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SNSでストーカーに遭ったら? 専門家に対処法を聞いてみた「証拠写真を撮っておくと逮捕しやすいです」

 SNSの普及に伴い、執拗な書き込みや殺害予告などを行うネットストーカーが近年増加しています。さらにはネットでストーカー行為を繰り返すうち、ネット上だけでなく実際のストーカー事件にまで発展するケースも世間を騒がせています。

 今回の『ニコニコワークショップ』ではストーカー対策の専門家である中山天さんを講師に招き、生徒役で配信者のサトウキビさん高田健志さんやみんさん横山緑さん、アイドルグループ 閃光ロードショーの大沼采奈さんとともに、実体験を交えながら対策を学んでいきます。

※本記事は2017年3月16日に配信された『【ニコニコワークショップ】ニコニコネット安全講習!~ネットストーカー編~』の内容の一部を再構成したものです。

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ストーカーになりやすい共通点は?

左から中山天さん、高田健志さん、サトウキビさん、横山緑さん、やみんさん、大沼采奈さん。

高田:
 みなさん、ストーカーってどういうイメージがありますか。

サトウキビ:

  一途な人ほど、そっちの方面にいきやすいのかなと思います。

横山:
 寂しがり屋さんが多いんですよね。一方的な片思いの押し付け。男が多いですね。振り向いてもらうために努力をしすぎなんですよ。

 陰湿だったり根暗だったり、人との交流が少ない人というのは、大人になると愛情のコントロールの仕方がわからないんです。僕も昔はラジオストーカーだったんです。好きな声優にハガキを読まれたいものだから、毎日書いていたんです。

 でも最終的に僕、逆ギレしちゃってマジックで大きく「なんで読んでくれないんですか」って書いたり。

高田:

 怖い(笑)。

横山:

 最終的に読まれて、ラジオストーカーを卒業できた。だから一度ストーカーは優しくすると糸が切れたように大人しくなるから。優しくすると、僕のことを認めてくれたんだって思って満足する。

高田:

 中山先生、実際のストーカーはどういう人たちが多いのでしょうか。

中山:

 いま仰った一面もあると思いますし、決して外れてはいません。一般的にストーカーといわれる人たちには、いくつかの共通点があるんですね。それは基本的に子供時代に寂しい思いをしたり、親が子供に構わなかったりしています。

 子供は自分で自分を守ろうとします。自己愛型という形になっていくと、親と子の関係が築けない。親と子の関係が築けなければ他人との関係を築けない。そうするとコミュニケーション障害のようになってしまいます。あるいは依存心が強く、愛着心が強い人たちがストーカーになりやすいという共通点があります。

サトウキビ:

 横山さん、心当たりはどうですか。

横山:

 確かに幼少期の頃、友達がいなかったし一人遊びが好きでしたね。

執拗な書き込みやメッセージの連投もストーカー規制法の対象に

高田:
 ここに衝撃的な数字があるのですが、内閣府の2015年の調査によると、特定の異性からのストーカー被害の経験がある女性の方がなんと11%、男性は4%いるというデータがあります。大沼さんはどうですか。

大沼:
 ストーカーには常に気をつけています。

高田:
 では、サトウキビさんがどういったストーカー被害にあったのかというスライドがあるので、見ていきましょう。

サトウキビ:
 恋愛絡みではなかったのですが、ニコニコ生放送でゲーム配信をやっていたんですよ。そこで仲良くなったゲーム配信者の方がいたんです。その人とは普通に友達だったのですが、第三者の男の子がいたんです。

 彼も配信者だったのですが、私はその子の存在を知らなかったんです。ただ彼としては自分の存在を知ってもらっていると思っていたらしく、それに対して怒っちゃって、自分の配信で私の悪口ばかり言うようになりました。

 私が配信をやればその配信を全部見てから、自分の配信を始めて私の悪口をずっといわれて……。それで私の知り合いに近付いて、私の個人情報を聞き出して……かなり粘着な嫌がらせを受けました。

高田:
 これは僕の意見ですが、ネットってそんなもんじゃないですか(笑)。

サトウキビ:

 直接スカイプ通話をして、「何なんですか」というやり取りもあったんです。それでもやめてくれない。

横山:

 最終的にどう対応したの?

サトウキビ:

 向こうが勝手に自爆して引退しました。

高田:
 いまのサトウキビさんのお話ですが、中山先生、いかがでしょうか。これはストーカーに当てはまるのでしょうか。

中山:

 2016年にストーカー規制法が規制改正になりまして、確実にストーカー規制法に違反します。SNS等でメッセージで連続して送っちゃうというのは、これだけでストーカーになります。連投もダメだし、執拗な書き込みもダメです。

 法律も厳しくなりましたから、1年以下の懲役または100万円以下の罰金です。しかも被害を受けましたと親告しなくとも、こういうことをやられているだけで警察が動いてくれるようになりました。

高田:
 じゃ警察署に「こんなのがあるんですけれど」ってSNSとかを見せたら……。

中山:

 動いてくれますね。証拠が残ってしまうので、仲間内のちょっとしたイタズラでも、それを警察に持っていくと捕まってしまうという可能性もあるかもしれませんね。

 それから非親告罪です。これは親告しなくても警察が認知した段階で逮捕できるというものです。中には個人を特定して「お前死ね」「殺す」という書き込みだけでも逮捕されます。

 三鷹ストーカー殺人事件【※1】があったり、小金井ストーカー殺人未遂事件【※2】があって、あれから厳しくなりました。

※1三鷹ストーカー殺人事件
2013年10月8日に東京都三鷹市で発生した殺人事件。トラック運転手の男性が、元交際相手の女子高生にストーカー行為を繰り返したのち刺殺した事件。

※2小金井ストーカー殺人未遂事件
2016年5月21日に東京都小金井市で発生した殺人未遂事件。芸能活動を行っていた当時20歳の大学生の女性をファンを自称する男性がTwitterなどのSNS上でストーカー行為を繰り返した後、小金井市内のライブハウスにてナイフで刺殺しようとし重体に陥らせた事件。

高田:
 横山さんも警察署に行っていましたよね。

横山:

 何回も行ったよ。DVD発売で全国ツアーのイベントを予定していたのですが、そのときに殺害予告をされて、DVDを全部没収された上に、イベントも全部中止になっちゃって。

 殺害予告を受けただけで警察から「こういうイベントは止めてください」という通告が出されちゃうんです。店からDVDが戻ってきて、大赤字ですよ。だから怖いんですよ。

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