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『スマブラ』最新作にみられるキャラクターの“原作再現”シーン5選をご紹介 気づいたあなたはゲーム通

ハイラルを駆る勇者「リンク」

 『ゼルダの伝説』シリーズに登場するリンク。世界とゼルダという姫君を救うため、あるときは空を、あるときは海を、またあるときは時代をも超える勇者です。スマブラSPでは、数あるシリーズの中から最新作『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド(以下、ブレスオブザワイルド)』から参戦。

 リンクといえば、勇者の服と呼ばれる緑衣を身に纏い、右手に盾を、左手に剣を構えるといったスタイルが代表的でしたが、ブレスオブザワイルドから参戦の彼は「英傑の服」という服に身を包み、ハイラルという大地を冒険します。

 また、原作であるゼルダシリーズと同様に、スマブラSPでも退魔の剣「マスターソード」を振るい、戦いますが、自身がダメージを受けていない時に、剣からビームを発射することができるようになりました。

 これは初代『ゼルダの伝説』から引き継がれ続けている仕様で、スマブラシリーズでも、今作で初めて再現される形となりました。

小さな大食漢「カービィ」

 プププランドの星の人。5秒で描ける簡素なデザイン。丸く、愛らしいフォルムが魅力の星の戦士カービィ。外見などの変化こそほとんどないものの、細かい仕草などが追加されています。

 カービィは、相手のキャラクターを吸い込み、飲み込むことで、特殊能力を「コピー」できる能力があります。この際、これまでのスマブラシリーズでは、ほぼ無表情で相手を飲み込んでいたのですが、スマブラSPでは、高らかに腕を上げ、笑顔になる動きが追加されました。

 『星のカービィ Wii』など、近年のゲームによくあるモーションで、コピーによって手に入れた武器などを掲げ、笑顔を浮かべます。スマブラSPでは、この時の一瞬の表情が再現されています。

 また、スマブラシリーズでは、試合に勝利したキャラクターが決めポーズをとるというのが恒例ですが、スマブラSPにおけるカービィが戦いに勝利した際は、なんと3人に分身して決めポーズをとるのです。

 これも、原作『星のカービィ』シリーズでのワンシーンの再現となっております。カービィがボスを倒した際、ゴールの証となる星に触れると、途端にカービィが分身し、音楽に合わせて踊り始めます。この分身したカービィの正体は「不明」とされていますが、カービィシリーズに愛着があるファンにとっては嬉しい再現となっています。

宇宙を舞う“雇われ遊撃隊”リーダー「フォックス」

 悪の組織だけを襲撃する宇宙義賊「スターフォックス」のリーダーであるフォックス・マクラウド。「アーウィン」という戦闘機を自在に操る、ゲームソフト『スターフォックス』の主人公です。

 これがその「アーウィン」ですが、スマブラSPでは4機のアーウィンが登場します。

 アーウィンには、「スターフォックス」のリーダーであるフォックスを含め、メンバーのファルコ・ランバルディ、スリッピー・トード、ペッピー・ヘアがそれぞれ搭乗しており、原作の『スターフォックス』では、彼らが相手に対して総攻撃を仕掛けるシーンがあります。スマブラSPでも、同様のシーンが「最後の切りふだ」という強力な必殺技として再現されているのです。

 ちなみにメンバーのうち、ファルコはフォックスと同じく、スマブラSPのプレイアブルキャラクター【※】として参戦しています。

※プレイアブルキャラクター
ゲームのキャラクターをプレイヤーが操作できることを意味する語。


 いかがでしたでしょうか。

 スマブラシリーズは、対戦型アクションとしてのゲーム性もさることながら、このような細かい原作のリスペクト要素を余すことなく詰め込んでいることも、多くのプレイヤーから親しまれている理由になっているのです。

 スマブラをプレイする際は、キャラクターごとに込められたさまざまな要素にも目を向けてみると、さらに楽しめるかもしれません。


▼サムスやピカチュウなど、他のキャラクターについても
知りたい方はコチラの動画をご覧ください▼

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