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『キングダム』『東京喰種』に続くか。 「次にくるマンガ大賞」コミックス部門1位『かぐや様は告らせたい』ってどんな漫画?

 今回で第3回目の開催となる、「次にくるマンガ大賞」の受賞作品発表会が行われ、「コミックス部門」で1位に赤坂アカさんの『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』、2位に原作:白井カイウさん、作画:出水ぽすかさんの『約束のネバーランド』、3位に高野ひと深さんの『私の少年』が選ばれました。

 賞の授与には作者の代理として各編集者が登壇し、MCのNON STYLE 石田明さん松澤千晶さん、ゲストコメンテーターのNON STYLE 井上裕介さん成瀬瑛美さん(でんぱ組.inc)、雑誌『ダ・ヴィンチ』編集長の関口靖彦さんが各編集者(漫画アクション編集部・平澤さん、週刊少年ジャンプ編集部・杉田さん、週刊ヤングジャンプ編集部・酒井さん)に作品の魅力や見どころを伺いました。

左から松澤千晶さん、石田明さん、平澤さん、関口靖彦さん、成瀬瑛美さん、井上裕介さん。

第3位 『私の少年』

石田:
 第3位はこちらの作品でした。

画像は『私の少年(1)(アクションコミックス(月刊アクション)) Amazonより。

松澤:
 作者は高野ひと深先生。「スポーツメーカーに勤める30歳の多和田聡子は夜の公園で12歳の美しい少年、早見真修と出会います。それぞれが抱える孤独に触れた二人は互いを必要なものと感じていき、聡子に芽生えた感情は母性なのかそれとも……?」という内容です。

石田:
 成瀬さんはこちらの作品を1位に選んでいましたね。

成瀬:
 もう文句なしですね。完璧です。心理描写がいいし、とにかく真修がかわいい! それに尽きるかなと思います。

井上:
 大人の凝り固まった心を少年が徐々に溶かしていく。二人の距離感が恋なの? 情なの? どうなの? みたいな描き方が結構リアルなんですよね。でも相手の男の子は若いから…。

関口:
 これは読んでてハラハラしますよね。この二人の関係をどう終わらせるのか。どっちの感情で終わらせるのか。ちょっと黒い予感を抱かせて、読まざるをえないけど怖い感じもあったりして。

成瀬:
 今のところ、きれいな方向ですが……難しいですね。

井上:
 少年のバックボーンをどの辺で描くのかっていうのもありますからね。

石田:
 まだまだ先が見えないということですね。では編集の方にお越しいただいていますのでご登場ください。

平澤:
 双葉社漫画アクション編集部の平澤と申します。

井上:
 登場人物のお姉さんみたいな感じですね。

成瀬:
 あとがきに出ていらっしゃった方ですか?

平澤:
 そうです(笑)。

石田:
 すごいところチェックしてるね(笑)。

成瀬:
 有名な方です!

石田:
 ではこの作品の面白さを、読んだことがない人に向けてプレゼンをお願いします。

平澤:
 まず主人公の一人でもある小学生男子の早見真修くんが、美しいということに尽きるんですけども、美少女と見まがうほどの美少年というものが、本当に作者の画力によって説得力を持って描かれています。

 二つ目は親子でも恋人でもない二人の関係性がどうなっていくのかが、見守らずにはいられないと思います。年の差があってもお互いがお互いを必要する関係性というのは、男女問わず年齢問わず、心が動かされるのではないかと思います。

松澤:
 作者の先生からイラストとメッセージも届いております。「はじめまして。高野ひと深と申します。この度は拙作『私の少年』を次にくるマンガ大賞第3位に選んでいただきまして誠にありがとうございます! たくさんの方に名前をあげてもらえるような漫画に育てて頂けて、読者の皆さまに、また改めて心の底から感謝・感激でございます。おいわいに、真修と回転寿司を食べてきます!」

井上:
 素敵なコメントですね! 真修は回転寿司行ったことないから。

成瀬:
 喜ばせてあげたいですね!

第2位 『約束のネバーランド』

石田:
 続いて第2位はこちらの作品でした。

画像は『約束のネバーランド 1(ジャンプコミックス)Amazonより。

松澤:
 原作は白井カイウ先生、作画は出水ぽすか先生です。

 「小さな孤児院グレイス=フィールドハウスで平穏ながらもささやかに幸せに暮らす三人の主人公がいました。エマ、ノーマン、レイ。しかし彼らの日常はある日突然、終わりを告げます。子どもたちを待つ数奇な運命とは?」という内容です。

井上:
 このマンガに関して言うと、今週のジャンプで連載1周年を迎えて、「次にくる」と言うか、「もうきてる」マンガなので、皆が知ってるマンガ。別路線から参戦してきた感じもありますよね。

石田:
 別のステージに行ってる感じがありますよね。

井上:
 少年ジャンプで読者アンケートで1位を取って、少年ジャンプを支えていくようなマンガになりそうですから。

関口:
 これは1位になってもおかしくない作品です。限られた状況の中でどう生き延びていくのかというスリルが引き込まれますね。

石田:
 こちらも編集の方にご登場いただきます。

杉田:
 ジャンプ編集部の杉田と申します。

石田:
 杉田さんはいつごろから担当されているんですか。

杉田:
 連載が始まる前からです。白井先生は4年ぐらい前、出水先生はこの作品が始まる時からご一緒させていただいてます。出水先生はすごい天真爛漫で、マンガの絵の通り明るく陽気な素敵な方で、白井先生もすごくストイックで真面目で頭のいい方です。

石田:
 なるほど。ではこの漫画を読んだことのない皆さんに、プレゼンをお願いしてもいいですか。

杉田:
 第一の魅力は白井先生と出水先生の奇跡のタッグだと思っております。白井先生のハラハラドキドキで来週が気になる内容と、出水先生のイキイキしていてとても美麗な絵が組み合わさって、相乗効果が生まれているのを編集しながら感じています。このスペシャリスト二人のタッグは素晴らしいです。

 第二が少年ジャンプらしくない内容です。海外ドラマっぽいなどといろいろ言われていて、それも良さの一つなのですが、実は編集と作家との三人で「なによりもジャンプっぽいマンガにしよう」と言っています。友情、努力、勝利じゃないですけど、困難に立ち向かっていく少年マンガらしい作品にしたいと思っているので、ぜひ見ていただければ幸いです。

松澤:
 作画担当の出水先生からイラストと原作担当の白井先生からメッセージをいただいています。「原作担当の白井です。この度は、次にくるマンガ大賞2位受賞とのこと、まず、投票してくださった読者の皆様、本当にありがとうございます。多くの方に読んでいただけ、楽しんでいただけ、こうして賞をいただくことができたこと、心から嬉しく思います。週刊連載、毎週四苦八苦ですが、この先も皆様に楽しんでいただけるよう、より一層に頑張ります。未読の方にもこれを機に、ぜひお手に取ってみていただけたら光栄です」

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