「東京都議会選挙」公約のポイントは豊洲移転、東京五輪、9条改正、それとも……? 各政党のニコ生での公約・マニフェスト発表まとめ
日本維新の会
■発表者
足立康史(日本維新の会 衆議院議員)
足立:
ニコ生をご覧のみなさま、こんばんは。私は日本維新の会の衆議院議員をしております足立康史でございます。
今、ちょうど私たちの前が、共産党の皆様が収録を発表されました。今回私たちやっぱりこの都議選をしっかり戦わなアカンなと思っている理由のひとつがやっぱり共産党なんですね。
実際みなさんご承知のとおり、共産党は40年以上前の美濃部都政、革新都政以来39年ぶりに3月の都議会で、小池さんの今年度予算、29年度予算に賛成をしました。どこでどう繋がってるのかわかりませんが小池都政と共産党、隠れ民進党が大変深い結びつきになってますので、私たち日本維新の会はとにかくやっぱりこの都議会にね、日本維新の会の仲間をしっかり送り込んでおかなければ、小池さんの都政心配だなということで候補をですね、擁立をしてまいりました。
ちょっとフリップをご覧いただきたいと思いますが、私たち今回の都議選には4名の候補者を擁立をしております。
足立:
現職のやながせ裕文さん。大田区ですね、大田区現職のやながせ裕文さん。そして足立区に鈴木かつひろさん。元職でございます。世田谷区のひえしま進さん、新人。更に町田市に、町田市初の女性都議を目指して頑張っている新人のえびさわ由紀さん。この4名を擁立をしてます。
都議会というのは全部で42の選挙区がありますので、4つということで維新をご支援頂いてる方々からすれば少ないなと思われるかもしれませんが、ひとりいればしっかり、今やながせ都議がひとりで頑張ってますが、ひとりいれば小池都政の流れ、都政の流れを大きく変えることができるんでね、この4名全員当選に向けてしっかり頑張ってまいりますのでご支援お願いします。さて、ちょっとめくっていただいて。
私が今ひとりでも都政を変えることができると申し上げた証拠は、やっぱり小池さんが当選以来1年足らずでありますが、ずっとこの1年足らずの間揉めてきた最大のイシューは豊洲築地の問題ですね。私本当に、これはもう小池さんを僕はけしからんと思っていて。いや小池さん頑張って欲しいんですよ? 頑張って欲しいんだけれども、私たちはずっと豊洲と築地はちゃんとその豊洲市場のメリットデメリット、築地市場のメリットデメリットをしっかりとテーブルに乗せて比較考慮をすべきだということをずっと言ってきたんです。
足立:
ところが小池さんから出てくるのは豊洲市場のネガティブな情報ばっかりなんですね。この図を見ていただいたらわかりますように、卸売市場の安全と安心の問題っていうのは大きく3つのルールがあるんです。
1つは国の法律、土壌汚染対策法。2つ目が黄色いところで都の条例、環境確保条例。それから3つ目が赤いところでありますが豊洲市場だけに適用される地下水基準です。
私たちが問題だと言ってきたのはこの赤い3階の部分が、結局豊洲だけに適用されて築地には適用されない。小池さんが出してくる情報はすべて豊洲市場のネガティブな情報ばっかりで風評被害を広げた。
ところが、やながせ都議と私たちで法律と条例をつぶさに読んだら、築地市場についても必ず情報がある、地歴の情報があるはずだっていうことがわかったんですね。それで、やながせ都議が、私たちが都庁に情報公開請求をする中で、実は築地も同じ様な問題があるんだと。豊洲がどう、築地がどうじゃなくて、地下というのはいろんなことがあるんで安全、法律を満たし条例を満たしているのであれば十分だということを、やながせ都議がひとりでこれを明らかにしてきたんですね。それが2月28日。
その結果、3月、4月、5月、6月と大きな流れを私たちが作ってくることができたと自負をしている。これを最初に1人でも2人でも3人でも4人でも、127名の都議会の中でも、ひとりであっても大きな流れを作っていけるんだということをみなさまにご理解をいただきたいと思います。
