医者が妻を銃殺…事故物件サイト管理人・大島てる氏が語る高級住宅街の事故物件がヤバい
事故物件の可能性アリ!? 草がボーボーになっている家
大島:
先ほどお話したマグカップで殴られて死んでしまった家なんですけど、おばあさんがご主人を殺したと。昔から仲が悪く結婚したくなかった夫婦らしいです。浮気を疑われたおじいさんが殺されてしまったと。この写真を見て分かるとおり、もう庭の草木がボーボーになっていまして。
松原:
住んでいたわけですからね、ここに。
大島:
当初はちゃんと手入れがされていたんですけど、しばらくたって現地に行くとこの写真のようにボーボーになっていくと。ですから、みなさんが街を歩いていて「なんだ、この廃墟みたいなのは」ってなったら、それは事故物件というパターンもあります。ゴミ屋敷とはまた違うんですけど……。
松原:
植物に侵食された家ですね。
大島:
こういうお宅があると事故物件で空き家になってしまったという可能性がありますね。おじいさんとおばあさんが一緒に住んでいたのにおばあさんは刑務所、おじいさんは死んじゃったと、空き家になってしまったから誰も手入れしないということですね。
これは田園調布の豪邸なんですね。この事件は75歳のお医者さんと30歳の奥さん、二人が死んでいたと。36歳の娘が発見したんですね。
松原:
娘のほうが奥さんより年上なんですね。
大島:
実際に何があったかというと、お医者さんが若い奥さんの浮気を疑って、「お前はカネ目当てで結婚したんだろう、本当は男と遊んでいたんだろう」みたいなことを言って……。
松原:
そりゃそうでしょう(笑)。カネ目当てで結婚したに決まっている。
大島:
奥さんを銃で撃ったあとに自分も撃って死んでいたと。
松原:
無理心中ってことですかね?
大島:
そうですね。無理心中というのは「殺人プラス自殺」のことで、心中というのは「自殺プラス自殺」で、無理という言葉があるだけで大違いなんですよ。心中というのはあくまでも二人共死にたいと言って死ぬんですけど、無理心中というのは単に殺人犯が自殺しただけなんですよ。
松原:
無理心中って、ひどい話ですよね。
大島:
無理心中という言葉を使うのはやめようという動きもあるんですけど、たった4文字で説明できるのでマスコミは好んで使っています。
ここでお医者さんの話も出てきたので、よく医療関係の仕事をしている人は「死体を見慣れているから事故物件を気にしない」なんて言う人がいるんですけども、私の知っている開業医が「お金が有り余っているのに、なぜワケあり物件に住まなきゃいけないんだ」と言っていますし、「医者だから事故物件でも気にしないなんて言うのは全く違う」と私の肌感覚にありますね。
特にこういう田園調布って大金持ちが住んでいるのであれば「ワケあり物件でも安くていい」という人はいないように思うんですよ。だからこそ、どこが事故物件かという情報は重要だと思います。なにしろほとんど事故物件じゃないエリアなので、間違えたら大変ですから。
松原:
そういう人達によっても「大島てる」は活用されるべきサイトということですね。
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