『ラブライブ!スーパースター!!』『東京リベンジャーズ』etc…今からでも見てほしいイチオシの2021年夏アニメ5選
2021年夏アニメの放送も大詰め。好きな作品のクライマックスに胸を熱くしつつも、もうすぐ放送が終わってしまう寂しさも感じているアニメファンは多いことと思います。
一方で、何らかの理由で視聴しなかった、または途中で視聴をやめてしまった作品への心残りを感じている人もいるかもしれません。今回の記事は、そんな人の背中を押すために書きました。
この記事では筆者が最新話まで視聴して、夢中になって楽しめた夏アニメを5作品ご紹介、その魅力を語ります。
ノーマークだったり、途中で視聴をやめてしまった作品も紹介しているかもしれません。どれも自信を持っておすすめできる作品なので、ぜひチェックしてみてください!
※多少のネタバレを含みますので、気になる方はご注意ください。
その1:『ラブライブ!スーパースター!!』
スクールアイドル活動に反対する恋の胸の内は……!?
2021年夏アニメの第1話をほぼ全部見た【※】うえでのおすすめタイトルとしてもご紹介した『ラブライブ!スーパースター!!』。その後も期待通り、ひょっとしたらそれ以上のおもしろさに、毎週熱狂させられています。
可可(クゥクゥ)のスクールアイドルへの憧れから刺激を受け、「人前で歌えない」というコンプレックスを克服したかのんでしたが、その後も様々な困難に直面することとなります。
それでも、彼女たちのひたむきさに感化されて増えていく、共にスクールアイドルとして活動していく仲間たち。芸能界でプロとして輝くことを夢見るすみれに、かのんの幼馴染である千砂都……。
ふたりがかのんたちと一緒に頑張っていくことを決意するまでのドラマも、感動の連続でした。
これまでの『ラブライブ!』シリーズの主人公とはまた違った強さと優しさを併せ持ったかのんの魅力、可可とすみれの微笑ましいじゃれ合い、かのんと千砂都の強い絆など、キャラクター同士の関係性からも、毎週新しい発見が感じられて、見ていて飽きません。みんなで力を合わせて着実に成長していく姿が、本当に眩しい……。
最新話である第7話「決戦!生徒会長選」では、かのんたちのスクールアイドル活動に反対し続けてきた恋(れん)に、ついにスポットが当たりました。彼女が抱える悩みとはいったい……? 今後のエピソードからも、目が離せません。
その2:『東京リベンジャーズ』
最高の男たちが胸を熱くする、ヤンキー×タイムリープサスペンス。
人生どん底のフリーターだった武道(タケミチ)が、中学時代へとタイムリープ。かつての恋人である日向(ヒナタ)が殺されてしまう結末を回避するために奮闘するという『週刊少年マガジン』連載漫画のアニメ化作品が、いよいよ大詰め。
ヒナタを殺したのは悪党連合「東京卍會」。しかし、その前身となった不良グループとしての東京卍會は、総長のマイキー、副総長のドラケンをはじめ、強さと優しさを併せ持ち、仲間のためなら命を賭けられるイイ男ばかり。
何が彼らを最悪の組織へと変えてしまったのか?
「8・3抗争」や「血のハロウィン」、いくつもの出来事の結末を必死の思いで変えることで、現代にも変化をもたらしてきたタケミチ。しかしそれでもまだ、ヒナタや友人たちを救う道筋は掴めていません。
筆者は本作をイッキ見したのですが、先が読めない展開に、一度視聴をはじめたらなかなか止めることができませんでした。
そんな過酷な物語を描きつつ、最高にカッコいいキャラクターが次々に登場するのも本作の魅力です。マイキーやドラケンはもちろんのこと、東京卍會の壱番隊隊長・馬地圭介や、副隊長・松野千冬を巡るドラマに胸を打たれた人は多いはず。
原作は現在も連載中。タケミチの心が休まる時が来るのはもう少し先になる模様で、アニメも続編の制作に期待できそう。『シュタインズ・ゲート』や『Re:ゼロから始める異世界生活』が好きな方にもおすすめです!
その3:『RE-MAIN』
記憶を取り戻した主人公、しかしその性格は豹変していて……!?