足立:
その上で私から4つに分けて私たちの公約をご紹介をしてまいりたいと思います。ひとつはここにありますように、もう言うまでもなく豊洲市場です。これは今もう、やながせ都議の働きとしてご紹介をしましたが、我々はここに書いてあるように今でも大変なお金が豊洲にかかってるんで一刻も早くこれを移転させるべきだということを言ってきました。
2月8日に馬場伸幸幹事長を団長とする、そして、やながせ都議を事務局長とする合同調査チームを作りまして、豊洲市場の視察に出向き、そして3月、そして6月に提言を小池さんに提示をしました。
私たちはやっぱり、豊洲に早く移転をした方がいいということを再三訴えてきました。ここにも、いろいろなことが書いてありますけど、私がやっぱり一番気になったのは築地の安全です。皆さんご承知の通り築地は市場問題PTの学者さんもおっしゃっているように、首都直下型地震が来たらひとたまりもないんですよ? 大変危険な地域に仲卸の皆様を働き続けさせている。また観光の皆さんがたくさん入っていらっしゃる大変危険な状態ですので、我々は一刻も早く、これを解消していくべきだということで訴えてきた。
小池さんもようやく豊洲移転は決められたそうでありますが、まだまだまた戻るんだとか戻らないんだとかよくわからないことをおっしゃってますが、もう市場関係者も怒ってます。早く維新が申し上げてきたように豊洲移転、しっかりと豊洲のブランドというものを作っていくように力を結集していくようにお願いしたいと思います。
次に、2番目の柱としてそういう混乱した都政っていうのをこの1年招いた、あるいはそれ以前もそうですけど、やっぱり都庁の仕組みにちょっと問題があるんですね。ちょっと映していただけます?
足立:
ここに書かせていただいてるように都庁の仕組みっていうのはもう大混乱です。なんでかと言うと、都庁が仕事をいっぱい抱え込み過ぎなんですね。特別区があるんだから、右にあるように特別区にしっかりと権限と財源、人材を落としていくことによって都は関東全体、首都圏全体を引っ張るような広域の大事なテーマに取り組んで、また特別区が人々の都民のみなさまの生活とお仕事に関わる基礎的な行政、これをしっかりと提供していく。都は、関東全体、首都圏全体を引っ張るような広域の大事なテーマに取り組んで、また、特別区や人々の都民の皆様の生活とお仕事に関わる基礎的な行政、これをしっかりと提供していく、こういう当たり前の行政の仕組みを、僕らは今まで橋下改革、松井改革でやってきた実績があります。これ是非、東京でも実現をしていきべきだと訴えをしているわけであります。
足立:
いろいろ、やるべきことはここに書いてあるようにありますけど、やっぱり、今の都庁を見てると、政治家が何をやるべきか、お役人さんが何をやるべきか、専門家が何をやるべきか、この3つが大混乱しているんですね。
実は、魔の民主党の3年3カ月の時の民主党政権の時も、何故民主党が失敗したかといえば、政治家と官僚の関係が間違っていたんですね。官僚に任せておけばいいところに政治家が口を挟む、手を突っ込む、そして政治家が決断すべきである事項を、放っとからしにして決めない。こういう政治と行政の関係が混乱していたんですね。私はこういう権限移譲、民営化を取り組みながら、しっかりと政治家と行政官とそして専門家の役割り、これを正していきたいと思います。
特に、今の小池都政、専門家の使い方を間違っていますね。市場問題PTの小島座長。あれは反原発の運動家ですからね。上山信一さんも最近調子悪いと思いますが、やはり、政治、行政、専門家、これがそれぞれの役割をしっかりと果たしていく。それはやり遂げていくのが政治家のリーダーシップなんですね。橋下改革松井改革に学んでいただいてね、我々がそのやり方、お教えしますんで、東京都もしっかりとまっとうな政治行政の仕組みを実現していくべきであると訴えをしておきたいと思います。
