事故物件住みます芸人が語る“6畳ロフト付き3万5千円の物件”がヤバい【話者:松原タニシ&大島てる】
2018年4月28日(土)から29日(日)までの2日間、千葉・幕張メッセで開催された「ニコニコ超会議2018」。
「怪談&ホラーゲーム実況ステージ」では、「大島てるの事故物件コレクション鑑賞」と題して、事故物件公示サイト「大島てる」管理人の大島てるさん、事故物件住みます芸人の松原タニシさんが登壇。
これまで数々の事故物件に住んだ松原さんの印象に残った事故物件を紹介します。
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松葉タニシの事故物件居住遍歴
松原:
事故物件住みます芸人として、今まで事故物件に住んでおります。これは1軒目の事故物件ですね。家賃が4万5千円で10畳ワンルーム。めちゃめちゃ綺麗です。
大島:
本当に綺麗ですよね。
松原:
ただ、ここは10年ほど前に殺人事件があってマンションの住人がほぼ出ていってまったんですよ。なので、マンション自体が事故物件になったというマンションでございます。1階の鏡張りの駐輪場がなぜか誰も停めていないというね。
駐輪場に髪の毛が散乱していた、これも謎でございます。僕は番組で住み始めたんですけど、1軒目の事故物件に1年間住んでちょっと慣れたんですよ。
畳を引き剥がすと血痕が…息子が母親を殺したいわくつきの物件
2軒目は、畳が1枚だけ新しくて引き剥がすと血痕がありました。黒いのが血です。
お風呂場なんですけど、なぜか鏡がペンキで塗りたくられているというね。これも謎です。最終的に近所の定食屋のおっちゃんが教えてくれたんですけど、息子と母親が二人暮らしで息子が母親をボコボコに殴ったと、それで血まみれになって畳の下に血痕が染み込み、そのあと逃げる母親をお風呂場の浴槽で顔を沈めて殺したという物件でして、なぜか鏡がペンキで塗りたくられているんです。
ここでいろいろあったんですけども、一番怖かったのは玄関のドアをガチャガチャ鳴らされることがあって、これもポルターガイストなのかなと思っていたんですけど、近くで通り魔事件が発生しましてその犯人が早く死刑になりたいから「誰でもいいから人を殺したかった」と言っていたんですよ。
ニュース記事によると「その事件を起こした3年前に、ある場所で母親を殴り殺した犯人だった」という記事でして、通り魔事件の犯人と僕の部屋で母親を殺した犯人が同一人物なんですよね。
どういうことかと言うと、母親を殺したときに精神鑑定で不起訴になってグループホームに入っていたんですよ。それでグループホームを抜け出して殺す相手を探して通り魔事件を起こしたという事件なんですよ。なので、ドアノブをガチャガチャしていたのは絶対犯人が戻ってきていたという物件です。
綺麗なロフトがある物件「二重の事故物件でございます」
3軒目は、1K6畳ロフト付きの3万5千円かな。これは大阪ですね。
大島:
綺麗ですね。
松原:
いいでしょ?トレンディドラマみたいで。ここは女性が玄関のドアノブで首を吊って亡くなったんです。住み始めたんですけど、このロフトの柵が補強されているんですよ。これおかしいなと思って、僕『大島てる』で調べ直しました。
すると、3~5年前にロフトで首吊りと書かれていて、これはどういうことかと言うとロフトで首を吊って事故物件になった部屋に住んだ女性が、玄関のドアノブで首を吊ったという二重の事故物件でございます。
松原:
いろんな事故物件ありますけども、僕こうして生きているので事故物件に住んだからといって死ぬわけではないというね。あと、事故物件に住むと心が強くなります。
大島:
(笑)
松原:
部屋は正直気持ち悪いので家に帰りたくないから外に出ようとするんですよ。そしたら社交的になるという(笑)。もともと陰気な性格やった僕が「性格が明るくなったね」と言われるようになったという利点もありますよ。犯人が戻って来たりするので、良いことずくめではないですけど(笑)。
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