こちらも第1話の時点から注目していた作品です。中学時代、水球で日本一になったものの、その帰り道で交通事故に遇い、中学3年間の記憶を失った少年・清水みなとの再起の物語。
高校で、素人ばかりが集まった水球部に入部したみなと。自身も記憶と共に選手時代の技術や体力を失っているみなとは、同じ初心者として、彼らと共に新たな道を歩みはじめます。
ここまでの物語で、みなとはチームメイトひとりひとりが抱えている悩みや問題に真摯に向き合い、彼らの絆は深まってゆきました。
しかしここに来て、水球部の存続に関わる史上最大のピンチが訪れます。帰宅途中に転倒してしまったみなとは、頭を強打。これが切っ掛けに、みなとは中学3年間の記憶を取り戻します。ただし、事故以降の記憶と引き換えに……。
ここで中学時代のみなとが、これまでの心優しい彼とは似ても似つかないエゴイストであったことが明かされます。それは、強くなるために自分の性格すらも捻じ曲げる覚悟を決めた結果でもあるようですが、あまりの豹変ぶりに現在のチームメイトたちは唖然。
誰もに優しく接してきた彼はどこへやら、「下手な奴らと水球をやっても意味がない」と吐き捨てるみなと。みなとは水球部の退部を考える一方で、自分がエリートへの道を閉ざされたことを知り、深い絶望に苦しみます。
このシリアスな展開が、ハッピーエンドで終わる方法はあるのか? 今後の展開から目が離せません。
その4:『Sonny Boy』
予測不能な展開の連続! SF青春群像劇。
監督・脚本・原作:夏目真悟氏、制作:マッドハウス、キャラクター原案:江口寿史氏、主題歌は銀杏BOYZという、豪華スタッフが手掛けるオリジナルSF青春群像劇アニメもいよいよい大詰めです。
学校の校舎ごと異次元の世界に飛ばされてしまい、ここで超能力に目覚めた36人の中学生たち。
「学校の備蓄はいくら消費しても元通りに復活する」、「心からの同意を得ずに人から貰ったものは燃えて消えてしまう」など、独特すぎるこの世界のルールをひとつひとつ解明しながら、サバイバル生活は続きます。
序盤は無人島のような世界で、サバイバルらしいサバイバル(?)をしていた彼らですが、エピソードを重ねるごとにその舞台は大きく変化。どのエピソードもどんな展開が待ち受けているのか、まったくの予測不能で、視聴者を翻弄し続けます。
この感覚が好奇心を刺激し、ほかのアニメでは決して味わえないオンリーワンの体験をもたらしてくれています。
第6話「長いさよなら」で彼らは“とある理由”からもとの生活に戻る必要性を見失ってしまったのですが……? 第8話「笑い犬」は中盤から登場した喋る犬にまつわる凄惨な過去が明かされるエピソードで、こちらも非常に衝撃的。
36人の少年少女たちの中にはかなり個性が強い者も多く、全員が仲良しとはいきません。
はじめはいがみ合っていたり、対立している人もいるのですが、その後の漂流生活でそうした関係にも徐々に変化が。彼らが最後に見ることになるのはどんな景色なのか? 見届けたいと思います。
その5:『平穏世代の韋駄天達』
最強タッグの原作が、超絶作画でアニメ化!
フジテレビのノイタミナ枠で放送されている本作は、『異種族レビュアーズ』の天原氏が原作、『小林さんちのメイドラゴン』のクール教信者氏が作画という豪華タッグによる原作をもとにしたアニメ。
魔族が封じ込められて800年。平穏な世界で生まれた“韋駄天”たちが、密かに復活し人間社会に溶け込んでいた魔族たちと、戦いを繰り広げます。
韋駄天たち、とくに平穏世代の師匠であるリンは地球最強の戦闘力を誇り、どんな魔族も真っ向から戦っては勝ち目がないというのが新鮮です。
しかし韋駄天側も、魔族側もさまざまな思惑が入り乱れており、さらには彼らに翻弄される人間たちの視点も描かれるため、展開が単調になることはありません。次々と新たな事実が明らかになるストーリーは非常に魅力的。
そしていちばんの見どころはバトルシーンの作画! 人間とはまったく別の存在である韋駄天たちの圧倒的なパワーと、これに奇策で対抗する魔族たちの戦いの描写には、否応なしにテンションが上ります。
それ以外のコメディ的なパートの演出も個性的で、とにかく映像としての見応えに満ちた作品となっています。
ややハードなエログロ描写が多めなため苦手な人は要注意ですが、そうしたテイストも含め、“古き良き深夜アニメ”らしい作風が楽しめる人には、文句なしにおすすめです。
2021夏アニメまとめページ
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