足立:
さて3つ目の柱が、広域行政。これは都でしっかりやっていくべきことはここに書いてありますが、ひとつみなさんに訴えしたいのは禁煙の問題。これ、もうみんな議論するばっかり、やればいいんですよ。
例えばね、大阪府庁も、大阪の話はあんまりしたくないんですけど、大阪府庁は、今もう全面禁煙やってます。東京都庁やったらいいんですよ。小池さんも都民ファーストも言うばっかりで、今で出来ることをやらない。やっぱり選挙ファーストなのかなと、やっぱり思わざるをえませんが、やっぱりやれることをどんどんやったらいいと思うんですよね。
足立:
それから最後に基礎的な行政。これも教育の問題をちょっと書いてますが、わたくしたちは、教育無償化、特に就学前教育の無償化、幼児教育の無償化はね、もう増税なしに実現できます。大阪でも実現できるんだから、財政豊かな東京都が出来ないわけがないんです。増税なしの幼児教育の無償化、これはすぐにやるべきであると訴えをしておきたいと思います。さて、パネルは以上かな、その地図をもう1回だけね。
最後にみなさまに日本維新の会はどういう政党なのかということを一言申し上げておきたいと思います。
今もう自民党の井上先生お越しでいらっしゃいますが、自民党は僕はね、安倍政権はまだ続いた方が良いと思いますよ。しかしちょっと脇が甘かった。「李下に冠を正さず」と言いますけれども、やっぱり、マスコミにつつかれるようなことは避けて、憲法改正を実現していくべきだと思いますが、維新の会は一つ逸話を紹介します。
わたくしの地元に万博跡地というのがあるんですね。50年近く前に東京オリンピックの後に、大阪万博というのがありました。この大阪万博の跡地の再開発をする時に、当時の橋下知事は、あるアメリカのパラマウントという映画会社を参入しようとしたんですよ。そのパラマウントの日本側の窓口の社長さんが橋下知事の、橋下徹後援会には入ってきて、会費を6000円払ったんですね。1回ぽっきり、6000円ぽっきりですよ。その6000円ぽっきりの会費を払ったことを見つけた橋下知事はね、もう入札禁止、やめてくれということで、排除をしていったんですね。
やっぱり権力を握るもの、それぐらいわが身を律することが、やっぱり正しい姿かなと、我々は痛感をしています。
日本維新の会は、これまで政治企業団体献金も禁止、国会議員も毎月のお小遣い100万円、文書通信交通滞在費にしても、インターネットに全部公開、わたくしたちの歳費も2割、被災地にお届けをしています。そういう厳しい政治、民進党のように自分に甘く他人に厳しい政治じゃないんですよ。
日本維新の会は納税者に優しい。でも政治家自分たちには厳しいそういう当たり前の政治、転動した政治じゃなくて、当たり前の政治をやっていきたいと思います。日本維新の会が、どうしても都議会にも、今回4000局しか出せません。国会議員もね700名以上いる国会議員の中でまだ27名です。維新の会というのは大きくなったと思ったら、分裂し、また大きくなったと思ったら分裂をした。
都民の皆様には「維新の会は何してるんだ」とお叱りをいただくこともあります。でも結局、維新の会というのは厳しいんです。自分に厳しい。だから江田憲司さんとか、柿沢未途さんとかついて来れないんです。彼等は維新の会を離党したその直後から、文書通信交通滞在費、毎月のおこづかいの100万円の領収証の公開をやめました。きっとかれらは、政治資金を公開するのが嫌で、日本維新の会を出て行ったと思うんですね。
我々は少数精鋭、おおきな政党ではありませんが、そういう古い政治じゃなくて、新しい政治、自分に甘い政治じゃなくて自分に厳しい政治、そういう都民の皆様、納税者の皆様が本当に求めている政治を実現できるのは、我々であるとぜひ皆さん、大田区、足立区、世田谷区、そして町田市、皆様のお力をお集め頂きますよう、お願い申し上げて説明を終りたいと思います。大変に有難うございました。