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「昭和の三大台風」伊勢湾台風を平成の台風と比較してみた――犠牲者5098人、日本を直撃した最凶クラスの威力に戦慄

 毎年日本にやってくる台風。

 その中でも1959年9月26日に潮岬に上陸し、紀伊半島から東海地方を中心に、ほぼ全国にわたって甚大な被害を及ぼした伊勢湾台風は室戸台風や枕崎台風とともに「昭和の三大台風」と呼ばれています。 

 今回紹介するのは『伊勢湾台風と最近の台風の大きさを比較してみた』という動画では、伊勢湾台風の大きさが気象庁の数値を元に平成の台風と比較され、その被害がいかに甚大だったのかがわかるものになっています。

投稿者メッセージ(動画説明文より)

伊勢湾台風が大きすぎてよくわからない、普通の台風との大きさの違いが知りたい、といったコメントをいただいたので作ってみました。

平成に日本に上陸したもの(*一つは上陸していません)で、大まかにみてだいたい同一緯度上にあるといえそうな台風の上陸直前の暴風域の大きさを、伊勢湾台風、第二室戸台風と比較してみました。

*1995年12号(Oscar)はあまり知られていない台風ですが、関東地方に接近した台風としては歴史上類を見ない規模のものだったので、一応入れておきました。


 まずは比較元となる1959年に発生した15号、伊勢湾台風。国際名はVeraです。人的・経済的被害の規模の大きさから、明治維新以後で最大級の自然災害のひとつと言われています。

 「死者4000人とかバケモンじゃねーか」「祖母が、周りが浸水して家の庭に置いてた自転車が浮いてたって言ってた」など、日本全土を襲った伊勢湾台風の被害の大きさに関するコメントが見られました。

 続いては1961年に発生した18号第二室戸台風。国際名はNancyです。室戸岬に上陸し、大阪湾岸に大きな被害を出しました。

 平成に元号が変わり、1990年に発生した19号のFlo。和歌山県白浜町に上陸し、大きな被害を出しました。「これ覚えてるわ。突風が窓ガラスにあたってドーーンってすごい音がしてた」というコメントも。

 続いて1991年に発生した19号。 青森県のリンゴ畑で収穫前のリンゴがほとんど落ち、リンゴの倒木・枝折れの被害に見舞われたため「りんご台風」と呼ばれています。国際名はMireille。

 1993年、薩摩半島南部に上陸し強風・大雨による大きな被害を出した13号。国際名はYancy。今までの台風より比較的小さく見えますが、大型で非常に強い台風です。

 1995年に関東地方に接近したのは台風12号、国際名はOscarです。画面の半分以上を埋め尽くすほどの規模です。関東上陸はしませんでしたが、仮に上陸していたとしたらかなり強い勢力での上陸となっていた可能性があったと推測されています。

 そして1999年に発生した18号、国際名Bartは熊本県北部に上陸し、強風・高潮による大きな被害を出しました。

 続いては2004年にマーシャル諸島付近で発生した18号、アジア名Songda。視聴者からのコメントも「これ覚えてる長崎住んでたときプランター全部ひっくり返った」「このとき停電と断水して大変だった」と、記憶にも残る台風となったようです。

 同じく2004年に発生し、日本列島に上陸し大きな被害をもたらした23号。アジア名はTokageです。他の台風より強風域が大きかったことがこの台風の特徴です。

 2005年に発生した14号は広い暴風域を維持したままゆっくりとした速度で進んだため、各地に甚大な被害を与えました。アジア名はNabi。「これ実家の小屋が半壊してたわ」「高千穂鉄道を潰した台風」というコメントからも、規模の大きさがわかります。

 最後にこれらを重ね合わせ、大きさを比較すると……。

 白い丸印が伊勢湾台風で、赤い丸印がその他の台風です。いずれの台風もかなりの大きさだったように見えましたが、いかに伊勢湾台風が大きく強烈だったのかがわかりますね。

視聴者コメント

伊勢湾が圧倒的だな
どれもおかしいが伊勢湾台風だけ十二分におかしい
伊勢湾がラスボスすぎる
絶対王者
むしろ伊勢湾以降の台風被害が減っているのは、その被害が凄まじすぎたから(真剣に対策を行ったから)

▼ノーカットで解説を視聴したい方はコチラ▼

伊勢湾台風と最近の台風の大きさを比較してみた

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