災害や非常時に備えてローリングストック! 備蓄のポイントや非常食について解説してみた
今回紹介したいのは、トリベリーちゃんさんが投稿した『【ゆっくり解説】災害・非常時に必要な備蓄食品について』という動画です。
投稿者メッセージ(動画説明文より)
災害・非常時に必要な備蓄食品について トリベリーちゃんがゆっくり解説してくれます
2011年3月11日に発生した東日本大震災から11年が経ちました。今一度災害への備えについて考えたく、備蓄について解説した動画をご紹介します。
災害や非常時の居場所といえば避難所ですが、場所によっては冷房や暖房やお風呂などが無く、プライバシーも十分に守れない状態になることも。そのため避難生活が長引くとストレスがたまり、体調を崩したりうつ状態になる恐れがあります。
そこで最近では自宅が無事ならば「在宅避難」が良いという考えが広まってきているそうです。
しかし物流やライフラインがストップすると水や食料に困ります。そのため、生命維持に必要な最低ラインである72時間分の備蓄が必要です(できれば7日分)。
いざという時に備蓄品の賞味期限切れを起こさない備え方の1つが「ローリングストック」。缶詰やインスタント食品、根菜類など普段から家にある日持ちする食料品を多めに買って、賞味期限の古いものから順番に食べて行く方法です。
まず備えておきたいものは常温で日持ちのするもの、そして調理しなくてもそのまま食べられるもの。これは災害時には停電で冷蔵庫が使えなくなったり、水道やガスなども止まることが多いからです。
カセットコンロなどの熱源があれば、パスタやラーメンもおススメです。
常温で日持ちするものとなると、魚や肉から摂れるタンパク質や、野菜や果物から摂れるビタミン類が不足しがちに。そこで肉や魚や大豆を使ったレトルトや缶詰、野菜や果物のジュースなどもストックに加えます。
家族の年齢や好みに合わせた、普段から食べ慣れているものも入れておくことも大切です。災害時の緊張状態では食欲が落ちやすく、特に小さい子供や高齢者には注意が必要とのこと。
災害時に一番困る物は水で、1人につき1日約3Lが必要です。広範囲に被害が及ぶ場合は、水が各家庭に行き渡るまでに数日から1週間、あるいはそれ以上かかることもあります。3日分なら1人9L、7日分なら1人で21L必要になりますね。
一般的なペットボトル入りの飲料水は賞味期限が2年程度です。
そして非常用備蓄水は賞味期限が5~12年と長くなります。ローリングストックが面倒なら、値段は高くなるものの非常用備蓄水で備えるのも1つの手です。
次に、いわゆる「非常食」を見ていきます。
まずはご飯やパン類といった主食。非常時のご飯といえばパックご飯が浮かびますが、食べる時に温める必要があります。その点非常食の「アルファ化米」は水やお湯を加えるだけで食べることができ便利です。ドライカレーやピラフなど味付けしたものはおかずなしでも食べられます。
また、非常用のパンはかつては缶パンでしたが、缶詰や特殊フィルムを使った柔らかいパンも登場。特に缶入りのタイプは、スコーンタイプやマフィンタイプなど選択肢が豊富になっています。
非常用の主菜・副菜には缶詰やレトルト食品があり、賞味期限は3~5年ほどです。
非常用の缶詰は日常用のものより賞味期限が長めですので、2つを組み合わせて備蓄するのもいいですね。
特殊フィルムや缶詰に入った非常用のビスケットなどは約5年間の長期保存が可能です。
上記以外に、比較的賞味期限の長いチョコレートや羊羹、缶詰の果物などもローリングストックしておくのがオススメです。
また、口にするものだけでなく、電気やガスなどのインフラが破壊されたときの熱源も重要になります。暖を取りつつお湯などを沸かせるストーブ、使いやすいカセットコンロ、七輪(一酸化炭素中毒の恐れがあるので屋外で使用)などが人気です。キャンプで使うアウトドア用のコンロも災害時に役立ちます。
ガスボンベなど、それぞれの燃料もしっかり備えておきたいですね。
着火剤は色々ありますが、トリベリーちゃんによるとマッチがオススメだそう。ガスライターは長期間保存しているとガスが出にくくなりますが、マッチは湿気さえ吸わなければ何十年も使えるそうです。
さらに、画像のようなアイテムがあると断水中も衛生的に過ごすことができます。
非常時の備えについて今一度確認をしたいという方は、ぜひ動画でそれぞれの解説の詳細をご覧ください。
視聴者のコメント
・おつ~!為になるわ
・マッチは参考になった
・ラップ、アルミホイル、ガムテープはまじ万能
・トラベルセットがあると便利>歯磨き
・手回し発電のライトとラジオ一体型にお世話になりました
・今更だけどすげー勉強になった!ありがとう!
▼動画はこちらから視聴できます▼
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