『ヘボコン2018』に集結した”ヘボいロボット”たち「動力がカブトムシ」「電車に忘れてきた」etc…技術力のなさが斜め上すぎる件
6月30日、東京カルチャーカルチャーにてロボット相撲のトーナメント「ヘボコン2018」が開催されました。このイベントは技術力の高いロボットコンテストではなく、あらゆるヘボさをロボット相撲で競うコンテストです。
冒頭ではそもそもロボットが完成しなかったり、エントリーしたものの技術力のなさから途中で断念したり、会場に向かう電車にロボットを忘れた参加者が発生するなど、早々に「ヘボさ」が象徴されるエピソードが紹介されました。
本記事では全出場者とロボットをヘボポイントとあわせて画像とともに紹介します。
ルール説明
基本的には相撲。土俵は100cmx50cm程度のベニヤ板の両側から同時にマシンをスタート。相撲と同じで土俵から先に出たら負け。ただし浮いていればOK。
車輪の部分等、本来接地していなければいけない部分が出ると負け。転倒しても負け。
技術力の低い人の集まりなので、特別なルールとして接触しなかった場合は再試合。ずっとやるとキリがないので、本ルールは3回まで適用。
制限時間は1分間。動きが小さいほうが負け。ハイテクノロジーペナルティとして、遠隔操作・自動操縦、その他審査員が高度と認めた機能はダメ。
ただしラジコンは遠隔操作ではありますが、ラジコンにぬいぐるみを乗せただけのロボットが出てきた場合、これはその人自身の技術ではなく金で買った技術なので、それはペナルティの対象外。
登場ロボットたち
「クアトロカブトムシ盛り合わせ」VS「絶対転倒しないマシン」
本来はハムスター用ボールに入れたカブトムシが動けば、そこから電気が供給されてロボットが動く仕組み。だが、カブトムシが動かないため手動でレバーを回す。
ヘボポイント:「レバーを動かすとコントローラーが持てないため、両方動かせない」
倒れてもオールキャスターが付いているので、絶対に倒れない鉄壁の守りで優位に立つ。
ヘボポイント:「スイッチがないので、手動で電池を入れないとスタートできない」
「ジェイルトレイン」VS「信州物産展」
起動源はプラレール。車両基地を牢屋に見立て、そこに相手を追い込む作戦。
ヘボポイント:「車両基地はカステラとペットボトルのふたで作った」
長野県からの参戦。ゆるキャラのアルクマ、りんご、そばを積んだ郷土愛に溢れたロボット。
ヘボポイント:「果物電池をやろうとしたが、金属が溶けてりんごが食べられなくなるのでやめた」
ジェイルトレインは不戦勝
ロボットが動くとテープが剥がれる衝撃で先端の風船が割れる。
ヘボポイント:「プラレールの動力しか載っていないため、前にしか進まない」