元“男友達”の可愛らしさから逃れられない青春ラブコメ『転校先の清楚可憐な美少女が、昔男子と思って一緒に遊んだ幼馴染だった件』。男友達が成長したら美少女になっていた!?
幼少期にとんでもない勘違いをしていて、大きくなってから真実に気付いてビックリ――なんて経験ありませんか?
ニコニコ漫画「ドラドラふらっと♭」にて掲載中の『転校先の清楚可憐な美少女が、昔男子と思って一緒に遊んだ幼馴染だった件』は、そんな驚きの事実に振り回される主人公を描いた青春ラブコメです。
「猿か妖怪」くらいに思っていた男友達が、まさか清楚可憐な女子に成長しているなんて……!?
原作:雲雀湯(小説家になろうマイページ)
作画:大山樹奈(@KinaOyama)
キャラクター原案:シソ(@si_soo)
転校先のクラスで美少女とお隣りに
ここは自然豊かな田舎町にある、寂れた神社の境内。
主人公の隼人は、親友・はるきが遠くの街に引っ越すことになったと知って肩を落とします。
しかし、離れ離れになってもふたりの友情は不滅。隼人は指切りをして、「いってきます!」と笑うはるきを見送ったのでした。
それから7年後、高校生になった隼人もまた親の都合で都会に引っ越すことに。
田舎ジョークも大ウケしたことで、新たな学校、新たなクラスに温かく迎え入れられることになります。
しかも運のいいことに、隣りの席になったのは清楚可憐な黒髪美少女・二階堂さん!
二階堂と聞くとつい幼少期の親友を思い浮かべてしまうところですが、どういうわけか隼人は、彼女の笑みにあの日親友の面影を重ねてしまいます。
その後の休み時間では、クラスメイトたちに対し故郷での暮らしぶりを話すことになった隼人。
彼女はおろか同年代の友達すらまともにいなかった彼は、唯一の親友について語り始めます。
……が、はるきのことを「タチの悪い猿か妖怪だったんじゃ」と言った拍子に、隣りの席から「ベキッ」っという鈍い音が!?
驚いた隼人が目をやると、そこには真っ二つにくだけたペンを握りしめて唖然とする二階堂さんの姿が。
ま、まあこんな美少女が力任せにペンを破壊するとは考えにくい。彼女の言う通り、ペンのほうが不良品だったのでしょう……。
ただ、このやり取りの後から、どこか二階堂さんの態度がよそよそしいものに。
隼人はなんとか関係回復を図ろうとするのですが、文武両道で生徒会も務める二階堂さんは多忙なご様子。
結局、取り付く島もないまま昼休みを迎えることになるのでした。
「源じいさんとこの羊」をきっかけに……
昼休みになり、散策も兼ねて購買に向かった隼人。
人混みに驚きつつもなんとかパンを手にした彼は、渡り廊下に行き着きます。
すると、花壇の前をぴょこぴょこと行ったり来たりする謎の女子に遭遇。
故郷で畑仕事をよく手伝っていた隼人は、「それズッキーニ?」と声を掛けてみることにします。
彼女は、園芸部に所属する三岳(みたけ)さん。
育てているのは園芸部というより家庭菜園部といったラインナップでしたが、どれもなかなかうまく実が生らず困っていた様子。
恥ずかしがり屋な性格のようですが、隼人の野菜知識が豊富なこともあって、ふたりはすぐに打ち解けます。
すると、そんなふたりの背後から二階堂さんが声を掛けてきます。
どうやら彼女は三岳さんに部活関連の連絡を伝えに来たよう。三岳さんを見送った後で、二階堂さんは隼人に「ふぅん、転校初日からナンパ?」と軽口を叩いてきます。
まだどこか不機嫌そうに見えますし、そもそも二階堂さんってこんなキャラなのか……?
突然の糾弾に、“三岳さんが「源じいさんとこの羊」に似てたから声を掛けただけ”と弁明した隼人。
傍目から見れば苦しい言い訳にしか思えませんが、二階堂さんは「怒られてばかりいたあのメェメェたちに?」と妙に詳しげな口ぶりを見せ……。
ひとしきり大笑いした後で「ひどいやつだな、はやと」と、あの頃と変わらぬ口調で隼人のことを呼ぶのでした。
そんな二階堂さんにつられて、無意識に彼女を「はるき」と呼んでしまう隼人。
しかし、彼が呼び止めようにも二階堂さんは「しーっ!」とイタズラっぽく笑うばかり。
煙に巻かれてしまった隼人は、放課後まで悶々とした時間を過ごすことになります。
成長した親友からの「おかえり!」の声
性別も容姿も違えど、やはり二階堂さんは「はるき」なのかもしれない。
迎えた放課後、クラスメイトからカラオケに誘われた隼人のことを、二階堂さんが呼び止めます。
二階堂さんに手を引かれて走るなかで、隼人の中の疑念は確信に変わった模様。
本人に問いただすまでもなく、この手の感触、この風を切って走る感覚こそが何よりの証拠であるというように、ふたりは笑い合うのでした。
その後にたどり着いたのは、二階堂さん……もとい、はるきの家。
ここまでくればもう隠す必要もないということか、すでに彼女は一人称も「ボク」に戻っており、スパッツが見えるのも気にせず階段を駆け上がっていきます。
おそらく自室を片付けに行ったのでしょうが、乙女心があるんだかないんだか……。
ゲームとメイク道具が混在する飾りっ気のない部屋で、「隼人も遠慮せず脱いだら?」と勧めてくるはるき。
「で、誰が猿の妖怪だって?」と、やはりあの発言を根に持ってはいたようですが、そこはあの頃のルールに則って“貸し”にすることで事なきを得る隼人なのでした。
結局、この日は懐ゲーの対戦に興じて再会の喜びを分かち合ったふたり。
帰宅していく隼人に対しては「それからおかえり!」とも声を掛けたはるきでしたが、あの頃の面影も残っているとはいえ、こんな笑顔を向けられたら隼人とてグラりときてしまう部分もあるのでは!?
いまも変わらぬ親友でありながら、異性として再会したふたりがどのような関係性を築いていくのか。興味を持った方は、ぜひ続くエピソードをチェックしてみてください!
(画像はニコニコ漫画『転校先の清楚可憐な美少女が、昔男子と思って一緒に遊んだ幼馴染だった件』より)
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