モリモリ盛れる“自撮り術”を美人レイヤーさんがご紹介。「カメラ目線はNG」「肩だけ少し出したらあとは目の力」
SNSやスマートフォンの普及とともに今やすっかり定着した自撮り文化。今回のニコニコワークショップは「いいねが貰える自撮り講座」をテーマに、プロ写真家のこいずみさくらさんが講師として登場。
モデル・コスプレイヤーのユリコタイガーさん、グラビアアイドルの嶋村瞳さん、配信者のサトウキビさん、ほなちゃんさんがスタジオに持参した自撮り写真に、こいずみさんがプロとしてアドバイスを行いました。
お手本として、こいずみさんが「バリエーションの説明のため」と自ら女装し、自撮りで撮影した写真を披露する場面も……。
オレンジ系はやさしい印象、ブルー系は冷たい印象に
サトウキビ:
先生はプロのカメラマンさんなんですけども、自撮りについても詳しいんですよね。
こいずみさくら:
そうですね。自撮りと一言で言いましても、元々写真業界でもセルフポートレートと言って自分で写真を撮るという文化はあったんですよ。
みなさんもご存知の通り、ここ近年はスマートフォンとかSNSの普及でみんな自分を撮るようになったというのは面白いかなと思って見ています。ちょっとした豆知識なのですが、自撮りは英語でセルフィーというらしいんですよ。造語なんですが、2013年にはオックスフォード英語辞典にも載るような単語になっています。
昨年のユーキャン新語・流行語大賞で「インスタ映え」という言葉が流行ったので、それに乗っかって、自分をかわいく見せるとか、そういうのをプロの目線からいろいろとアドバイスをしていけたらなと思っています。
サトウキビ:
事前にみなさんから自撮りを収集しまして、順番に先生のご意見も聞いていこうというコーナーです。私達の自撮りの力が試されるときがやってきました。
こいずみさくら:
期待してます。
サトウキビ:
ではさっそく私からいっていいですか。
はい! かわいい! これちょっと加工してあります。
これは隣のニコニコのバーカウンターです。バーカウンターの照明って自撮りがすごく綺麗に撮れるんですよ。
ひげが好きなんです(笑)。
ひげはないですけれど、若干加工されている感じです。
ほなちゃん:
「別人じゃねーか」ってコメントが来ています(笑)。
サトウキビ:
全部加工済みの自撮りです。基本的に自撮りのときは加工しないでアップロードしたら死ぬ、みたいな感じになっているので。
こいずみさくら:
自撮りはファンタジー、あくまでも夢の世界なので、とにかく振り切っていいんじゃないかと思います。
サトウキビ:
今の自撮りはどうでしたか。
こいずみさくら:
だいぶスッキリしていらっしゃるというか、すごくクオリティが高かったと思いますけれど、ここからちょっとブラッシュアップできればいいなと思います。色が青っぽいものが多かったんです。青は綺麗なのですが、冷たい印象を与えてしまいます。
ユリコタイガー:
プールのときとかに青を使えばいいですよね。
こいずみさくら:
そうですね。プールとか夏とか、季節に合わせて。
サトウキビ:
私、自分が赤ら顔なのでそれがすごく気になっちゃうんですよ。
こいずみさくら:
光ってオレンジ色のほうがやさしく見えるので、オレンジ色に変換するほうがウケはいいかなと思います。
自撮りに見せないポイントは「カメラから目線を外して手を隠す」
サトウキビ:
なるほど。では次はユリコタイガーさんの画像を見てみますか。
これ自撮り!?
ユリコタイガー:
自撮り。白雪姫。コミケで撮った(笑)。
サトウキビ:
これは自撮りに見えないですね。
ユリコタイガー:
見えないから一番いいかなって思ってて。後ろが白なので明るくして……。たまたまライトがすごくよかった。自撮りっぽくない理由はカメラ目線じゃないし、カメラを持っている手が写ってない、だから最初はわからない。これがポイント。
ユリコタイガー:
これは超ピンク。たまたまインフルエンサーの仕事でピンクの壁があって、自撮りをしました。
サトウキビ:
フォトジェニックな感じですね。
こいずみさくら:
まさにインスタ映えですね。
サトウキビ:
待って、エロい!
ユリコタイガー:
これはエロいかもしれませんが、何が見ますか。おっぱいもないし、おしりもないし、ただ肩だけちょっと2センチくらいを見せたら、あとは目の力と唇。セクシーとエレガントになります。
サトウキビ:
これ、鎖骨がエロいでしょう(笑)。
こいずみさくら:
あざとさ加減が。
ユリコタイガー:
これはラフォーレ原宿の中で遊んでいてかわいいなと思ったカエルみたいな帽子。Instagramとか4枚ほどまとめて写真を載せていたのですが、最後の1枚は変な顔を載せるんです。
こいずみさくら:
オチとして?
ユリコタイガー:
そうそう!
サトウキビ:
このキャラクターは何ですか。
ユリコタイガー:
私のオリジナルマスコットのぷりぷりタイガーといいます。プリンとタイガーです。プリンが好きで(笑)。
サトウキビ:
これは自分で作られたんですか。
ユリコタイガー:
はい。
サトウキビ:
器用ですね。かわいくて何でもできて、本当にムカつく(笑)。
一同:
(笑)
ユリコタイガー:
でも私、日本来る前は67キロくらいだったんですよ。
サトウキビ:
ちなみに今は?
ユリコタイガー:
50……くらいです(笑)。
サトウキビ:
どうやって痩せました?
ユリコタイガー:
ストレスかな(笑)?
一同:
(笑)
ユリコタイガー:
でもやっぱりコスプレのために痩せたいなと思って、めっちゃ歩いてだんだん痩せたし、実は最初はいろいろなプロデューサーに「ブタちゃん」とか言われていました。
サトウキビ:
先生、今のユリコタイガーさんの写真はどうですか。
こいずみさくら:
ディスる気満々だったんですけれど、完成度が高くてなんとも……(笑)。
サトウキビ:
私とは反応が違うじゃないですか。
こいずみさくら:
そこはちょっとひいきしちゃうかもしれない。いうことがあるとすれば……遠目のレンズで撮っているんですよ。硬すぎるからレンズに顔を近づけて崩すと、親近感が沸いてもっとよくなるかもしれないですよ。
ユリコタイガー:
わかりました。トライしてみます。