『Bloodborne』武器や投擲アイテムを一切使わずに全ボス攻略!? ローリングするだけでダメージを与える小ネタを使って無茶すぎる攻略に挑んだ縛りプレイをご紹介
実況プレイ動画を多く見ていると度々驚きを通り越して感心してしまうような、変わった動画に出会うことがある。
筆者は実況プレイ動画の中でも縛りプレイ動画が好きなので、自分ではまるで思いつかないような縛りであったり、全く知らなかった仕様を使った動画に感心させられることも多い。
今回紹介するのもよくこんな縛りをと感心させられた動画、導きのホワイさんがニコニコ動画に投稿した『攻撃禁止のBloodborne【part1】(聖職者の獣編)』だ。
この動画は死にゲーとして知られる『Bloodborne』を武器による攻撃、アイテムによる攻撃を縛って攻略するというもの。
今回はあらゆる攻撃手段を縛り、超特殊な攻撃方法だけで『Bloodborne』攻略に挑んだ縛りプレイ動画をご紹介する。
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あらゆる攻撃手段を縛って挑む『Bloodborne』実況
今回紹介するのは先にも軽く触れた通り、攻撃手段を縛って『Bloodborne』の攻略に挑む縛りプレイ動画。
いわゆる死にゲーと呼ばれるようなゲームジャンルは縛りプレイとの相性も良く、特に『Bloodborne』や『DARK SOULS』シリーズでは装備やステータスの豊富さから、幅広い縛りプレイが行われてきた。
ニコニコ動画でも『Bloodborne』の縛りプレイ動画は数多く投稿されているが、今回導きのホワイさんは下記の縛りを設け攻略に挑む。
・攻撃禁止
R1・R2での右手武器による攻撃禁止
L1右手武器による変形禁止
L2での左手武器による攻撃
ダメージを与えるアイテム・秘技の使用禁止
・輸血液以外のアイテム・秘技の禁止
ダメージを与えないものも使用禁止
・意図的なバグ利用禁止
・聖杯ダンジョンは例外とする
やはり注目なのは武器やアイテムによる攻撃の禁止だろう。本来であればメインの攻撃手段となる右手武器による通常・強攻撃に加え変形攻撃や、左手武器は全面的に使用禁止。
『DARK SOULS』シリーズなどのアイテムも豊富に用意されている作品では、火炎壺といった投擲武器だけでの縛りプレイも行われており、縛りプレイ動画では度々見る光景だ。
『Bloodborne』にも火炎瓶やスローイングナイフといったダメージを与えるアイテムがあるが、本縛りではこちらも使用禁止している。
なお、本作では攻撃以外のアイテムが実装されているものの、本シリーズでは回復アイテムの輸血液以外のアイテムの使用も禁止。
ダメージを与えないアイテムの使用も禁止し、スタック時などの例外的場面でのみ帰還用アイテムの狩人の徴や狩人の確かな徴の使用が許可される。
このほか基本的なルールとして本縛り中は一部の例外を除いてバグの利用は禁止。回復アイテムの輸血液を補充するための聖杯ダンジョンでは縛りの例外としている。
本シリーズでは移動・回復・回避しかできない縛りのなかで、カンスト周でのDLCを含めた全地上ボスの攻略を目指すという。
制限されていないローリング&血晶石の力でボス攻略
移動・回復・回避以外のあらゆる行動が制限されるなかでボス攻略を目指すという本シリーズ。素人目にはどう考えても不可能なチャレンジだが、導きのホワイさんにはしっかりとした攻略法があるようだ。
動画時間6分20秒ほどで始まった最初のボス「聖職者の獣」。あらゆる攻撃が制限されている導きのホワイさんは、何か起きるかもとたいまつ片手にローリング。
聖職者の獣の容赦のない攻撃を回避しつつ、ひたすら転がり続けていると突然ボスの体から血が溢れ出した。明らかに異常事態だが、何かが起きて1割ほどのダメージを与えることに成功したようだ。
縛りを見る限りではあらゆる攻撃手段が禁じられているのに、なぜダメージが発生したのだろうか?
まず、本縛りではあらゆる攻撃やアイテムの使用が制限されているものの、レベルや装備については一切の制限がない。素人的には攻撃できないのだから装備は制限してもしなくても関係ないと考えてしまうが、ここに抜け道があるようだ。
というのも、本作には血晶石というある種の装備枠と言えるアイテムが存在しており、武器に取り付けることで攻撃力を高めたりスタミナ消費を抑える効果を付与できるようになっている。
血晶石のなかには取り付けることで武器に劇毒の効果を付与するものが存在する。劇毒はその効果が乗った武器で攻撃を与えるたびに劇毒値が徐々に溜まり、最大まで溜まると割合ダメージが発生するというもの。
驚くべきことに、この効果は武器による攻撃だけでなく、ローリングにも付与される。そう、血晶石を使えば武器やアイテムによる攻撃が制限されていても、ボスにダメージを与えることが可能なのだ。
そして、さらに驚くべきことに『Bloodborne』には状態異常を完全に無効にするボスは存在しない。
ならば、劇毒ローリングだけで全てのボスを攻略できるはずと導きのホワイさんは、13,000体以上の敵と半年の時間を犠牲にするあまりに過酷な事前準備を経て本縛りを実行に移したのだという。
動画ではその後もボスに向かってひたすら転がり続ける様子が映し出されており、導きのホワイさんは10分ほどの攻略時間で無事、聖職者の獣の攻略に成功していた。
ローリングで発生する劇毒だけで全ボスの攻略を目指す本シリーズ。今後の戦いではローリングによる劇毒の蓄積に苦戦させられる姿も予想される中で導きのホワイさんがどのような攻略を見せるのか。ぜひ注目してみてほしい。
なお、Part0では事前準備となる血晶石マラソンの様子が収録されているため、そちらも併せてチェックしてみてほしい。
文/富士脇 水面
攻撃禁止のBloodborne【part1】(聖職者の獣編)
https://www.nicovideo.jp/watch/sm44006279
攻撃禁止のBloodborne【part0】(マラソン編)
https://www.nicovideo.jp/watch/sm39417335
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