和楽器バンド・ベーシスト&重音テト使いのボカロPとしても有名な亜沙による新プロジェクト!鈴華ゆう子、藍井エイルら迎えたEP『骸と伽藍堂』2025年12月CDリリース
現在は無期限活動休止中となる和楽器バンドのベーシスト兼、長年シーンでも重音テトの名手として知られてきたボカロP・亜沙。
直近でも近年のテト人気を発端としたライブイベント「重音テト×亜沙バンド テトライブ」や、ソロ名義による地方ツアーなど多彩な形で精力的な活動を行っているが、そんな彼による新たなプロジェクトが昨秋始動した。
それが、昨年12月にCDリリースされた「骸と伽藍堂」である。
文/曽我美なつめ
今作は「天上の使いである骸が、各ボーカリストの歌声にのせ、人の生に関しての歌を奏でる」事をコンセプトとした5曲入りEPとなる。
収録曲はすべて作詞作曲を亜沙が担当。
また彼の紡ぐ艶やかな曲の世界観を彩るべく、今回3人の女性シンガーがフィーチャリングに迎えられている。
まずEPの“顔”でもあるリード曲「金魚掬いと夢花火」を歌唱するのは、これまで和楽器バンドでも長年チームメイトとして共に制作に携わってきた鈴華ゆう子。
久々となる二人のタッグに、否が応でも期待の高まったリスナーもおそらく多いことだろう。
曲題からも窺えるとおり、今曲はどこか郷愁を思わせる夏の日の思い出を描く一作。
サウンドの疾走感と艶やかな歌声はもちろんのこと、どこか幽玄な響きを持って歌われる昔懐かしい“ある一節”も、今曲の聴き所のひとつとなっている。
続いて2人目のフィーチャリングアーティストとして招集されたのは、「普通の人」を歌唱するシンガー・綾野ましろ。
亜沙とは過去に2024年リリースのEP「FLAVOR.」プロデュースという縁もあるため、納得の人選という人もいることだろう。
ミドルテンポながらもドラマティックなサウンド展開が魅力の本曲で描かれるのは、「普通に生きたい」という祈りにも似た悲痛な願い。
瑞々しく情感豊かな彼女の声が歌いあげるそのメッセージは、歌詞に描かれた情景と近しい環境にある大勢の心に、痛々しいほどの共感を伴って痛切に届くはずだ。
さらに3人目のゲストとして招かれたのは、これまでさまざまなアニメソングを歌い上げてきたシンガー・藍井エイル。
彼女の芯のある凛とした歌声の魅力が存分に堪能できる楽曲が、本EPの「八十年の孤独」となる。
張りのある豊かな歌声が光るメインボーカル単体はもちろんのこと、コーラスとの重なりで生まれる重層的なメロディの響きも心地よい本曲。
長いようで短い人生の中、交錯していく人の数奇な縁を粋に歌い上げる曲そのものが、亜沙と藍井エイルという二人の表現者の邂逅を表しているようにも感じられるだろう。
上記で紹介した3曲を含め、全5曲で構成されるEP「骸と伽藍堂」。
今作は長年の活動で培われた作曲家・亜沙の熟練の腕前や、彼の音楽の大きな強みでもあるオリエンタルな魅力を堪能するのにもぴったりだ。
EPの中には、CDでしか聴けない非常にレア度の高いナンバーも収録!
ぜひ作品を手に取って、彼の綴る艶やかでソリッドなバンドサウンドに酔いしれてみては。
■information
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