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フォークリフトを使用したブランコ遊びで女児が100kg超のパレットの下敷きに 2022年群馬県で発生した女児死亡事故を振り返る

 今回紹介するのは、ゆっくりするところさんが投稿した『【2022年群馬】父の運転するフォークリフトをブランコ代わりにしていた女児 150kgのパレットの下敷きになり即〇 「群馬フォークリフト転落事故」【ゆっくり解説】』。
 この動画では2022年に発生した、フォークリフトでブランコ遊びをしていた女児が死亡した事例について解説します。

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100kgを超えるパレットが女児めがけて落下

魔理沙:
 今回紹介するのは、最近多くのリクエストがあった「フォークリフト」に関する事例だ。

霊夢:
 フォークリフトかぁ。工場とか倉庫とかでよく使うわよね。

魔理沙:
 フォークリフトはトラックやラックからの荷下ろし、積み込み、収納、または荷物の運搬など、非常に利便性が良い、様々な産業で活躍する車両のことだが、使い方を誤れば、恐ろしい事故に発展してしまうものでもある。

霊夢:
 小っちゃくても車両だし、フォークリフト事故はほんと多いわよね……。

魔理沙:
 今回の事例は、そのフォークリフトで用途外の使用方法をとってしまったために、幼い命を失ってしまったという、恐ろしく、また悲しい事例になる。今回も例によって、その紹介の一部でショッキングな表現をせざるを得ない部分がある。それに、これはあくまでも概要を伝えるものであり、すべての事柄を詳細に、正確に解説する動画ではない。

 それじゃ早速本題に入ろう。我が国の関東地方北西部に位置する、海に面さない内陸県「群馬県」。

 「鶴舞う形の群馬県」と称されるように、その独特な形が特徴なこの県は、日本最大級の高地湿原、尾瀬や、かつて戦国武将たちも訪れたという、歴史の長い温泉「草津温泉」、高崎のだるまなど、様々な観光資源がある場所だ。

霊夢:
 たしかこんにゃくがトップシェアになってる地域もあるのよね。

魔理沙:
 下仁田こんにゃくだな。ほかにも嬬恋村という地域では、高原という地理を活かしたキャベツ栽培が盛んで、これも出荷量全国トップとなっている。

霊夢:
 へぇ~、キャベツも有名なんだ。

魔理沙:
 ブランドキャベツとして流通しており、夏から秋にかけて、約1億5000万ものキャベツが作られているんだ。

 2022年8月、そんなここ群馬某所にあるキッチン設備会社。ここは業務用厨房設備、シンクなどを販売していた会社だった。

霊夢:
 いままで色んな現場の話を聞いてきたけど、ほんといろんな会社があるものね。

魔理沙:
 この会社を経営していた男性「Aさん」。彼は市内に暮らす、3人の子供を持つ父親だった。この日は月曜日。

 仕事を終えたAさんは、妻と子供たちを連れて自社の敷地内を訪れていた。そして、彼は屋外にある作業場で、フォークリフトを操作し、それで子供たちと遊んでいた。

霊夢:
 えっ……。すでにイヤナヨカーンなんだけど……。

魔理沙:
 彼はフォークリフトを使い、簡易的なブランコを作って、それに子供たちを順番に乗せて遊ばせていた。

霊夢:
 フォークリフトでブランコって、どういう状態?

魔理沙:
 会社の敷地内には、業務で使用する「パレット」が積まれており、Aさんはフォークリフトを使い、パレットを約3mほどの高さに上げ、そこにベルトをかけて座れるようにし、疑似的にブランコを作って、そこで子供たちを遊ばせていたんだ。

霊夢:
 えぇぇぇぇ……。滅茶苦茶危なくないそれ……?

魔理沙:
 ……子供たちは、父親が作ってくれたこのブランコに大喜びで遊んでいた。このブランコに乗っていた女の子「Bさん」。彼女は今年9歳になる小学3年生の女児で、夏休み中、よく父親に遊んでもらっていた。

 他の子供たち2人も、交代でこのブランコに乗せてもらい遊んでいたが、Bさんの順番が回ってきたとき、悲劇が起きてしまった。

霊夢:
 ドキドキ……。

魔理沙:
 AさんはBさんが乗りやすいように、フォークに刺したパレットを降下させ、Bさんがパレットに引っ掛けられたベルトに腰かけたのを確認すると、それを上昇させた。

 徐々に高くなっていく視線に、Bさんは喜んでいたが、パレットが高さ約3mの頂点に達したとき、突然パレットがフォークから外れ、それにぶら下がっていたBさんもろとも地上に落下。

霊夢:
 あぶなっ!!!

魔理沙:
 このパレットが樹脂製の軽いものだったら、まだ軽症で済んだかもしれないが、アスファルトの地面に倒れたところに落下していたのは、重さ約150kg前後の、鉄製の重いパレットだった……。

霊夢:
 イヤアアアアアアアアアアアア!

