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1時間超級の「第九」全楽章をボイパロイドで!? 合成音声での全パート再現に「感動」「GJの二文字じゃ足りない」と絶賛集まる

 今回紹介するのは、ニコニコ動画に投稿された『交響曲第9番 ニ短調 作品125「合唱付き」/ ベートーヴェン【第六回ボイパロイド投稿祭】』というさね_Saneさんの動画です。

投稿者メッセージ(動画説明文より)

第六回ボイパロイド投稿祭第6弾フィナーレ
以前に上げたエヴァクラメドレーで単品を希望する声が多かったので制作しました。
せっかくの投稿祭フィナーレということで限界に挑戦してみましたが、多分一番限界に近づいていたのはパソコン君です…マジでお疲れ様、ありがとう。
ここ三週間はこれを作りながら、合間の息抜きで他の曲やっていたまであります。


 年末の風物詩としてもおなじみのベートーヴェン「第九」。フルオーケストラに4人の独唱と混声合唱が加わる、スケールの大きな交響曲です。

 そんな大曲を合成音声で再現した作品が投稿されています。しかも第1楽章から第4楽章まで通しで制作されており、動画の再生時間は1時間超え。コメント欄でも「第一楽章から全部やるんだ……」「そこから!?」と驚きの声が上がっています。

 ボイパロイドとは、合成音声を使ってアカペラのように演奏する表現のこと。意味のない発声(ドゥー、ルーなど)でパートを組み立て、声だけでオーケストラの響きを作り出しています。

 本作で使用されているのは、Synthesizer V Studio 2 Proと複数のAIボイス(彩澄りりせ、重音テト、小春六花、夏色花梨、花隈千冬、桜乃そら、フリモメン)。第1バイオリンが夏色花梨、第2バイオリンが小春六花……といった形で割り当てられています。

 再生すると、静かな5度の和音が響く第1楽章の冒頭がスタート。音が増えるにつれて、合成音声ならではの透き通る声が合唱のように重なっていきます。リバーブの効いた音作りも相まって、ホールで聴いているかのような響き。イヤホンで聴くと、声の美しさがより際立ちます。

 映像面でも凝っていて、パートごとにキャラアイコンが並び、音が鳴ると明るくなるようになっています。歌うと口が開くという手の込んだ作りで、「今どのパートが鳴っているか」が視覚的に追えます。

 打楽器パートも合成音声で作られており、ティンパニはフリモメンが担当。4楽章の大太鼓もフリモメン、シンバルは花隈千冬、トライアングルは重音テトと、すべて声で表現されています。

 3楽章では、美しいホルン・ソロを桜乃そらが担当。声優・井上喜久子氏の声を元に制作されたやわらかく優しい声が、天使の歌声のように響いています。さらに桜乃そらは4楽章のテノール独唱も歌い上げています。

 声楽の登場は46分過ぎ。バリトン独唱はフリモメンが担当します。その歌唱力は機械であることを忘れさせてくれるレベル。なおSynthVはドイツ語が扱えないため、スペイン語、英語、中国語、韓国語、日本語を組み合わせて歌詞を構成しているとのことです。

 クライマックスでは「ここは見栄え優先でソリストも歌わせてます」と投稿者本人からと思われるコメントもあるとおり、アイコンが一斉に点灯。曲が終わった瞬間、画面は「8888888」の拍手コメントや「ブラボー!」で埋め尽くされます。

 エンコードに合計13時間ほどを費やしたという超大作。限られた音色で組み立てられているにもかかわらず、最後まで飽きることなく聴き通せてしまいます。気になった方は、ぜひ動画を視聴してみてください。

視聴者コメント

感動
とんでもない大作だった
GJの二文字じゃ足りない
全部聴いた!凄すぎる!!!
力作だった。すごい

文/高橋ホイコ


▼動画はこちらから視聴できます▼

『交響曲第9番 ニ短調 作品125「合唱付き」/ ベートーヴェン【第六回ボイパロイド投稿祭】』
https://www.nicovideo.jp/watch/sm46486645

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