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子供が宙を舞う!? 危険すぎて数時間で閉鎖されたアメリカの「巨大すべり台」の騒動を解説

 今回紹介する動画は、ゆっくりするところさんが投稿した『【2022アメリカ】子供が宙を舞う!?危険すぎて3時間で閉鎖された『超巨大滑り台』【ゆっくり解説】』。
 アメリカ・デトロイトに存在する、営業開始後数時間で停止された「危険すぎる超巨大滑り台」について解説しています。

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■大怪我不可避!? 超危険なすべり台

魔理沙:
 今回紹介するのは、リクエストの中から、「ジャイアントスライド閉鎖事件」だ。

霊夢:
 じゃいあんとすらいど……?

魔理沙:
 これはアメリカにある、巨大滑り台「ジャイアントスライド」で発生した事例で、その危険度の高さから、開園してたった4時間ほどで、即閉鎖された、アスレチック施設で発生した事件……というよりも騒動といったものだな。

霊夢:
 え……4時間? どういうことなの……。

魔理沙:
 今回の紹介では、特にショッキングな表現などは含まれない。これはあくまでも概要を伝えるものであり、すべての事柄を詳細に、正確に解説する動画ではない。動画内で伝えている情報がすべて正しいものだと思わないでくれ。以上のことを理解し、了承できる人のみ視聴・コメントしてくれ。

霊夢:
 ショッキングな表現がないのはうれしいけど、危険な滑り台っていうのが気になるわね……。おっけーおっけーするわ!

魔理沙:
 それじゃ、早速本題に入るぜ。アメリカ合衆国中西部に位置する、「ミシガン州」。ここはアメリカ五大湖である、「スペリオル湖」「ミシガン湖」「ヒューロン湖」「エリー湖」「オンタリオ湖」に囲まれ、そのうちの4つの湖が州境となっており、非常に特殊な地理になっている。

霊夢:
 他のは知らないけど、ミシガン湖はよく聞くわね。

魔理沙:
 他の4つは、カナダとの国境をまたいでいるが、ミシガン湖は唯一その全体がアメリカ領内に位置するためか、有名な湖だな。州最大の都市である、「デトロイト」は、自動車産業が非常に盛んで、「自動車の街」と呼ばれるほど、自動車関係の工業、開発が主要産業であり、近年は医療やロボット産業も盛んな場所だ。

 2022年、8月。そんなここデトロイトにある、「ベルアイルパーク」では、感染症の影響で閉鎖していた、名物の超巨大滑り台「ジャイアントスライド」の、営業再開イベントが行われていた。

霊夢:
 あ~、そういう場所はこのご時世だとなかなかね……。

魔理沙:
 およそ2年ぶりの再開に、開場を待っていた子供たちは、家族を連れて我先にと、施設の中に入っていた。

霊夢:
 子供はそういうときめっちゃテンション上がるからねぇ。

魔理沙:
 まぁ無理もないことだな。アメリカでは、「レイバーデイ」(労働者の日)という、9月の第1月曜日に祝日が定められており、労働者とその家族の祝祭を行う日というものだった。

 このジャイアントスライドは、1960年代に設置された、非常に歴史のある場所で、レイバーデイにはイベントを行っており、今回はそのレイバーデイに向けて、週末限定ではあるが、少しずつ営業再開を行っていた。

霊夢:
 へぇ、日本と違う祝日があって、なんか面白いわね。

魔理沙:
 だが、営業再開して、約1時間が経過したころ。滑り台で遊んでいる子供たちの保護者などから、「危なすぎる!」「安全管理はどうなってるんだ!」「子供が宙を舞ってるぞ!」など、様々な苦情の声が殺到した。

霊夢:
 えっ? 巨大って言ってもたかが滑り台でしょ? そんなことになるわけ?

魔理沙:
 この滑り台は、「ジャイアントスライド」という名にふさわしく、高さ約12m以上、幅6mほどのもので、地上までのレーンには、緩やかな凸凹の数々が設けられており、子供たちはその長く高い滑り台を滑って遊んでいたが、子供たちが凸凹に差し掛かるたびに、宙を舞って飛びはね、硬いレーンに後頭部や肩、腰などを強くぶつけていた。

霊夢:
 こわぁ……。

魔理沙:
 この時の様子は、携帯電話で動画として撮影され、SNSなどにも投稿されており、その映像の中では、凸凹がジャンプ台のようになり、子供たちがまるでモノのように空中に投げ出され、硬いレーンに頭を打ち付けると姿が記録されていた。

