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名門・灘高将棋部、屈辱の敗北から半年。N高とのリベンジマッチに挑む【第2回 将棋NN戦】

 高校将棋選手権で団体戦優勝を複数回果たしている灘高と、プロ棋士が特別顧問を務めるN高が対戦したらどちらが勝つのか? そんな素朴な疑問から始まった「第1回 将棋NN戦」は、対局前の予想を覆し、2勝1敗でN高が灘高に勝利する結果に。

対局前のアンケートでは灘高勝利を予想する声が73.0%と多数を占めるも
2勝1敗でN高が勝利する結果に

「負けるとは思っていなかったので正直屈辱的に感じている」「次回はメンバー決めも含めて全力でリベンジしたい」灘高・将棋部部長
「N高は普段の実力以上の力を発揮しましたが、灘高は実力を出し切れていなかったと思いますので、第2回の開催を期待しています。」N高・阿部特別顧問
と、両校が再戦を熱望する形で幕を閉じました。

ネット上で対局に臨む両校の様子(左:灘高将棋部・教室、右:N高将棋部・将棋会館)
対局後にはテキストチャットで感想戦を行った

 

 それから約半年、灘高とN高の再戦となる3対3のオンライン将棋団体戦第2回 将棋NN戦」の開催が決定しました。

 今回こそは負けられない灘高将棋部、メンバー選抜のため部内でリーグ戦を開催。最強の布陣でN高との対局に臨みます。

 一方のN高将棋部は、第1回で勝利を収めたメンバー2名に新たなメンバー1名が参加。第2回電王戦で唯一将棋ソフトに勝利を収めた阿部光瑠六段の指導で腕を磨いた部員たちが、強豪・灘高将棋部を迎え撃ちます。

「N高等学校」ネットコミュニケーションに関する紹介 より
「N高等学校」ネットコミュニケーションに関する紹介 より

 灘高将棋部がリベンジを果たすのか。それともN高将棋部が再び勝利を収めるのか。当日の対局の様子はニコニコ生放送で配信します。

概要

放送日時:6月11日(日) 12時~

解説・聞き手:阿部光瑠 六段、山口恵梨子 女流二段

対戦形式:
・オンライン対局ツール「将棋倶楽部24」を使用
・3対3の団体戦
・一局ずつ進行
・持ち時間は15分、持ち時間消費後は60秒将棋
・2勝した高校が勝利(勝敗にかかわらず全3局実施) 

前回のレポートはこちら
オンライン将棋団体戦“第1回将棋N×N戦”が開催、N高が灘高に勝ち越し

両校プロフィール

「全国高等学校将棋選手権大会」団体戦で2003年・2004年・2010年優勝の経歴をもつ実力校

 

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