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「“平和憲法”は残してもいいと思うが戦争状態になった時の“戦争憲法”も必要」日本のこころ党員が『憲法9条と自衛隊』をテーマに議論

北朝鮮の拉致問題が解決しないのは現憲法のせい

井桁:
 自衛隊は実質的な軍なんです。現状、軍にしていない事によって、自衛隊をどう効率的に動かすかという点で弊害があるんです。例の1つとして、軍法会議がないんですよね。これがなければ、将軍はどうやって軍を効率的に動かせるのかなと思います。

中丸:
 憲法の事はもちろん大事です。ですが、現実的な部分で、「憲法9条を変えなければ国は守れない」なんて言っても、明日攻めてくるかも分からないですからね。そんな中で、「憲法を変えなければ何も出来ない」と言うのは違うと思います。

西村:
 憲法改正論を口実に使っているケースは見受けられるな。拉致被害者救出の問題では、北朝鮮が日本国内で拉致をして、国家主権侵害をした。これはもう戦争状態です。見て見ぬふりを20年以上もしてきた。

現在の憲法について、北朝鮮の拉致問題を案じる中山さん。妻の中山恭子さんは党の代表であり、第一次安倍内閣時代は拉致問題担当だった。

中山:
 これは憲法のせいなんですよ。大日本帝国憲法にはちゃんと『朕は我が臣民の権利及び財産の安全を貴重し及び此を保護する』と書いてあるんですが、現行の憲法にはどこにも書いていない。だから北朝鮮の拉致問題についても他人事みたいだし、現に中国に12、3人ほど不当拘束されているでしょう。

 憲法に『国は国民を守れ』と書いていないから、日本政府は何も言わないし、マスコミも報道しないんですよ。同胞に対して冷たいんじゃないかという気がします。「国民は憲法を守らないといけない」と言うのであれば、逆に憲法も国民を守らないといけないでしょう。

防衛は最大の福祉、「戦争憲法」を作る

西村:
  今の憲法は『平和憲法』と言われてる。国家は平和な時代だけに存在しているのではなく、戦争状態の時だって存在する。今の『平和憲法』は残してもいいと思うよ。そして私達は戦争状態になった時の『戦争憲法』を作ろう。「軍は何をするのか」とか、それこそ軍法会議の話とか。そういう発想の方がやりやすいです。

中山:
 私はいつも言うんだけど、防衛は最大の福祉なんです。国が安心安全である事が、この国で幸せに暮らすことができる条件ですから、これだけは譲れないなと思います。

中丸:
 憲法があるから北朝鮮の拉致被害者や中国の不当拘束者が今もあるんじゃないかと言われていますけれど、アメリカの場合はすぐ動いて、本国に戻れるように手を打つじゃないですか。日本は何十年も放ったらかしという状況が続いているのは、どこかで憲法が逃げ道になっているんじゃないかな。できない事、やらない事の言い訳に使われているような節を感じてしまいます。

西村:
 『護憲』とか主張する人ほど、拉致問題を容認するし、『人権』って言っているくせに、拉致被害者の人権については全くと言っていいくらい、無関心です。

中山:
 日本のこころ代表の中山恭子が拉致問題担当になった時に、拉致被害者が一時帰国したでしょ。「拉致された人が帰ってきたんだから、国家の意思として返してはならない」と言ったんです。国が国民を守らなくて、誰が守るんですか。そこが今の憲法にはないという事。これが最大の問題だと私は思います。

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