霊夢:
 ヒィィィ!!! 高さ12mってとんでもない高さよね……。

魔理沙:
 まぁ、このときは高さというより、傾斜角度とその形状が問題だったんだがな。ただ、地上12mの高さと言えば、建物で言うと、地上4階建ての高さに相当する。

 そこから直接地面に落下したわけではなかったが、この滑り台は約40°に近い角度の傾斜になっており、子供たちは用意された麻の袋や、持参した浮き輪などを使って滑っており、かなりの速度が出ていたと考えられる。

 凸凹にさしかかるたびに大きく体がバウンドし、着地したときに強い衝撃を受け、レーンに後頭部や肩などを強打する子供が続出していた。

霊夢:
 とはいっても滑り台でしょ……って思ったけど、そのうち死人が出そうね、それ……。

魔理沙:
 ああ。そのため、SNS上では動画が拡散され、施設は所謂、炎上のような状態となってしまった。その影響で、ミシガン州天然資源局は、すぐに滑り台の利用停止を発表。なんと、この滑り台は再開してたったの3時間ほどで閉鎖されることになった。

霊夢:
 たったの3時間……物凄い迅速な対応ね……。

魔理沙:
 事故ではなく、「騒動」といったものだったが、施設側は「本日滑り降りてきた利用者たちのスピードを踏まえ、調整を行うことになりました」と発表。翌日には、「滑り台のレーンの表面を加工し、水を撒いて速度を落とす対策を行いました」と、安全対策を講じたということも発信した。

 更にその翌日には、利用する際の注意点や、利用時の安全な体勢や姿勢などをレクチャーするための動画を公開。利用者への注意喚起を行った。このことは地元はもとより、ネットニュースなどでも取り上げられ、施設管理者は大バッシングを受けた。

霊夢:
 そりゃそんな動画が拡散されたらね……。ていうか、結構古いものだったのに、これまで問題にならなかったわけ?

魔理沙:
 先述したように、この滑り台は1960年代に設置され、現在は身長制限122cm以上という制限で、1回の利用額は日本円にして、約136円で運営されている施設だったが、大きな事件にはなっていなかったものの、利用者が打ち身などのけがをしたり、腰を強くうつなどの小さな事故は起きていたようで、地元の人たちや、利用者たちの間では、「危ない遊び場」という声もあった。

霊夢:
 よくこれまで訴訟問題にならなかったわね……。

魔理沙:
 ああ。アメリカはよく、「訴訟大国」と言われるほど、他国からみれば、「些細なこと」でも訴訟が起こり、多額の賠償金請求などの騒動が起きることで有名な国だが、この滑り台はこれまでそういった訴訟問題にまでは発展していなかった。

 これは推測にしか過ぎないし、施設も安全を考慮しての措置だったかとは思うが、設置当時とは違い、SNSなどで拡散されたことで、早急な対策を取らざるを得なかったという面も、少なからずあっただろう。

霊夢:
 それだけ危ないって言われたらね……。当時と今じゃ安全に対する意識とか、規制なんかも全部違うわけだしね。

魔理沙:
 ただ、ネットで話題になったことで、逆にこの危険な滑り台に興味を持つ人が続出。問い合わせが殺到し、2022年、8月末より再開することが決定したもののレイバーデイ終了をもって、施設は閉鎖されることになった。

霊夢:
 また再開しても、やっぱり閉鎖になっちゃうのね。

魔理沙:
 あくまでも予定だから、今後どうなるかはわからないけどな。ネット上では、この滑り台で子供がレーンでバウンドしているところを収めた動画が拡散されており、場所によっては現在でも視聴できるが、かなり痛そうというか、生々しい音などが収録されているので、もし視聴する人が居たら、注意してくれ。

霊夢:
 う……そんなに派手な動画ではなさそうだけど、ちょっと怖い……。

魔理沙:
 今回は個別の事故事例ではなかったが、わが国でも、こういったアスレチック施設や、公園などに設置された、遊具での事故は多く発生している。

 それらの事例についても、リクエストをもらっているので、また別の動画で紹介したいと思う。さてと、少しいつもより短いが、今回の動画はこの辺で終わりにしておくぜ。

 

 この解説をノーカットで聞きたい方はぜひ動画を視聴してください。


▼動画はこちらから視聴できます▼

【2022アメリカ】子供が宙を舞う!?危険すぎて3時間で閉鎖された『超巨大滑り台』【ゆっくり解説】

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