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トマト栽培用の自動水やり機を作ってみた! RaspberryPiとArduinoでできた手作りマシーンが超高機能

 今回紹介するのは、ニコニコ動画に投稿された『自動水やり機をラズパイで作ってみた。』という作業者いっぺいさんの動画です。

投稿者メッセージ(動画説明文より)

RaspberryPiとArduinoを使って自動水やりマシンを製作しました。 外部との通信やカメラの制御はRaspberryPiが担当して その他のデバイスはArduinoにコントロールしてもらっています。 ラズパイとArduinoはUSBケーブルで双方向で通信しています。 一定時間ごとにLINEでミニトマトの状態と自動水やりマシンの状態をスマホに送ります。 作動するごとにGoogleスプレッドシートに作動ログを入力して作動履歴を残しています。


 ミニトマトを育てたいと思った投稿者の作業者いっぺいさん。朝の水やりがつらいので、自動化することにしました。

 土が乾燥していたら水をあげる機能と、定期的に写真を撮って送信する機能を作ります。RaspberryPiとArduinoで実現します。

 設定した時間になるとRaspberryPiがArduinoに水やりを指示します。もし土が乾燥していれば水やりが行われます。Arduinoは水やりの実行結果と、各種センサーの値をRaspberryPiに送信します。

 RaspberryPiはそのタイミングでトマトを撮影。画像と実行結果をスマートフォンに送信します。

 土が乾いているかは土壌湿度センサで調べます。基板がむき出なので防水対策をします。3Dプリンターでケースを制作し、接着剤でコーティングします。

 水やりには灯油電動ポンプを使用します。ポンプのモーターをArduinoで制御して給水のコントロールをします。

 実際の水やりは、小さい穴を複数あけたホースを灯油ポンプと接続して行います。アタッチメントは3Dプリンターで制作しました。

 貯水タンクの水残量を通知する仕組みも作ります。2本のステンレスボルトの間の抵抗値を計測することで、水の有無を調べます。

 トマトの写真を定期的に撮影します。これにはテレワーク用などで販売されているUSBカメラを使用しました。屋外に設置するため防水仕様に改造します。

 スマートフォンへの通知はLINEで行います。LINE Notifyを使用して、自分宛にメッセージを送るようにしました。ログはGoogleスプレッドシートにも残ります。

 こうして自動水やりマシンが完成しました。おかげでミニトマトは枯れることなくすくすくと成長しています。

 来年はさらに改良し収穫量の増加を目指すそうです。どういう条件ならよく育つのか、パラメーターの調整しがいがありそうです。こういうIT家庭菜園もいいですね。

視聴者コメント

スマート家庭菜園いいね
トマトって水絞るイメージだけど普通にあげるんだねぇ
売れるでこれは

文/高橋ホイコ


▼動画はこちらから視聴できます▼

『自動水やり機をラズパイで作ってみた。』
https://www.nicovideo.jp/watch/sm42731443

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