『アウトブレイク・カンパニー』絵師・ゆーげんが「アホガール」女性声優の頼みで描いたイラストのクオリティが控えめに言って神
声優の千本木彩花さんがMCをつとめる番組『講談社ラノベ文庫チャンネル』。9月1日の放送ではゲストにイラストレーターのゆーげんさんを迎え、講談社ラノベ文庫編集部の庄司智さん、栗田晃宏さんとお送りしました。
講談社ラノベ文庫の全面協力の下、千本木さんが執筆予定のライトノベル『明日から剣士やめてウェディングプランナーはじめます! in 異世界』。タイトルとあらすじは既に発表され、今回はゆーげんさんが制作した表紙イラストが公開されました。千本木さんいわく、本文も鋭意制作中とのことですが……?
ゆーげんさん「千本木さんはラノベ書きたくないんですか?」
千本木:
現在制作中のラノベですが、いまだタイトルとあらすじ以外は白紙です。というか、隣にちゃんとイラストを描いてくれている先生が居るのになにを私は「内容は白紙です」とか言ってるんだという感じですが……。
ゆーげん:
では描いてきた絵の出来を見てテンションを上げて小説を書いていただきたいです(笑)。
千本木:
うわーすごい! 由希ちゃんかわいい! ありがとうございます! これは本文を書かないといけないですね。
ゆーげん:
ちょっとでも書いていただければいいんですが(笑)。
庄司:
口絵まで描いていただいてますからね(笑)。
千本木:
いやー……ほんとに絵を描かなくても大丈夫なんですよ(笑)?
ゆーげん:
ラノベ書きたくないんですか(笑)?
千本木:
いや! そんなことないんですけど! ゆーげんさんお忙しいので……。ほんとに絵を描くのは仕事に支障が出ないときでいいので。
ゆーげん:
大丈夫です(笑)。楽しんでやってますので。
千本木:
ほんとにお暇な時でいいので……。
ゆーげん:
でもほんとに暇な時でいいので、本文をちょっと考えていただければいいんですが(笑)。
千本木:
うわー(笑)。が、がんばります……。
ゆーげんさんの仕事術「没入したら30時間ぐらい出てこないで描いてますね」
千本木:
番組に届いたゆーげんさんへの質問のメールをご紹介させて頂きます。
(投稿メール)「イラストを描くときに自分らしさを出していることがありましたら教えてください」
ゆーげん:
あんまり自分らしさって考えたことがなくて、可愛く見えたり格好よく見えたり雰囲気でみせたい、という気持ちでいますね。たぶん描き続けていると、これが自分らしさだなっていうのは見えてくるんだと思いますね。
(投稿メール)「今後挑戦したいイラストはありますか」
ゆーげん:
やっぱり仕事だと時間が限られることが多いので、時間をかけて今まで描いてきてあげたキャラクターの集合絵とか描きたいですね。1巻で終わっちゃった作品も『アウトブレイク・カンパニー』みたいな長く続いた作品もキャラクターデザインするときは一緒で均等に愛情はあるので。
(投稿メール)「アイデアや構想のインプットはどうやっていますか」
ゆーげん:
外に出てないのでYouTubeですかね(笑)。あとはなんだろう、数学とか哲学とか宇宙の番組とか好きなんで、そういうところから宇宙のイメージとかインスピレーションを得て想像して、描きたいという思いを燃やしています。
(投稿メール)「ライトノベルの挿絵の仕事にどんな印象をお持ちですか」
ゆーげん:
僕は1枚の絵に詰め込むタイプなんです。ライトノベルだとだいたい見開きが3つぐらいあって扉絵があるんですけど、そういうのよりは三折や観音開きになる絵に時間をかけて物語を込めるほうが好きですね。
(投稿メール)「普段の仕事や私生活はどんな感じですか」
ゆーげん:
僕は普通の働いている方と違って決まった時間にこれやってあれやってっていうルーチンは組めないんです。世界に没入していくというか、例えば千本木さんの描かれたい世界を考えて頭の中で主人公を町に歩かせてみたりとかして考えますね。
没入したら30時間ぐらい出てこないで描いてますね。そして終わったら寝る、みたいな生活なので編集さんはやめろって言ってきます(笑)。今回の千本木プロジェクトも今日寝ないで描いてきました(笑)。
千本木:
えー! ちょっとやばい! ほんとに小説書かないとまずいよー!
ゆーげんさんがラノベ表紙の制作過程を解説する記事はコチラ
「売れる小説の表紙はこう描く」講談社ラノベ文庫編集者がイラスト付きで解説した例がとってもタメになる