

 妙な力の入り具合を見れば特殊演出にでも使われたのかと思ってしまうところだが、実際にはやり込み要素であるカードコレクションに収録されているオマケ映像。

 実は「レッツゴー!陰陽師」というのは元々『新豪血寺一族 闘婚 -Matrimelee-』に登場するステージBGMのひとつで、我々がよく知るあの映像はオマケとして収録されたアニメ付きPVだったのだ。

 そのため、映像ではさも主人公かのように登場する陰陽師矢部野彦麿は、実はストーリーではほぼ無関係の人物。

 操作キャラじゃないどころか、ゲーム内では対戦ステージの後ろ側で祈祷のようなしぐさを見せるだけの背景キャラクターということで、動画でもしばしば戦いの後ろで確認できる。

苦労の先に解放された高画質の「レッツゴー!陰陽師」

 『新・豪血寺一族 煩悩解放』のオマケ映像であった「レッツゴー!陰陽師」だが、本動画ではカードコレクションで件の映像を解放するまでのタイムを計測するRTAに挑戦。

 格闘ゲームは苦手ながら、「豪血寺一族」シリーズが大好きというoresamその2さんは、キャラクターや作品の紹介をしつつ、花小路クララのハメ技などを駆使してプレイ。

 oresamその2さんによれば本来ストーリーモードを攻略する必要はないとのことだが、せっかくだからということでPart1ではストーリーモードを収録し、続くPart2ではPV解放に必要なミッションの攻略に挑戦する様子が収められている。

 さて、気になる「レッツゴー!陰陽師」が解禁されたのは、ゲーム開始から1時間ほどが経過したPart2の23分頃。

 sm9では投稿時期などの都合から、現在の水準では低画質となる360pでしか確認できない「レッツゴー!陰陽師」が、ついに解禁されると視聴者たちは大盛り上がり。

 令和のニコニコに現れた高画質の矢部野彦麿たちを背景に、弾幕や空耳コメントが多数投稿。中には「豪血寺一族って陰陽師のゲームじゃなかったんすね」と、sm9だけでは知ることのできなかった真実にたどり着いたコメントも見られた。


 『新・豪血寺一族 煩悩解放』を1時間ほどプレイし、ストーリークリア&「レッツゴー!陰陽師」の解放を行った本動画では、前述の通りsm9だけではわからない「豪血寺一族」の紹介も丁寧に行われているため、ぜひPart1からチェックしてみてほしい。

 なお、昨年12月にはfirironeさんによって類似レギュレーションに挑戦した21分の記録『新・豪血寺一族-煩悩解放- 矢部野彦麿RTA 21:15.71』が投稿されているため、より洗練された本作のRTAが気になる方はそちらも要チェックだ。

文/富士脇 水面

新・豪血寺一族 -煩悩解放- 『レッツゴー!陰陽師』PV解放RTA 01:04:33 1/2

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