魔理沙:
 驚いた母親が、すぐに携帯電話で救急に通報し、ほどなくして現場に緊急車両数台が到着した。Bさんは救急隊員によって救助され、速やかに市内の病院に搬送されたが、搬送先の病院で、まもなく死亡が確認された。

霊夢:
 う、うわぁぁぁぁぁぁ! フォークリフトで遊んじゃダメよ!

魔理沙:
 警察による明確な事故原因の発表はされていないが、それはいうまでもなく、父親であるAさんによる、フォークリフトの用途外使用だろう。落下したパレットは、鉄製の枠に木の板をはめたもので、大小さまざまなものがあったが、事故が起きたパレットは、幅約2m、縦1.1m、厚さ26cm、そして重量は150kg近い、非常に重いものだった。

霊夢:
 そ、そんなに……。パレットっていうから、最初はただの木とか、樹脂でできた軽いものかと思った……。

魔理沙:
 一般的にパレットと言えば、木製、樹脂製といったものが多いが、中にはこういった金属でできたものもある。木製パレットは安価なものだが反りや腐食などが発生しやすく、耐久性に乏しいという難点がある。

 そのため、この会社では重い金属枠で補強したものを使っていた。そんな重いものが9歳女児の上に降ってくれば、当然ただでは済まない。わが国における、9歳女児の平均身長は約130cm前後。体重は30kg前後。恐らく一瞬で絶命していただろう。

霊夢:
 うぅぅぅ……。

魔理沙:
 事故当時、近隣に暮らす男性は、「子供たちが遊ぶ明るい声が聞こえていた」「その数分後に、ガンガンという何かが崩れるような大きな音がして、女性の悲鳴が聞こえた」と話しており、かなりの衝撃があったと思われる。

 警察の調べに対し、父親であるAさんは、「このような遊びをしたのは初めてだ」と話しており、警察は過失の有無を含め、調査を進めている。

霊夢:
 子供が喜ぶからって、遊ばせてたんでしょうね……。

魔理沙:
 フォークリフトは、角度が上向きになっていなかったり、ブレーキ時の振動が大きかったりする程度でも、パレットが抜け落ちてしまうことがある。

 これは通常の使用方法をとっていたとしても、たまに発生するものだったが、そこにベルトを吊るし、ブランコのように揺らしていたとなれば、フォークからパレットが落ちるのは必然と言えた。

霊夢:
 危ないってことがわからなかったのかしら? 知らなかったとは思えないけど……。

魔理沙:
 Aさんはこの会社の経営者だったので、当然資格を取得し、フォークリフトに関する適切な運用方法の指導は受けていたはずで、知識も持っていたはずだったが、用途外の使用により、娘を失ってしまった。

霊夢:
 辛すぎる……。

魔理沙:
 以前も別の事例であったことだが、フォークリフトを足場代わりに使用したり、人を乗せて移動させたりするのは、非常に危険を伴う、恐ろしい行為だ。

 だが、高い所まで爪を伸ばせることから、つい梯子の代わりに使ったり、高い所に人を移動させるなど、本来の用途とは別の目的で使用し、被災してしまう事業所は非常に多い。

 たとえ1mの高さからであったとしても、転落状況が悪ければ、人は簡単に命を落としてしまう。それに、フォークリフトは自動車などに比べて小型に見えるが、その重量は1t以上の物が多く、転倒や轢かれたりする事故も非常に多い。

 「早く終わらせたいからスピードを出そう」「少しくらいなら乗っても大丈夫だろう」「注意されないからいいや」など、ちょっとした「まぁいいか」によって、大きな事故が起こることは珍しくないため、たとえちょっとしたことだとしても、運転者は何故その行為が禁止されているのかをよく考え、自分は当然ながら、周りの人間の命も守らなければいけない。

霊夢:
 だからこそ免許とか、特別講習が必要なんだもんね……。

魔理沙:
 そうだ。免許というのは、通常は運転を禁止されているものを、特別に許された人に与えられる資格の事だからな。その乗り物や機械の危険性を正しく理解し、安全に運用しなければいけない義務があるんだ。

霊夢:
 フォークは色んな現場で使ってるし、仕事で使う人はこういう事故を知ったら、同じような事故を起こさないように、安全に運転してほしいわね。

魔理沙:
 ここまで特殊な使い方は珍しいものだけどな……。さて、今回の紹介はこの辺で終わりにしておくぜ。

 

 フォークリフトを本来の目的ではなく、遊び道具として使用してしまったために発生してしまった事故でした。
 解説をノーカットで聞きたい方はぜひ動画を視聴してみてください。


▼動画はこちらから視聴できます▼

【2022年群馬】父の運転するフォークリフトをブランコ代わりにしていた女児 150kgのパレットの下敷きになり即〇 「群馬フォークリフト転落事故」【ゆっくり解説】

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