ぐるたみん×胃腸薬×りむによる歌への愛と情熱を込めた「歌ってみた」讃歌『ウタカタナ』halyosy部門優勝オリジナルソング
半年に一度の「歌ってみた」の祭典、『歌ってみたCollection』(以下歌コレ)。
Top100部門やルーキー部門、グループ部門などさまざまな形の楽しみ方がある中、最近は特定のボカロPによる書き下ろし曲が褒賞となるボカロP部門も、イベントの見どころのひとつとなる。
今回紹介するのは、そんなボカロP部門優勝曲として、ぐるたみん、胃腸薬、りむ。の歌い手3名に書き下ろされた楽曲「ウタカタナ」だ。
文/曽我美なつめ
歌コレ2024秋にて開催されたボカロP・halyosy部門。
従来はこの部門で優勝に選ばれる歌い手は1名の場合が多かったが、今回はやや異例のケースとして複数の歌い手が優勝者に選ばれた。
選出したhalyosyは、「一人だけを選ぶとか無理すぎて、歌声を重ねた音が聴いてみたくなった」とコメント。
その結果、部門で上位を獲得した歌い手のぐるたみん、胃腸薬、りむ。のトリオコラボ曲として「ウタカタナ」が誕生した形となる。
元より「ルマルソルシエ」「スノーマン」「Fire◎Flower」などの人気曲のみならず、「Blessing」「connecting」「アイムマイン」といった、複数人による歌唱曲にも定評のあるhalyosy。
そんな彼の作風は、まさに今曲にも存分に発揮されている。

冒頭のイントロからAメロはストリングスやピアノを中心に、印象的な琴の音色を散りばめつつ3人のハーモニーと個々の歌声両方を楽しめるフレーズに。
しかしBメロからのビートとギター、ラップパートの歌唱で一気に勢いを加速させ、そのまま開放感あるサビへ突入する展開に、思わず聞き入ってしまうリスナーもきっと多いはず。

もちろん、歌い手3人の歌唱も本曲の大きな聴き所のひとつだ。定評のある熱さのみならず、経験に裏打ちされた幅広い歌唱力を発揮するぐるたみん。
キレのある滑舌と柔らかな歌声を巧みに使い分けるりむ。。ハリのある歌声と伸びやかなビブラートが印象的な胃腸薬。
それぞれの個性と化学反応を、ぜひ楽曲の随所から存分に楽しんで欲しい。

「ウタカタナ」は今回歌唱した3人の歌い手のみならず、多くの歌を愛する人の情熱を鍛え上げた刀になぞらえた、いわば“「歌ってみた」讃歌”とも言えるだろう。
歌を愛する人々にとって、きっと大きく背中を押してくれる存在ともなる今曲。まさに今聴いておきたい1曲だ。
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