北朝鮮が“コインチェック騒動”を起こしたって本当？ 事情通に聞いてみた「北朝鮮に市場を下落させている余裕はない」
北朝鮮の潜入ライターとして活躍するニポポ氏が、2月21日放送の「北朝鮮スリーパーセル問題から犯罪まで「北朝鮮の車窓から」【ニポポのニコ論壇時評】」にて、北朝鮮出身の父と在日韓国人二世の母を持つライター・安宿緑氏と、1月に起きた“コインチェック騒動”について言及。
一時期囁かれた「資産の不正流出は北朝鮮の仕業」という噂について、安氏は「北朝鮮に市場を下落させている余裕はない」と、北朝鮮の事件の関与を否定しました。
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北朝鮮に市場を下落させる余裕はない？
ニポポ：
パソコンとか教えるコンピュータースキルの学校があるんですけど、あれはもう絶対写真を撮らせてくれませんでしたね。これダメだって。
安：
なるほど。
ニポポ：
結構難しいもんなんですかね。
安：
なんだろうな。パソコンは世界共通のを使ってると思うんですけど、たぶん人には言えないことを計算してるんじゃないですか？ わかんないけど。
ニポポ：
かもしれないですよね。でもどうですか、例えばこの間「仮想通貨が盗まれた」とかいろいろあるじゃないですか。あれで「これ北朝鮮の仕業だ」ってなっちゃったでしょ。あれは現実味としてどうですか。
安：
私も仮想通貨にはまってるんですけど。
ニポポ：
あら。コインチェック？
安：
コインチェックはそんなに入れてなくて、草コインを中心にやってます。
ニポポ：
安値のやつね。
安：
そうそう、1枚2円とかそのくらいのやつ。
ニポポ：
それが2万円とかにならねえかな、みたいなね。
安：
あくまで趣味の範囲でやってるんですけど、「コインチェックの犯人は北朝鮮だ」説を韓国が出してきたじゃないですか。でも、北朝鮮はお金に困って仮想通貨をやってるわけだから、わざわざ相場を下落させるようなことはしないんじゃないかなと思うんですよね。
ニポポ：
じゃあ北朝鮮は、結構大真面目に「よし、じゃあここは電気代使ってもいいから」ってことでマイニングとかをしてみたり、そういったことで仮想通貨を集めてそれを換金するって形で。外貨獲得じゃないけれども。
安：
そうですね。ハッキングはちょっと相場に響くので、やるメリットあるのかなと思うんですが、ものすごく北朝鮮に詳しく、北朝鮮に一ヵ月に1回くらいで行ってる方に聞いたところ、中国でマイニングがダメになったじゃないですか。だから中国が北朝鮮でマイニングをできないかっていうような感じで打診をしてきてもいるし、あとは北朝鮮自身も仮想通貨のマイニングにはすごく興味を持ってる。
ニポポ：
すげえ。でもそれ聞いたら本当にそうだなと思うね。確かにハッキングしてデメリットの方がでかい（笑）。
犯人扱いに慣れた北朝鮮
安：
韓国は何でも北朝鮮のせいにしますけどね。
ニポポ：
そうそう。イスラム国が何でも「俺たちが犯人だ」って言うのと同じような感じでね（笑）。
安：
北朝鮮は、時々濡れ衣とかもありますからね。
ニポポ：
全然あるよね。
安：
韓国による濡れ衣とかも。
ニポポ：
そうなんですよ。世界的な悪さが発生すると必ず「北朝鮮かロシアだろ」みたいなことになっちゃいますからね。そこをちょっと皆さん冷静な目を持って考えてくれたら。
安：
北朝鮮も犯人扱いされるのはもう慣れてると思うので。
ニポポ：
慣れてるだろうしいちいち否定しない。
安：
「言えよ」みたいな感じだと思いますよ、たぶん。
ニポポ：
そうだよな。MAS Coin【※】ができたとかいろいろあるんですよね。
※MAS Coin
極真空手創始者、大山倍達氏の仮想通貨。
安：
え、そうなんですか。
ニポポ：
そうそう。キリスト教系の仮想通貨とか、いろいろできてますからね。
安：
そうですね。仮想通貨は何でもありですもんね。
ニポポ：
本当ですよ。
安：
エンジニアが勝手に作って「資金集め」で逃げればいいわけですからね。
ニポポ：
（コメント）仮想通貨イルボン（笑）。
安：
（笑）。
ニポポ：
いいかもね。イルボンコインを作ってみる形で（笑）。
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