【ザ・新興宗教】心霊スポット化した山奥の宗教施設に潜入したら500円払って修行体験することになった話「みなさんめちゃくちゃ親切でした」
信者のみなさんとの邂逅
ニポポ:
そしてトイレから出まして、誰もいないし、仕方がないのでお経の音をたどるわけですよ。すいませんと言いながら。
この建物って、真ん中に柱あって、そこをグルッとドーナツ状の建物になっているんですよ。そこをくるくる回るんだけれども、本当だれもいないのね。
ニポポ:
どうするかなと思ったけれども、2周くらいして、「ここで音がでかくなるな」というポイントを発見したんですよ。そのポイントをよく見ると、真ん中の柱に階段があるんですよ。それで、その階段をふっと上を見上げると、行き止まりになっているのね。階段があるんだけれども、そこに壁があるんだよ。意味がわかる(笑)?
上に上がる階段はあるんだけれども、ふさがれているのね。でも、どう考えてもここから音がするなと思って、ちょっとすいませんと言いながら階段を4段くらい上がったんですよ。4段くらい上がったら、上においてあるこの天井、階段の上の天井がベニヤ板であることがわかったんですね。
ははーん、これベニヤ板だ、と思って、まあ恐ろしかったんですけれども、これをちょっとどけてみたんですよ。そしたら、そこが修行場、祭壇になっていたんですね。これ、次の画像お届けできますかね。
ニポポ:
こんな感じ、あの階段を僕はひとりで上がってきたんだけど、わかるかな? そうなんですよ。ここに開けた瞬間、人が飛んでくるわけですよ。そらそうだよね、いきなり開けられるわけですから、向こうも(笑)。
なんだこいつ、ということでやってくるわけですよ。「うわ、すいません、邪魔しちゃいましたかね」みたいな。さっきお電話させてもらった者なんですけれども、と伝えると、「わかりました、じゃあ参加していってください」「最初よくわかんないと思うので、手を合わせて、みんなと同じようにやっていてもらえればいいですから」ということで、参加してみました。
じゃあ、次の写真も行ってみましょうか。
ニポポ:
こんな感じで教祖様もいたりして。新しい人来たので自己紹介してくれということで、今日は思うところがあってやってきたんですけれども、みなさんどうか仲良くしてくださいみたいな自己紹介をしました。
ミュージックステーションに2回出たことはさすがに言っていないね(笑)。
ニポポ氏、修行に誘われる
ニポポ:
そのあとは教祖様のお話を聞いたり、参加者のみんなが、なにか心の中で抱えているものを発表したり。私は最近こんなことを思って活動している、という発表があったり。
しばらく真剣に聞かせていただいていると、じゃあこのまま今日の修行をスタートしようかということで、私も修行に参加させていただくことになるわけですよ。え? みたいな。早いよ、と(笑)。
ニポポ:
衣装とかも、修行には危険もつきものなんで、といってちゃんと貸してくれて。危険付くの? みたいな(笑)。
「危険がつきものなので、一応ちょっとお布施もいただいているんですよ」ということで、あれ、これ相当なあれなのかな、と思ったんですけれども。ちなみにこのお布施、おいくら万円だったでしょうか?
さあみなさん、この修行はいったいいくらかハウマッチ? お答えいただければと思います。早いね、3万、1,000円、3万、1,000円、5万5,000円、1万1,000円、2万、3万、700円、5,000円、3,000円、1,000円、5,000円、3万、1万、2万、3万……500円! きた、正解。そうなんです、正解、ワンコイン。良心的〜(笑)。500円、安っ!というね。
そして修行を体験をさせていただくことになったんですけど、みなさん本当にめちゃくちゃ親切でした。
修行の前に、なんかちょっとみんなで腹ごなしをして、体を温めてからいこうよ、というような流れになって。奥様方が持ち寄ってくれたおにぎりとか、から揚げとかを、「いいんですか、すいません」とか言いながら食べたりして。「まあいろいろ思うことあると思うけれども、言いたくないことは言わなくてもいいから」みたいな。えらい優しいなと。
ニポポ:
そして今度は、登ってきたあの階段を下りていくんですよ。この階段を上っているときには気付かなかったんですけれども、下りると脇に入って行ける道があるんですね。あ、なんだろう、これ。脇に入って、つかつかとまだ先に進むんだな、と。
そして進んだ先ににありました、修業が。
じゃあこの修行体験、これちょっとみなさんにも私と一緒の、僕にこう感情移入をしていただいて、一緒に体験していただければなというようなところで、ご覧いただければと思います。じゃあこの、ごめんなさい、修業フォルダ。修業フォルダの動画をいきなり行っちゃいましょうか。それでは修業動画、よろしくお願いします。スタート、ドン。
※生放送では、ここから実際の修行の動画が流されました。(編集部注)
ニポポ氏を襲う滝
ニポポ:
あの滝行、これなんですけれども、これ滝を煩悩とともに切るんだよ。いやっ、えいっ、いやっ、えいっ、と言って。滝を切って入って、切って出る、というようなものになってございまして。
お分かりいただけた方もいるかと思うんですけれども、これ水量ハンパないんですよ。なんでこんなことになっちゃっているのかというと、前日大雨なんですよ。
普段はスーパー銭湯とかにある打たせ系の、ちょろちょろ出て来る水道みたいな感じなんですけれども、前日が大雨だったせいで、もう滝。この水量になってちょっとやばいから、女性はあんまりやらなかったんですね、この日(笑)。
水のパワーって、みんな知ってる? すごいパワーなんですよ。圧がハンパないんですけれども、「今日初めてなのに、この水量、良かったねえ」みたいなことを言ってくれて。「良かったです」みたいな感じで、混ぜていただきまして(笑)。
結構、重たいというか、すごいパワーを感じますね。改めて写真で振り返りながら見てみようと思うんですけど、こんな感じになってますね(笑)。
ニポポ:
水のブッシャー感が、おわかりいただけるかと思います。手を組んでるんですけども、組んでないと力が逃げちゃって、水圧に耐えられないということで、こういうスタイルになってるんですね。
次の写真もいってみましょうか。
ニポポ:
水ってやっぱり、移動というか、流れがさ、川のようじゃん? 首とかにも来るのよ、たまに。これがさ、痛えのなんのって。
でね、(コメントを見ながら)良いコメントしてくれる人がいるね。「寒そう」これがね、何月かっていう話なんだよね。これね、11月末です。メッチャクチャ寒いからね。痛えし、寒いし、重たいし。水って無茶苦茶な重たさなんですよ、圧がね、ぐわーっと(笑)。
運動せずにいきなり入るとヤバイよというレベルですね。これ、滝行やっている時は忘れちゃうんだけども、水にチャポンと入った足の痛さ(笑)。ヤバイです。隣の子、泣いてんじゃんみたいなね(笑)。
はい、じゃ次の画像もいってみましょうか。
ニポポ:
いいですね。肩に寄ってしまったりとかね。いろんな所を攻撃してくるんだよね、この滝が(笑)。
次の画像もいいですか?
ニポポ:
この辺、変わり映えしないか。じゃ次もいってみましょうか。いいですね。はい。そうして、更に次いってみましょう。
ニポポ:
バシンとね、これは僕が滝を切っているところですね(笑)。すごいですね、『るろうに剣心』みたいじゃないですか(笑)。
こんな感じで、煩悩をバシッとね。こう煩悩をカットしてね。フォトショを使ってませんから、水しぶきが、こういうことになってるんですよ。
本当の修行はここからだった!?
ニポポ:
ということでね、はい。修行を終えるわけなんですけれども。この滝があって、川もあるんですけど、その川のほとりに、マジの廃墟みたいな、簡易トイレみたいなサイズの木造の掘っ立て小屋があるんですよ。そこが着替えるスペースなんですよね。
でまあここで終わって、もう震えてさ……『レナードの朝』ってみんな見た?
(画像はAmazonより)
ニポポ:
身体が硬直してしまった人のシステムって、震えが限界まで来て固まってるようになってしまってるんじゃないか、という発想からそれを解除していくお話があるんだけど、もうまさにそれなんだよ。
震えがさ、もうグワーッと固まっちゃうんだよ(笑)。寒すぎてというようなことがあって。この、お部屋というか掘っ立て小屋のところで、まあ一応みんなに見られないように、脱いで着替えてっていうのをやるんだけど。
で、ここでようやく身体を拭いて、自分の元着てた服に着替えるじゃん。着替えたら、「じゃあお疲れ様」って、ここで現地解散なんですよ(笑)。
ニポポ:
ここで現地解散になってしまうもんで、この寒さで。暖を……え? 皆、平気なんだ!? みたいなね(笑)。
みんなでこう、なんか温まったりとかせずに、「お疲れ様でした」みたいなこと感じ。「甘えが許されない」というような状況で、焚き火とかあったりするのかなと思ってたら、全然ですよ。そのまま帰ろうみたいな感じで(笑)。
ここからが修行ですってか。もうなんかね、手とかの感覚もないし。僕たまたまキャンピングカーで来ていて、そのキャンピングカーにさ、バッテリーで稼働する電気毛布があったもんだから、あれにくるまって手とかを温めて、ようやく“レナードの朝”を迎えたもんで(笑)。
やっと帰れるかなみたいな感じになったのが、次の写真かな。
ニポポ:
これね。こういう感じですね。煮え切らない顔してるね(笑)。
こんな感じになってますけどね。このようなワンコインでの修行体験。こういったことも出来てしまうと。
宗教巡り、ね、もう皆さんも、ちょっと偏見であったりとかさ「ちょっと怖いな」っていう思いから一歩先に進んで興味を持ってみると、意外と皆さん暖かく迎え入れてくれたり、こういった体験をさせてくれたり、いいお話を聞かせてくれたりということもあるんでね。
そこまで差別的な感じで見る必要はないんだよ、ということをお伝えできればなと思います。
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