「ニコニコ動画のゲーム実況はどうしたら盛り上がるか」を徹底討論! 【話者:加藤純一・セピア・テラゾー・スナザメ・宮助・百花繚乱】
「ニコニコ動画はダメという催眠術にかかっている状態だと思う」
スナザメ:
セピアさんはどうしたらニコニコ動画のゲーム実況が盛り上がると思いますか。
セピア:
最近思うのは、演者側も見ている側もニコニコ動画についてネガティブに言いすぎだと思う。我々って、巨大な催眠術にかかっている状態だと思うんですよ。「ニコニコ動画はダメだよ。生放送も何もできないよ」と言われているような気がしている状態なんですよ。
ちょっとした仕様変更はあると思うんですけれど、俺らが10年前にはじめたニコニコ動画と大して変わってないじゃん。だから何が悪くなったの? って言われると説明できる? あとは「悪い」って言っていたら、本当に悪くなるから。
だから俺たち、ここにいる人間は「ニコニコ動画が悪い」だなんて口にしてはいけない。ムカつく演者とかいるかもしれない、運営に対して言いたいこともあるかもしれない。なんとなくネガティブな雰囲気を漂わせるような、気取った第三者視点のようなことを言わないでほしい。
加藤:
心に刺さりました。
スナザメ:
Twitterでネガティブなことを言ったときに優しくセピアさんに諭してもらったことがあります。
セピア:
でもそういうことを言うと、「あいつは世の中の現状をわかっていない」と言われる。わかっていなくて結構だよ!
スナザメ:
セピアさんが例え話で「ニコニコ動画は舞台、我々は演者、視聴者が観客だ」というたとえをしてもらったことがあります。「演者が不安になるとそれが観客に伝わるからいけないよ」と言われて……。
セピア:
この人は結構理性的だからそういうのを言うんですよ。でも、当事者意識が足りないかもしれないですよ。自分はスポットライトを浴びる人なんですよ。
スナザメ:
それ以来反省してます。あれで意識が変わったので、仮にネガティブなことを言うとしても、自分なりの改善案とセットにするべきだなって思った。ポジティブで終わりたいっていう。
百花繚乱:
ニコニコ動画のゲーム実況だけじゃなくて、全体に言えることで、僕らがすぐ実行できることは「ニコニコ動画を悪く言わない。むしろいいものだと改めて再認識する」。これはすごくいいアイデアですね。
セピア:
本当にみんな一時的な催眠術にかかっている状態だと思います。